Bonjour à tous! 渋柿です。
日本の子供向けの本の定期購読といえば、「こどもの友」とか「かがくのとも」がありますよね。我が家も一時期日本から取り寄せていました。船便で送ってもらえますよ。薄くて場所を取らないし、ポストに入るから便利でした。こどもも毎月楽しみにしていました。
フランスの児童書定期購読
フランスにも同じような児童書の定期購読があります。新学期が始まると幼稚園や小学校で申込書を貰ってきます。
最初、幼稚園の時に申込書を配られましたが、まだ読めないし、家でも読んで聞かせることも無いだろう、と思って申し込みませんでした。小学校に入ってからも、同じ会社の児童書定期購読の申込書を貰って帰ってきました。本人が、「取ってほしい」というので、申し込みました。
図書館に行けばタダで本を借りられるのに、わざわざお金を払って定期購読を申し込むフランスの親っているのかしら?ケチなのに、と思いませんか。

うちの子供が言うには、クラスで申し込んだのは数名程度。我が家の他には、お母さんが中国人の家庭のお子さんも申し込んでいました。アジア系は教育熱心です。他はどなたかわかりません。月に1回、本が届くと教室で本を配ってもらうそうです。喜んで持って帰ってきました。
学校で申し込めば安くなります。とはいえ、37ユーロです。年間8冊(11月から6月)の本のために、37ユーロ払う家庭が多いはずありません。
高いけど、外国人家庭にはメリットも
しかし、外国人家庭にとっては、メリットもありました。小学1年生向けの本といったって、どのレベルなのかわからないではないですか。図書館で借りても、簡単すぎたり難しすぎたりして、選ぶのが難しいです。そういう時に、自動的に該当年齢向けの本を配布されるのは便利です。1年生と2年生の2年間、定期購読していました。
知らない話ばかりですが、ごくたまに有名な童話も入ってきました。「ブレーメンの音楽隊」でした。
私が読んであげることはまずありませんが、家庭教師に来てもらっていた間は、彼女に読んでもらっていました。1年生も後半になってくると、自分で読めるようになってきます。意味がわかっているかどうかはわかりませんが。たぶん、音読できるようになるというだけで、意味はわかってい無いと思います。でも、音読するだけでもフランス語の勉強になりますから、それはそれで良しとしました。

私、この定期購読シリーズの挿絵が好きでした。フランスっぽいというか、日本の絵本には無いような挿絵を見るのが楽しみでした。眉毛のあるピンクの犬なんて、イカしてますよね!!しかも、この表情。自分がピンクで変だなあ、嫌だなあ、と思っている犬の話でした。
1冊が薄くて軽いので、夏休みに日本へ一時帰国するときに持っていくこともありました。「夏休みの間も、毎日少しずつ(フランス語の本を)読むように!」と先生から言われていましたから。紙質は良いですし、特に挿絵が美しい号は、お土産にもよさそうです。

申込書の後ろを見てみると、対象年齢に合わせて8コースに分かれていることがわかります。ちょっと高いけど、子供が喜んでいるならいいかな、と思っていました。3歳児まで対象のbebemaxからあります。名前も可愛いですね。
1年間(11月から6月まで)で配られる本の内容は、申込書の中に書かれています。同じシリーズでも、毎年変わりますよ。
しかし、3年生では、申し込み用紙を配られませんでした。担任の考えなのか、もう勝手にやってください、ということなのか。まあ、ネットで申し込めるのでしょうけど、本人は今年の定期購読に申し込んでいないということに気づいていないので、そのままにしておきます 笑。「今度、図書館に連れて行って!」というので、今後は図書館通いをしようと思います。
▼3年生では宿題も無くなりましたよ。親は楽だけど、学校で何やっているのか?よくわからなくなります 笑。

A bientôt!