戦いの途中で見えている風景

Bonjour à tous! 渋柿@franceponaiseです。

今日の話題も、こちらの記事に関することです。フランス生活の雑感というか最近思っていることです。

在仏もずいぶん長くなりました。我が子のバカロレア取得をゴールとすれば、我が家の戦いは途中ですが、最初の頃とはずいぶん見えている風景が変わってきました。

最初、幼稚園に通い始めた頃は、フランス語ができないせいでいじめられたり、アジア系ということで差別を受けたりしないか、ヒヤヒヤしていました。

小学校に入ってからは、フランス人のいない家庭で子供が落ちこぼれずに学校の授業についていけるか、とても心配でした。授業がわからなくなったら、すぐに家庭教師を見つけて手を打とうと思っていました。

また、本人が学校に馴染めずに苦労したり、不当な差別を受けて嫌な思いをしたり、他の何らかの理由で嫌だと言い出したら、別の国へ行くか、日本に戻ろうと考えていました。

しかし、勉強に関しては大丈夫そうだということが小学校の間にわかってきて、徐々に心配しなくなりました。

低学年までは、明らかに家庭環境の違うクラスメートと仲良くなったりして、誕生日会に呼んだり呼ばれたりしていました。友達も流動的で、なぜこの子と遊んでいるのか疑問だったり、いきなり仲間外れにされてヒヤヒヤすることもありました。また、親の付き合いの延長で、日本人の親の子供と一緒に遊ばせたりしていました。

が、高学年からは本当に気の合う友達ができて、良い付き合いをするようになってきました。親の付き合いの延長ではなく、自分で勝手に友達を見つけてくるようになりました。その中には、親の職業が一緒の子が複数いて、そういうのは言わずとも引き合うのかな、とも思いました。

というわけで今では、親が遊ぶ機会を提供してやることも全くなくなりました。自分が選んだ友達と遊んでいます。勝手に宿題を終わらせ、テスト勉強も一人で勝手にやっています。学校の成績は親も本人も全部ネット上で確認することができます。私は食事を用意し、時々成績を確認するだけとなりました。

日本人同士の付き合いも、子供が小さい頃は義務感でのお付き合いと、親が集まれば子供の日本語教育の話や勉強の話が多かったです。しかし、子供が大きくなると子供の個性もはっきりしてきて、何に向いているのかとかどういうことが好きなのかとか、気の合う友達が確定していたりと、もう結果が出ているのでいちいち日本語や勉強の話にもならないし、そういう話題以外で話すネタのある人としか付き合わなくなるので、ずいぶん楽になりました。

日本に比べれば治安が悪いので、まだまだ送り迎えの必要な時があるのは大変です。また、数学と英語と日本語を親が家で面倒を見ている分、負担だと感じます。しかし、日本語は目標をクリアしそうだし、教えるのは面倒でも数学と英語も教えたことはわかるし、友達関係や差別的なことなどの当初の心配事が無くなった分、ずいぶん楽になってきました。まあもっと大きくなれば別の心配も出てくるのでしょうが。

最近の若い子は、漫画を通じて日本に興味を持っていたり、好意的であったりする子が多いせいなのか、我が子は「日本人で結構得している」と感じているそうです。

子供が順調な反面、長引くコロナ禍や相変わらずの治安の悪さや運悪く当たった感じの悪い店員に親の方がドロップアウトしそうです。

子供が小さい頃は大変だったなあ、子育ては楽になってきたけど私は日本に戻りたくて仕方がないという話でした。

A bientôt!

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この記事を書いた人

フランスに教育目的で移住して10年超。子供が大きくなった今では渡仏当初の興奮もすっかり冷め、低空飛行の毎日。

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