フランスで生活しはじめてテキトーさに驚いたのは、小さな約束事すら果たされないことが普通にあること

Bonjour à tous! 渋柿@franceponaiseです。

noteで、世界の大半はテキトーなのでは?という記事を書きました。

note(ノート)
世界の主流はテキトー&自分のせいではないから謝らない|渋柿@『フランスふだんくらし』|note マレーシアの野本さんが、欧州を旅行してみると、マレーシアと同じくらいテキトーだという感想を持ったそうです。 私の方は、野本さんをはじめ、マレーシアなどアジア諸国...

大きな約束事が果たされないことは、日常的にあるのです。例えば、乗ろうと思っていた電車がアナウンスもなく勝手に運休されたり、届くはずの荷物が届かずに不在票も入っていなかったり、県庁に書類を提出したら紛失されたり、ということはよくあります。

しかし、個人レベルでの小さな約束事でも、「口だけ」ってことが本当によくあります。

例えば、何かのパーティーで誰かが作ったスイーツがとても美味しかったとします。その作った人に、「作り方のレシピが欲しい」と言ったら「OK、後で送るね!」と快諾されたとしましょう。または、「とってもおいしいね!」と言っただけで「じゃあ後でレシピ送るよ!」と自発的に言われたとします。

しかし、本当にレシピが送られてくることはほとんどありません。

この手の小さな果たされない約束事はたくさんありすぎて、小さな約束事のほとんどが果たされないと言っても大袈裟ではありません。

公共交通とか、郵便とか行政とか、大きな組織が関わっている約束事ではありません。個人レベルの約束事で、その個人さえやる気になれば果たせる、というレベルのことです。

私も最初の頃は日本人的発想しかできなかったので、約束したから面倒臭いけどやらなきゃ、って考えて小さな約束事も果たしていたし、相手が忘れてしまっていると、なんで?と思ったりもしました。

しかし、あまりにも忘れ去られることが多いので、個人レベルの小さな約束事はその時のノリだけですぐに忘れるもの、と思うようになりました。しかも、約束をしたことすら忘れているっぽいのです。初期の頃は結構な衝撃でしたよ。「そんなにすぐに忘れる!!??」って思ったものです。

そして、自分も頑張ってまでそういった小さな約束を「約束しちゃったから」という思いだけで無理に果たそうとはしないようになってきたのでした。もちろん、相手との関係性や約束事の重要性を鑑みて決めます。例えば、日本人相手になら小さな約束事でも果たそうとはします。また、緊急かつ重要なことであれば、相手が何人であってもすぐにやります。

実際、とある演奏会で撮ったビデオを送ってくれ、と頼まれ、その場ではダコー!と言い、メールアドレスまで教えてもらいましたが、面倒くさくなって果たしていません。きっと相手も忘れていると思います。

これって、日本人同士のコミュニケーションには無い形式だと思います。誠実ではないと思います。でも、フランスではそれでも日常が回っていればOKなのです。重要事項ではなかった、というだけのことです。

重要ではないことは徹底的に手を抜く、ということは下の記事でも書いています。

目次

まとめ 瑣末なことは忘れる

常に、相手との関係性、ことの重要性を測って、やるかやらないか決めているような感じです。やらなくていいことはなるべくやらないのです。瑣末なことは相手も忘れてます。忘れるくらいなら重要では無いということです。

忘れられては困ることであれば、何度か相手に連絡を入れて、自分にとっては重要だということを伝える必要があります。そうでなければ、重要なことでは無いと思って忘れられてしまいます。

むしろ、小さな約束事を相手が忘れずに果たしてくれた時には、かえってびっくりします。なんて素敵な人なんだろう!覚えててくれたんだ!と感激すらします。

この、相手との関係性を測るというのは、他人と対峙する時には常に意識的に行われていて、自分より上だと思えばヘラヘラするし、自分より下だと思えば攻撃したり威嚇したりします。

つまり、常にマウンティング合戦なのです。疲れますよ。

A bientôt!

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この記事を書いた人

フランスに教育目的で移住して10年超。子供が大きくなった今では渡仏当初の興奮もすっかり冷め、低空飛行の毎日。

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