子供がお昼は家で食べたいと言い出したからフランスの学校給食をやめた理由とは!?

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

日本から子連れてフランスに来て、まず面食らうことの一つに、「お昼は基本的に家で食べる」ということが挙げられます。日本では、子供がお昼に学校から帰ってくるなんてありえませんからね。フランスでは、学校によって給食を食べられるのは共働きに家庭に限っている場合もあります。

給食

フランスの小学校の昼休みは2時間15分も!給食はどのようなシステムになっているの?

2016年12月6日

 

うちも、当然のように毎日給食を食べさせていました。日本の感覚からすると、お昼に迎えに行くなんてありえないし、フランスの学校の給食は「フルコースで美味しい」と聞いていたからです。ちょっと検索するとこの手の話題がたくさん出てきます。

 

たしかに、毎日フルコースです。前菜・メイン・チーズ・デザートが出てきます。どこでもいいですけれど、どこかの市のHPを見ると、その市の学校給食の献立が載っています。デザートは、果物だったり、ヨーグルトだったり、たまには子供の喜ぶエクレアのようなお菓子だったりします。パンは毎日BIOだったり、結構凝ってますよ。

 

そんな給食を、辞めたいと言い出しました。

 

小学校の給食に行きたくないと言い出した理由とは?

幼稚園のときはよかった

 

うちの子が幼稚園の頃は、デザートと、食べ終わった後の遊ぶ時間につられて給食に嫌がらずに行っていました。係りの大人の人の名前を覚えて、一緒に食べて、それから遊ぶの楽しみにしていました(フランスではお昼休みは先生もお昼休みをとるので、お昼休みに子供の面倒を見る係りの人が別途学校に来ます。その係りの人たちが、給食の配膳や、食べ終わった後の遊びの時間の相手をします。給食費にはこの人たちの人件費も含みます)。

 

理由1 急かされるし、足りない!

 

ところがです。小学校に入ると、給食に行くのを嫌がるようになってきました。毎日毎日お腹を空かせて帰ってきて、「お昼足りなかった!」と言っています。

 

よくよく話を聞いてみると、「毎日給食室を三回転させているから、急いで食べなきゃいけないし、後の組の分を取っておかなきゃいけないから、お皿に少なく盛られて、足りなくてもお代わりができない」とのこと。

 

理由2 美味しくない!らしい

 

こんなことがありました。
小学校になると、働き始める母親が結構います。うちの子の友達ジャードは、幼稚園のときはずっと家でお昼を食べていましたが、小学校に入るとお母さんも働き始めたので、お昼は学校の給食を食べるようになりました。フランスでは安い冷凍食品がたくさん売られていますから、冷凍食品ばかりチンして食べているような家庭も多いなか、ジャードのお宅は結構食べるものにこだわっていて、ちゃんとしたものを食べさせるお宅です。うちに遊びに来た時も、ジュースではなくて「お水ください」と言います(ちなみに、うちでも冷凍チンではなくて、ちゃんとしたものを食べさせていますよ)。

 

そのジャードと帰りが一緒になった時、迎えに来たおばあちゃんに、「給食ヤダー!!まずいよー!!絶対冷凍食品だよ!だって、(冷凍食品の)容器が捨ててあるの見たもん!!!」と駄々をこねていました。間もなく、ジャードは、おばあちゃんと一緒にお昼ご飯を自宅で食べるようになりました。

 

毎日たくさんの子供が食べる給食を、わざわざ学校でチンしているとは思えませんから、ジャードの話には多少誇張があるにしても、そんなに美味しくないものを食べさせていていいのだろうか?と思い始めました。

 

私も、学校給食は食べたことがないけれど、どこぞの施設の研修で一日中缶詰になっていたときに、その施設の給食室でお昼を食べなくてはならなくなったことがありましたが、美味しいものではありませんでした。ですから、学校の給食も美味しくないだろうとは感じていましたが、ジャードがそんな風にいうほどまずいのか?今まで子供に変なものを食べさせちゃっていたのかな?と不安を感じ始めました。幼稚園のときからですから、3年以上です。

 

理由3 お昼休みの係りの大人は、監視がいないのでやりたい放題!

 

さらに、うちの子が通う小学校では、お昼休みの係りの大人が親切ではないらしいのです(先生方はお昼やすみは帰ってしまうので、この係りの大人たちを監視する人はいません)。子供がうるさいといっては怒っているとは聞いていました。

 

そんなある日、うちの子が不満たらったらで、「今日は30分間もsilenceさせられたから、全然遊ぶ時間がなかった!」と訴えてきました。

 

よくよく話を聞くと、「食べ終わってからすぐに校庭に出て遊ぶと、興奮して怪我をする子供が続出したから、食べ終わったら校庭に出る前に講堂に集まって1分間黙って静かにしなきゃいけないことになった。でも、黙っていられない子がいると、1分ずつ伸びていく。自分は静かにしているのに、今日は全然静かにできない子がいて、silenceが30分伸びて、結局遊ぶ時間がなかった!」とのこと。

 

このsilenceは、毎食後行われていて、毎回何分何十分と延長になるそうです。うちの子の友達のローズは「彼ら(お昼休みの係りの大人)は私たちを犬のように扱う!」と言って怒っていたそうです。

 

給食をやめて、自宅でお昼をとることにした顛末

 

理由を聞いて頭にきた!

 

ちょっと、それって罰punitionなんじゃないの!?毎日、短い時間で急かされて食べなきゃいけない上に、ちょっとしか食べさせてもらえなくて、せっかくの遊ぶ時間まで行儀の悪い他人の巻き添いくらって30分も一緒くたに罰を受けるだなんて、お昼に7ユーロ以上も払ってバカバカしいったらありゃしない。7ユーロ払って罰を受けるだなんて聞いたことがないわよ!アホか、バカバカしい!よっしゃ、これからは家で食べなさい、お母さんが毎日迎えに行ってあげるから!!!

 

と啖呵を切りました。

 

初めての経験なので結構大変!

 

こうやって、初めてのお昼の送り迎えが始まりました。しかし、今までの子育て経験上なかったことなので、毎日遅れてはいけない、とプレッシャーとの戦いでした。さらに、私が風邪をひいたりして体調不良が続いたので、結局、給食は週2回ということで落ち着きました。

 

更なる最悪な事態!

 

そして、たまたま給食に行ったある日、子供がこんなことを言いました。「今日ね、給食で係りの人が食器をうっかり落としちゃって、割れたのよ。ガッシャーン!って音がして、その人に『あんたたちのせいよ!』って怒鳴られたのよ」

 

ひえ〜!ひどーい!フランスの酷いは本当に酷い。たまたま給食に行かせた日にこんな事態になるなんて。教育的には、こういう大人もいるもんだという現実を見て、こういう大人になっちゃいけないなということを学ぶ機会になるかもしれないけれど、こんなことは一回あれば十分だから、やっぱりお昼は迎えに行かなきゃいけないなと思い直しました。

 

まとめ

 

というわけで、お昼は家で食べることになりました。すると、今まで気づかなかった効用があることに気づきました。

お昼ごはん

フランスの小学校の給食に行くのをやめた効用!2時間15分もある昼休みを有効活用してみる

2017年2月18日

A bientôt!

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。