やたらと宿題を出して親に管理させるなんて失礼だよね。日本の宿題の多さについて考えてみる。

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

日本ももうすぐ夏休みですね。フランスでは夏休みが始まって1週間たちました。毎年のことですが当然、夏休みの宿題なんてものはありません。毎日よく遊んでいます。日本に一時帰国中は、キャンプに行ったり、祖父母の家でいとこたちと遊んだりする予定です。でも、勉強については何も困りません。家庭学習の習慣さえついていれば、宿題がないからといって勉強ゼロとはなりません。

 

参考 フランスのお気楽高校生の夏休み お金をかけずに楽しむ気概はこうやって育まれるのか!

 

夏に日本に行くと、小学生のお子さんを持つご近所さんや友達から、「宿題が多くて大変だ」という話を必ず聞きます。今夏も日本で聞くことになるでしょう。最初は興味持ってきいていましたが、去年あたりからウンザリしてきました 笑。

 

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夏休みの宿題といえば、漢字に計算、ポスターに作文、読書感想文に一行日記、自由研究にワークブックに習字。私も子供の頃はやっていましたし、そういうものだと思っていました。でもそれって、何のためにあるのでしょうかね?フランスかぶれした私には到底理解できないものとなりました。

 

というわけで、今日は宿題について痛烈に批判したくなりました。宿題の話を聞いてちょっと考えてみるだけでものすごく不愉快になるのです。なんでかって?日本から離れてフランスにかぶれてくると、時間は有限でお金を出しても買えない貴重なものだという意識を強くし、他人に自分の時間を無駄に奪われるのが何よりも不愉快なことに思えるようになったからだと思います。

 

こんな意見もある、っていう参考程度にどうぞ。

 

フランスかぶれ脳で考える、日本の学校の宿題にまつわる異常さ

親を手先に?他人の時間を屁とも思わない失礼な教師

 

普段から宿題が多くて、夕方になると宿題をするしないで親子バトルになる、と耳にタコができるほど友達から聞きました。それに加えて、夏休みや冬休みも大量の宿題がでて遊びに行くどころではない。で、宿題の丸つけするのは先生ではなくて親。え!?先生、自分で管理できないほどの宿題を課すだなんて、親をご自分の手先だと思っているのですか?失礼ではないですか?

 

こんな話も聞きました。10月に引っ越す予定だったけど(学校には報告済み)、9月中は登校するからと夏休みの宿題を一生懸命仕上げて9月に提出したら、「これは出さなくていいです」とせっかく頑張ってやらせた習字を突き返された!って友達が言っていました。だったら、あらかじめ宿題を出す先生が「10月以降に在籍しない場合は、これとこれは提出しなくてもいいですよ」と伝えておくべきでは?他人の時間を何だと思っているのでしょうか、失礼ですよ、先生。

 

自分の手抜き子育てのせいで子供に家庭学習の習慣をつけ損ねた親

 

宿題を出してもらわないと子供が勉強しないから困る!という親がいるそうですが、それって、私の子育て失敗しました!と言っているのと同じだと思います。なぜ、その失敗を学校の宿題で埋め合わせなきゃいけないんですか。安易にゲーム漬け、テレビ漬けにして親の言うこと聞かなくさせたのは、あなたの手抜き子育てのせいではないですか!?

 

勉強しなくて困ると思うのであれば、今からどうにかすればいいし、それでいいと思えばそのままでいいのではないですか。ご自分でどうにかしようとする発想は最初から最後まで微塵もなく、他人(学校や教師)の手を借りて勉強させようとするなんて、どこまで手抜きをするのでしょう。恥ずかしくないのでしょうか。周りは巻き添えをくって迷惑です。

 

必要なことは人それぞれに違う

例えば、計算が苦手だと思えばやればいいし、問題がなければやる必要はないということです。覚えていない漢字、読めない漢字だって、それぞれ違います。こんな当たり前な話、例えを出すまでもありませんね。でも、だから、どうしてみんな一緒に同じ宿題を大量にするのか、訳がわかりません

 

親を手先にし、他人の時間を屁とも思わない失礼な教師が、明確な目的なく押し付ける大量宿題のせいで犠牲になるもの

 

例えば、漢字の大量書き取りや大量計算や人権作文にどのような目的があるのでしょうか。漢字が書けて計算が速くなったらどのような効果があって、だからやらせる、って、先生は先生なりのお考えがあって宿題を出しているのでしょうか。

 

