フランスの私立小学校に通うには年間いくらかかるのか?

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

フランスの行政や公共事業では大体なんでもそうですが、同じサービスを受けるにも、同じものを買うにも、収入によってその値段が変わります。公立学校の授業料は無料ですが、給食費は収入によります。収入が少なければ一食1ユーロ以下で食べられますが、収入が多いと一食に6ユーロ、7ユーロ払います。私立学校の授業料も、収入によって変わります。

 

フランスの私立は日本の私立小学校に比べると格安

 

年間いくらかかる?

学校でもらってきたこちらの表を元に、試算してみました。

 

私立に通うのにかかる年間費用の試算

授業料等 1ヶ月123ユーロ×12ヶ月=1476ユーロ
給食   一食6.50ユーロ×週4日×年間24週くらい?=624ユーロ
定期券  子供1年間約140ユーロ
定期券  送り迎えの大人1年間約470ユーロ

合計 2710ユーロ/年

注 : 授業料は一番負担の多い枠で計算。給食は月火木金曜日の週4日。バカンスを除くと、通学は年間24週間くらいを想定。通学定期券は市町村によって料金が違います。

注2 : 同市内の他の私立小学校2校の授業料も調べたところ、大体同じような金額でした。ですので、このくらいが授業料の相場と思います。

注3 : tarifs étude とtarifs garderieについては、市町村によって違いがありますが、朝のgarderie以外は公立は基本的に無料です。

 

ざっと計算すると、私立に通わせるとかかるお金は、年間2710ユーロかかる計算です。公立に通わせていても給食費はかかりますが、家に帰って食べるという選択肢もあります。そうすれば給食費0ユーロです。tarifs étude とtarifs garderieについても、我が家は朝のgarderieを利用しないということもあり、利用している分については、0ユーロで預けています。

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これを高いと見るか、安いと見るか。子供の教育費はタダ!だから子供をじゃんじゃん産んでも大丈夫!というフランス的認識からすると、高く思えます。

 

費用以外の負担

 

送り迎えにかかる親の肉体的時間的負担が増えます。そして、行き帰りの時間が変わる事に伴って、生活時間の見直しをする必要があります。

 

子供の友達関係も一から構築し直しです。フランスの友人関係は日本とはちょっとちがうので、途中入学はなかなか友達ができにくいです。

 

以前の記事にも書きましたが、フランスの子供達は、一旦友達になると、その友達以外とは全く遊ばない傾向があります。その特定の友達と絆を深める方向に集中するので、他の子には目もくれません。ですから、一年の途中で転校すると、既に出来上がっている友達関係の中に入り込む隙がないのです。このフランス的友達システムは余計な気を使わないで心地よく過ごせるという点で、合理的とも考えられます。

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しかし、中にはアジア系に興味深々という子供もいます。そういう子供がクラスにいれば、声をかけてもらえてすぐに友達になれるということもあり得ます。

 

やっぱり結果は

 

確かに日本の私立に通わせる事に比べれば格安ですが、2710ユーロあれば、私と子供が夏に日本に行くだけの交通費を払っても十分お釣りがきます。そのお釣りでキャンプに参加させたり、水泳教室に行かせる事ができます。朝晩の親の送り迎えの負担を増やしてまで行かせたいか?この点からも、答えは「やっぱり公立でいいや」でした。

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まとめ

 

日本で私立小学校に通わせる事に比べると、費用の面からはるかに楽ですし、入試もありませんから、空きさえあれば結構気楽に通わせる事が出来ると思います。先生との関係も近いでしょうから、小学校に入ってからの転入で勉強の心配がある場合は、私立の方が安心かもしれません。学校選びの参考にどうぞ。

 

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A bientôt!

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。