Bonjour à tous! 渋柿@franceponaiseです。
我が子の同級生に、小さな嘘の多い子がいます。Yさんとしましょう。成績は優秀で、嫌味な感じはなく普通の子。でも、何故かさらりと嘘を言います。小学校から我が子が同じクラスになることが多く、我が子の口から比較的頻繁にYさんの名前が出てきました。Yさんのそれをそのまま信じると、おや?ということになるのです。嘘なのです。小学生の頃は、変だなと思っても「まあ子供だから」と思って受け流していました。
しかし、中学に入ってからも小さな嘘癖が治っていない様子でした。
我が子は比較的仲が良いらしく、相変わらず比較的頻繁に家庭でもYさんの名前が出ます。そして、言っていたことが後から嘘だとわかることがしばしばあるのです。
Yさんのご両親の教育熱心っぷりも少し不気味な感じがしていました。だから、話しかけられても深入りしないようにしています。
私は、我が子が何でYさんとずっと付き合いがあるのか、まったくわかりませんでした。良い友達と思って付き合っているのか、たまたま腐れ縁なのか。私だったら、嘘の多い人は危険人物扱いするので、極力関わらないようにします。それなのに我が子はなんて人の良い子供なんだろう?ちょいちょい嘘をつくってことにまだ気づいていないのかな、変わってるなー、変なことに巻き込まれないと良いけど、って思っていました。
我が子は昔から、なんでこの子?(ごめんなさいね)と思うお子さんと仲良くなったりしていたものでした。私はいちいち子供の友達関係には口を挟みませんが、ヒヤヒヤして見守っていたものでした。
ある日、我が子が学校から帰ると「Yさんが、(Oさんのいないところで)Oさんのことをああだこうだ(省略)と言っていた」というような話をしてきました。でも、今回はいつもと違いました。
「でも、Yさんは嘘が多いから、この話も嘘だと思う。」
と言ってのけたのです。驚きました。いつYさんは嘘が多いって見抜いたの!?(とは言いませんでしたが)
さらに「前に○○と言っていたけど、あれも嘘だと思う。以前から嘘が多いから。」と言ってのけるではありませんか。
私は、子供の友達関係には口を挟まない主義なのですが、トラブルを避けるためにとある特定の子(中学に入ってから人相がガラリと変わって悪くなった子)とは関わらない方が良いという助言は1回したことがあります。
でも、今回は2回目の助言をしました。「お母さんも、Yさんは昔から小さな嘘が多いな、と思っていたよ。子供だからと思っていたけど、いまだにそうだから、何か変だなと思ってた。例えば、家でストレスが多いとか。子供って、ストレスが多いと小さな嘘をついて発散するということがあるんだよ。大人の世界にも、小さな嘘を繰り返す人がたまにいて、本人のいないところであの人はああだこうだと言って聞いていた人に間違った印象を植え付けさせる人がいたりする。無意識なのかわざとやっているのかもわからない。こういう人には本当に気をつけないといけない、トラブルに巻き込まれる原因になる。嘘の多い人のいうこともそうだけど、本人がいないところでの噂話は特に信用しないほうがいい。」我が子はしんみり聞いていました。
ストレス過多ではないか?の指摘については「確かに、家の話をする時には様子が変になる。テストではいい点とらないと怒られるらしいし。点数が悪くて具合が悪くなって倒れたこともある」とも言っていました。
やっぱりね。ご両親の教育熱心さにはちょっと不気味さを感じていましたから、大いに納得しました。Yさんの話は、そうなんだ〜って聞いていればいい、深入りするな、ということで我が子も納得しました。
子供のストレス行動。日本もフランスも変わりませんね。

A bientôt!