Bonjour à tous! 渋柿です。
フランスに来て2年目ころ、フランスで小学中学時代を過ごした知人が、「ぜひ、お子さんには誕生日会を開いて、友達を呼んであげると良いと思います。自分はフランスの小学校に通っていた時に、誕生日会を家で開いてクラスの友達を呼びました。自分が主役になれて、友達とも仲良くなれるし、特にまだ言葉がわからなかったということもあって、学校以外で仲良くなるきっかけになってとてもよかった。両親に感謝している。」と話してくれました。詳しいことは、こちらの記事に書いてあります⇩

我が家では、渡仏1年目に自宅で誕生日会を開きました。その時や、その後誕生日会に招待された時の肉体的心理的負担から、2年目からはやめたいと思っていました。しかし、このような子供側からの話を聞くと、あと何年かは誕生日会を開いてあげようかなと思ってしまいます。
何が負担なのかというと、子供が小さい時は、ただ単にたくさんの子供の面倒を見るのが大変だということです。年少までの子供が小さい時は、子供の友達というよりも、お母さん自体の友達を子連れで招待ということもあります。そうすると、お母さん同士は仲が良いのですが、肝心の子供同士が仲良く遊べなくて、頻繁にその仲裁に入らなくてはならなくなります。
それに、招待されてみて初めてわかりましたが、親付きで招待されると、親が子供の面倒を見ていなくてはならない上に、よく知らない他の招待客とも話をしなくてはいけないこともあるので、肉体的心理的負担が非常に大きいです。子供が小さいうちは、子供だけ預けて、誕生日会終了時間に迎えに行く、というわけにもいきません。親の負担を考えると、おいそれと招待しても良いものかと考えてしまいます。そして、招かれる度に、どっと疲れてしまうのでした。
幼稚園の年長くらいになると、子供自身が誕生日会に呼びたい子を選んで、親なしで呼ぶようになりますが、親が制限しないと、家のキャパを考えずに誰彼構わず呼びたいと言い出します。明らかに家の方針の違う家庭の子を呼びたいと言われれば、どうしようか考えてしまいますし、以前呼んでくれた子の名前が入っていなければ、呼ばなきゃいけないのでは?と考えたり、男の子1人だけじゃ嫌がるかな?だったらもう一人男の子を呼ばないといけないかな?などなど、あちらを立ててばこちらが立たず、人選に一苦労します。
親なしでできるようになることは、招待した友達の親御さんの負担にならずに済むという点では気が楽なのですが、招待した子供たちを自分たち大人だけで遊ばせなくてはなりません。預かったお子さんが怪我をしないようにとても気を使います。当たり前ですが。
一度、私とシェリーだけで子供たちの面倒をみて大変な思いをしたので、次の年からは家庭教師に誕生日会を手伝ってもらうようにしました。それでも、誕生日会が近づいてくると、プレッシャーで不安な気持ちになりました。
小学校に入ったころ、郊外にある、遊具のある室内の遊び場みたいなところでの誕生日会に招待されました。連れて行ってみると、会場側が誕生日会を全面的に請け負ってくれる場所でした。会場の係りが進行を考えてくれて、ケーキや飲み物を出してくれ、子供達は遊具施設で思う存分遊びます。室内にジャングルジムやボールのプールがあります。
これはいい!!大人が楽したまま子供が楽しめる誕生日会ができるのです。うちの子が1年生の時に、初めてこの施設で誕生日会をしてみました。
実際にホストになってみると、当日は、招待したお客さんを迎えて挨拶して、子供を中に案内するくらいしか本当にやることがありませんでした 笑。そして、子供達は思う存分体を使って遊び、係りの人に乗せられてダンスをしたり、食べたり飲んだりして、それはそれは大満足の様子でした。子供を連れてきてくれたお父さんお母さんには、終了時刻に迎えに来てくれれば大丈夫です。もちろん、中で子供の様子を見ていたい、という場合も大丈夫です。

照明がこんな色になったりします
係りの人たちも、とても親切で、ノリノリです。利用する方としても、とても気分が良い!もう、何して遊ばせようか、お菓子や飲み物は何を用意しようか?と考える必要がなくなります。あー、楽だった。
自分たちでやるのは、施設の予約と人選だけ!男の子も女の子も楽しめます。
ちょっと探せば、きっとフランス各地にあると思いますよ。うちの近くにも2箇所あります。おすすめです。
A bientôt!