フランスの住宅事情は最悪。全て欠陥住宅と心得るべし!

欠陥住宅

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

フランスにいる日本人の建築関係者が言うには、「日本に比べればフランスの住宅は欠陥だらけ。日本は仕上げまですべて丁寧に作業するが、フランスではそんなに丁寧に作業するなんてありえない。」だそうです。建築関係者の意見を聞くまでもなく、日々暮らしているだけでその欠陥っぷりを体験できます

 

ひどいこといろいろ

防音レベル

まず驚くのが、防音レベルが低い。今住んでいるアパートは1970年代の建物で、フランスにしてはそんなに古い方ではありません。しかも、場所的にも比較的良く、家賃も安い方ではありません。しかし、防音レベルは日本の軽量鉄骨のアパート並みです。引っ越してきてすぐに感じました。上の部屋の住人のくしゃみの音や寝言で叫んでいる声も聞こえます。どの辺を歩いているのかも分かります 笑。もちろん下の階の住人が聞いている音楽も聞こえてきます。自分の家の中の音も、自分の家の中に響きます。おそらく、壁や床がペラペラで防音対策ゼロです。

 

前に住んでいたアパートは、40年代の建物でした。古いという点では別の問題(つまり水漏れ)がありましたが、単なる体感レベルでいうと防音の点では今のアパートよりは大分マシでした。それでも、静かな時間帯には下の階の住人のテレビの音や、たまに子供を叱っている声が聞こえてきました。でも、決して気になるほどではありませんでした。うちの子が怒られている声も下の階の住人に聞こえることがあったそうです 笑。

 

しかも、この物件で一番よくわからなかったのは、隣の物件の同じ階の住人の生活音が聞こえて来るということでした。意味わかりませんよね、言葉のまま想像してみてください、その通りのことですよ。おそらく、隣の物件と壁だけ共有しているのではないかと思います。隣の部屋ではなくて、隣の物件ですよ!そんな建築ってありですか!?

 

うちの子供の友達の家でも、隣の物件から音が聞こえてくるそうです。日本では、建物ごとに外壁を作りますが、フランスでは隣の建物の外壁を利用するようです。つまり、隣の建物の外壁をそのまま壁にしてしまうらしいのです。だから、自分の部屋が建物の一番端の部屋だとしても、隣の物件から物音が聞こえてくる、というわけです。なるほど、外からよく見ると、フランスの建物って(フランスに限らず、ヨーロッパ的な現象かもしれませんけど)、並んでいる建物すべてがくっついています。

 

同じく、今住んでいるアパートよりも少し古めのアパートに住んでいる友人宅にお邪魔した時に、上の階の子供の走る音がバタバタと、それはそれはけたたましく聞こえていました。おそらく50年代から60年代の建築だと思います。場所も良く、広さも十分で家賃も安い方ではなさそうな物件です。

 

水漏れ

今住んでいるアパートは比較的新しいせいもあるのか、水の被害はまだありません。古い物件は要注意です。前に住んでいたアパートでは、上の階からの水漏れがありました。壁や天井にこんなシミがある物件は水漏れ物件です。でも、この程度のシミは、ペンキを塗って隠して賃貸に出しちゃうのがフランス風。

住宅 住宅

 

水漏れが起こると、とても大変です。自分で配管工に連絡したり、保険屋に連絡したりしなくてはなりません。購入した時も同じなのでしょうが、賃貸契約をする時には、住宅保険に加入するのが義務になっています。約束通りに配管工が来ないということもありますし、来ても「水が漏れている時に呼んでね」と言って帰ってしまったり。

 

うちで水漏れがあったのは、上の住人がシャワーを浴びる時間帯で、必ず夜だったのです。そんな時間に合わせて呼べって、呼んだら来るのかよ!?と思いました。保険屋は、専門家(expert)に診てもらって、湿度がどのくらいあるのか計ってもらわなくてはならないから、専門家をまず派遣するなどといって、話がややこしくなります。そして、配管工や保険屋、専門家が来る日時には在宅していなくてはなりません。しかも、時間通りに来ることがなかったりします。

