Bonjour à tous! 渋柿@franceponaiseです。
それは、家庭内での(親による)日本語教育と数学教育です。
相当な負担になります。
現地語さえできれば日本語は弱くなってもよい、算数や数学は学校任せで(日本の感覚からすると随分)遅れようが、計算が遅かろうが、構わない。そのような考えのご家庭であれば、普通に学校に通わせておけば良いと思いますが、わざわざ教育目的で海外移住しようとするご家庭では少数派ではないでしょうか。
日本語教育は、渡仏以来ずーっと家庭で継続しています。算数や数学は、小学校に入った時から家庭主導で勉強しています。
もう、10年以上ずーっとです。これをほぼ毎日です。フランス人がバカンスだー!とか言って何もしていない間も、ずーっとです。
日本語教育では、さまざまな教材を試してみたり、日本から本を取り寄せたり、かなりお金を使って本や教材を購入していました。それに加えて、親が面倒を見て漢字を覚えさせたり、テストしてみたり、古典を暗唱させてみたり。
算数も、日本から通信教育を取り寄せてみたり、ドリルを買ってみたり、かなり書籍に投資しました。買っただけではなく、九九を暗唱させる、内容を教える、など、ほぼ毎日親の仕事としてやってきました。
小学校の時は、朝、登校前に勉強していました。本人も大変だったでしょうが、親の負担も相当なものでした。
中学に入ってから、朝早いので毎朝とはいかないものの、週末やバカンス期間を中心にこつこつ勉強を続けています。漢字や熟語や数学の重要性は本人がよくわかっているので、嫌がらずに勉強するようになりました。
算数が終わって数学になってからは、自分で調べてわからないところを質問するようにもなってきました。なので、昔に比べれば親の負担は減ってきたと感じます。しかし、中学に入ってからは新たな負担である英語も家庭で面倒を見ることがあります。
日本のように、塾があればいいのに!塾に丸投げしたい!と何度思ったことでしょうか。
中学生や高校生になったからといって、急に勉強するわけではありません。就学前からの、勉強を生活の一部にするという生活習慣が大事なのです。
本当に、この点に関しては最大の注意を払って子育てしてきました。
とはいえ、毎日毎日本当に大変でした。若かったからできたのだと思います。
海外で子供を育てたい、学業である程度成果を上げさせたい、いつ日本に戻っても良いように、日本で就職も可能になるように、日本語もできるようにしたい、と考える場合、親の家庭内での負担も相当なものとなります。
何度も繰り返しますが、これは本当に大変です。ずーっとです。

A bientôt!