Bonjour à tous! 渋柿@franceponaiseです。
日本に住む友達から、そのお子さん二人が通う公立学校の話を聞く機会がよくあります。
日本全国、どこの公立学校も同じではないとは思いますが、その話を聞くたびに、自分は日本で子育てはできなかっただろう、と感じます。
友達のお子さん(公立中学生)は、公立だというのに中学入学時には指定の学用品を10万円くらい買わされたとのこと。学校指定のお店から買うそうです。つまり、その店(地域のお店)を儲けさせるための施策です。
また、小学生のお子さんは、家に使っていないタブレットがあるにもかかわらず、学校で使う指定タブレットを購入したとのこと。
その学校指定のタブレットというのが、格差を感じさせないために一番収入の低い家庭でも買えるような価格帯のものでなくてはならないので、低価格で低スペックのものだそうです。
家に使っていないタブレットがあるにもかかわらず、それよりもはるかにスペックの劣る新品をわざわざお金を出して購入しなくてはならない。その理由が、生徒に家庭の格差を感じさせないため。
何それ?と思ってしまいました。
生徒が各家庭の格差を感じて、世の中を僻むようになっても構わないではないか、というのではありません。家にあるのにわざわざ買わせる、しかも普通だったら誰も買わないような低スペック品を買わされる。
中学に入るときには、地元のお店を儲けさせるために学用品をたくさん買わせられる。
私、こういうの我慢なりません。持っているもので済ませばいいではないですか。体育着なんて、運動ができる服装であれば十ではないですか?タブレットにしても、収入の低い家庭はギリギリ買える値段の低スペック品しか持てないだろうけど、わざわざ家にタブレットある家庭は低スペックに合わせなくてもいいではないですか。しかも、家にあるのに更にお金払ってまでその低いスペック品を買わされるって。
みんなと一緒!!!!も、ここまでくると病的だと思いました。
私、こういうの我慢ならないのですよ。だから、日本で子育てをするのは無理だったろうと思います。
学校のいうことだから従わなくてはならないと本心から思える人や、不満に思っても愚痴を言うだけで従えられる人でないとやっていけないでしょう。
結局、日本で公立小学校中学校を過ごしていくためには、子供のうちから学校のいうことは疑いもなく当たり前と思える心と、親になってからも同様に学校のいうことは絶対と思い続けられる心、疑問を抱かない心が必要なのだと思います。
この話を聞いて、日本の公教育終わってるな!と思いました。
普段から、フランス生活は厳しいとか冬は長くて気分が落ち込むとか文句を言ってますけど、そもそも日本では子育てなんてできない人間だったのだと再認識させられました。
すぐに疑問を感じるタイプにはダメですわ、日本の学校は。

A bientôt!