おそらく、他のクラスでもこのくらいのことをやっているからとか、このくらい出しておけば文句出ないだろうとか、業者からドリル買っちゃったからやらせなきゃとか、校長の命令だからとか、夏休みの宿題といえばこういうもんだろう、という考えなのではないでしょうか。

 

こういう、子供のためを思ったのではない宿題のせいで家族の時間、子供が自由な時間に好きなことをして遊ぶことが犠牲になるのです。人それぞれ、必要な勉強は違うのだから、不必要なことで時間を犠牲にするのは、子供がかわいそうです。せっかく宿題出すなら、厳選してください。厳選する手間を惜しんで、一気にエイヤ〜!って出しているようにも思えます。つまり、手抜きです。

 

単に嫌なことでもやらなきゃいけないというのは、奴隷根性を植え付けるということ

 

それが意味のあることならいいです。例えば、自分の苦手な分野を克服するために嫌だけど毎日少しずつ勉強するということなら、意味があります。しかし、できる子も出来ない子も一斉に大量に課される宿題のように意味のないことを対象にするなら、それって、囚人をおとなしくさせるために穴を掘らせてまた埋めて、、、と意味をのないことを繰り返させて自尊心破壊させるのと同じ仕組みですよ。

 

大人になったら嫌なことでもやらなきゃいけないのだから、今から少しずつ慣れておく必要がある、っていう人がいますけれど、それって、「いまから少しづつ奴隷根性を植え付けていこうね!」ということと同じではないですか。

 

まとめ 日本の小学校はサラリーマン養成所にみえる

 

こうして、可能性豊かな子供たちが、ブラック労働に耐えうるサラリーマン予備軍に仕立て上げられるのでしょう。日本から離れて日本のこの状況を鑑みるに、そのように思えてなりません。

 

しかしそれは、「もう私達は日本から離れちゃってるもんね〜、ラッキー!大変ねえ日本は!」と、対岸から眺めて良い気になっているのではありません。この日本の状況が残念でならないのです。

 

なぜなら、日本人って、真面目でポテンシャルが高いと思うからです。本当ですよ。移民国家で暮らしていると本当にそう思います。真面目だから、信用も集めやすいし、真面目だから頑張ればすぐに頭一つ抜きんでます。世界では、頑張らない、不真面目、他人のものを取ってもへっちゃらけ〜、っていう人達も多いのです。

 

国家としても、汚職にまみれて手がつけられないどこぞの国々と比べればまだかなりマシです。日本のパスポートは信用性抜群です。そして、真面目で器用。やればできるのに、改善の余地があるのに、なんでこんな無駄なことに大人も子供も寄ってたかって大変だ大変だ!と騒いでいるのか。他にやるべきことがあるのでは?と思います。

 

無駄なことに時間や気力を奪われ、全員で疲弊して文句をいう。生産性が低いったらありゃしない。やればできるのに、なぜやらないのか?無駄なことをやめればみんなハッピーになる筈なのにと思います。宿題から家庭と子供を解放すればいいだけです。先生だって、宿題の管理が減れば、仕事が減ってラッキーではないですか?

 

本当にこんな風に言っては申し訳ないですが、宿題!宿題!って、瑣末なことにキーキーなるって相当オメデタイですよ。個人レベルでも、学校レベルでも、社会レベルでも、他にやるべきこと、考えることがあると思います。そして、日本人だったら本気になればあっという間にいろいろなことができるのでは?

 

勉強する、しないは、個人の問題、家庭の裁量です。義務教育ごときの内容で、学校や教師が自分の子供でもない子供の能力を伸ばしてあげるだなんて考え自体がおこがましいです。学校は不必要に家庭に侵入するのをやめましょう。一方で、親が学校に子供の学力を伸ばしてくれって期待するのも、期待しすぎってもんです。学校では普通に授業をしてもらって、子供は気の合う友達を見つけて、給食食べてご機嫌で帰って来ればいいのです。宿題なんて、今どの辺を習っているのか?そこはかとなくわかる程度で十分です。学校や宿題にかかわる時間が長くなれば長くなるほど、頭がわるくなりそうです。

 

そろそろ、教育関係者は、宿題の意義を真剣に考え直し、学校に期待しすぎの親は自分を改めたらいかがでしょうか。あまりの宿題の多さに困っていれば、やらなきゃいいです。「成績のことは家庭におまかせください。仮に子供の成績が悪くなっても学校の責任は問いませんのでご心配なく」と言ってあげたら良いのではないでしょうか。私だったら言いますね。

 

A bientôt!

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。