▼でも、この物件では親切な住人の方々にとても助けていただきました。その点ではとてもよかったです。

フランスのアパートの話。前のアパートは親切な住人が多くてよかったなあ。

2017.10.31

 

別の友人宅でも水漏れの被害があり、原因を突き止める作業から完治するのに1年以上かかったそうです。この物件もおそらく50年から60年代と思います。

 

また別の友人宅でも、上の階からの水漏れがありました。管が破裂したとかで、突然すごい量の水が流れてきたそうです。この物件も、おそらく50年から60年代と思います。

 

水漏れのせいで水辺の虫が出る!

これは、新築物件に住む友人宅でのことです。新築なのに(新築だからという説もあります)配管のどこかで水漏れしているらしく、海辺で見かけるような足の多い虫が出るそうです。

 

内装

フランス人は日曜大工好き。でも、マスキングテープをしないでペンキを塗っちゃうそうです。だから、内装改修済みの物件で写真映えが良くても、実際に見てみるとペンキ塗りが雑!ってことがあります。賃貸物件でも、不動産屋のOKがあれば自分でペンキを塗り直すことができるそうです。

 

気難しい隣人

これも友人宅のことですが、上の住人が人種差別主義者(raciste)だと自称しているおじいさんだそうです。子供がうるさくしていると、児童相談所に虐待の疑いで通報されてしまうそうです。

 

移民に数々の嫌がらせを受けて性格が悪くなったフランス人の隣人

 

これは、知人の友人宅のことです。上の気難しい隣人と同様、いわゆる人種差別主義者が隣人にいたとのこと。移民の多い地区では、移民が原因で性格が悪くなったフランス人がたくさんいるそうです。まあ移民の少ない地区でも少なからずいるとは思いますけれども。

 

さて、この知人の友人は、差別主義者の隣人から、数々の嫌がらせを受けて住めなくさせられたそうです。知人が言うには、「友人から話を聞いたけれどあまりにひどい嫌がらせだったので、その内容を思い出せない」とのこと。記憶から抹殺させたいと思うような嫌がらせって!?怖いですね。

 

バカ学生

お金のないフランスの学生は、週末に友達を招いてお祭り騒ぎをするのがお好き。理由は店に行くより安く上がるから。もちろん、すべての学生がそうというわけではありません。しかし、隣人にこういう学生が住んでいると、毎週末ばか騒ぎのために迷惑を被ります

 

友人のアパートの別の部屋のマダムが、上の階に住むバカ学生のバカ騒ぎに毎週末悩まされていたそうです。警察に連絡し、裁判になりそうでしたが、マダムは裁判になる前にくたびれて、その物件を売りに出して出て行ってしまったそうです。バカ学生につける薬はないようです。

 

まとめ 結局全て欠陥!

 

この手の話題には事欠きません 笑。日本で住宅関係の仕事をしていた人によると、フランスの物件は全て欠陥だから購入する気になれない、とのこと。それでもフランスの人々は購入してこの手の不具合にイライラしながらもダラダラ付き合って、コツコツ自分で手直ししたりしながら住んでいるのです。だから、失業率が高いことに加えて、住環境でもストレス溜めてイライラして、外でも汚い言葉を吐いたり、タバコを吸っている人が多いのかなとも思います。列に割り込んでつかの間の優越感に浸るのもこれまたフランス風ストレス発散の一つかもしれません。

 

私は築100年200年の物件は未経験です。もしかしたら、壁が厚くて作りはしっかりしているのかもしれません。とはいえ、特に水漏れは建物の新旧を問わず予想できませんという点で、すべて欠陥と言っても差し支えないでしょう。水が漏れてきたらハズレを引いた〜!ということで諦めるしかなさそうです。

 

▼住環境が悪いので、住人たちは戦々恐々として暮らしていますよ。

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A bientôt!

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。