フランスのお稽古事は9月から。気楽に始められて気楽にやめられる!

お稽古

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

日本のお稽古事って、月謝制で、いつでも入会できるけれど、やめる時期にも困りますよね。先生に気をつかったり、やめる理由を考えるのに気を使ったりします。

日本では、「やめると辞め癖がつく」とか、「一度始めたものは続けなくてはならない」なんて考えを持っている人も多いです。

だから、日本では習い事をやめたいと思っても、なかなか辞めにくくてズルズルと続けてしまうということが起こります。

しかし、フランスの習い事は気楽ですよ。その理由は、9月始まりの1年間の申し込みが基本だから。

つまり、合わないと思ったり、他のことに挑戦してみたい、と思ったら次の年に続けなければいいだけなのです。

フランスでは、子供が小さい時は特に、毎年違う習い事に申し込みます。色々と経験させて、小学校中学年ころになってようやく、子供が本当に気に入った活動に絞ります。

だからもう、とっとと辞めて、さっさと次に移りますよ。日本人としては最初びっくりすると思います。

フランス人的には、向いていないと思ったり、もう興味が他に移っているのにウジウジと辞めないでいるなんて、バカじゃないの?ってことだと感じました。

同じことが、最近読んだ本『日本人は「やめる練習」がたりていない』(野本響子)にも書かれていました。

著者はマレーシアで7年前から子育てしている日本人。マレーシアでも子供はコロコロと活動を変えながら、自分の適性を見つけていくそうです。

それでは、フランスのお稽古事情をみてまいりましょう。

フランスの習い事の申し込み方

長い夏休みが終わると、新学期。「バカンスはどうだった?新学期は楽しく過ごしている?」という会話を連発すると同時に、「今年のお稽古(アクティビティー)は何にする?」ということが話題にのぼります。

習い事の申し込みは9月中旬から下旬に集中します。今年は何をやらせたいか、または子供が何をやりたいのかによって検索したり、誰かに話を聞いたり、見に行ったり、無料体験を受けたりします。

そして、生活に支障をきたさないかどうか、スケジュールも慎重に考えて、いざ1年分の費用と一緒に申し込みをします

この、1年分を9月に納めるのが基本というところがまず日本と違いますね

小切手による分割払いができる習い事も中にはあります。その場合は、1年分の小切手を最初に全部提出し、その後数ヶ月毎に銀行口座から引き抜かれます。

フランスの習い事は定員がいっぱいになったら締め切る!

日本では、クラスが定員に達したら、もっと人数を詰め込んだり、クラスを増設したりしますよね。

しかし、フランスではそんなことしません。定員に達したら、それでこの年の申し込みを打ち切ることがほとんどです。

なぜでしょうか?

おそらく、決めた人数以上入れると、指導者自身の理想とするレッスンができなくなります。

クラスを増設すれば、先生がより多く労働をしなくてはならなくなるし、生活パターンを変えなくてはなりません。

つまり、自分のペースや私生活を大切にし、がむしゃらに働いて儲けることに重きを置かないフランス人としては、クラスの増設までして儲けなくてもいいと考えているのではないでしょうか。

その他。場所取りの問題もあります。自宅外で行うレッスン(例えば市の体育館)では、他の時間が全て他の団体に取られてしまっているということも考えられます。

選んだ習い事を途中で嫌になったらどうするの!?

1年分を9月に払ってしまいましたから、途中で嫌になってやめた!なんていう場合は、残りの費用は戻ってこないのです。だから、9月に申し込むときには必死に考えます。もったいないですから。

しかし、このシステムにはメリットがあります。

繰り返しになりますが、「やっぱりあまり興味ないや、1年で十分!」という場合は、後腐れなくやめることができます。次の年に申し込みしなければいいだけですから、辞めるのは簡単です。

先生も生徒も、飽きるとか、向かない、なんていうことはよくあるって思っています。後ろめたさなんてありません。だから、フランス的には、

そういう気持ちを持ちながらも続けるだなんて何の意味もない!

のです。とりあえず1年続けても、途中で飽きたり嫌になったら次の年に申し込まなければいいだけです。さっさと次を探します。合理的です。

もちろん1年単位での申し込みをしていない習い事もあります

もっとも、先生から個人的にレッスンを受けるようなお稽古は、先生との取り決めによります。

水泳の個人レッスンとか、家庭教師とか、楽器のレッスンなどは、1回づつとか、月末に1ヶ月分などです。

まとめ ぜひフランスで様々なお稽古を

フランスに子連れで海外赴任が決まった!これから子連れでフランスに移住だ!留学だ!というお宅では、ぜひお子さんにフランスならではのお稽古事をさせたいと思うことでしょう。

遅くても10月半ばくらいまでにフランスに来るのであれば、その年のクラスに入れるかもしれません。この時期を逃すと、なかなかありません。翌年の9月まで、生活に慣れ、学校に慣れ、どんなアクティビティーがあるのか色々と探しながら待ちましょう。

スポーツ、アート、音楽、いろいろなアクティビティーがあります。低年齢のお子さん向けには、種類が多くはありません。6歳から参加できるアクティビティーが増え、8歳くらいになると本格的なレッスンを受けられるようになります。

自分に向かない、と思ったら1年で辞めてすぐに次を探す。「やめる」練習にもなりますよ。

この「やめる」練習を子供時代に十分に積んでおくと、その後の人生にどのような効果がもたらされるのか?興味のある方は、『日本人は「やめる練習」がたりていない』に詳しく書かれていますので一読することをオススメします!

A bientôt!

▼継続の手続きは6月から始まるものもあるので、タイミングを逃さないようにしましょう。

【学年末】フランスの小学生は忙しい季節です

2019年6月24日

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。