Bonjour à tous! 渋柿です。
世の中、英語!英語!英語。英語学習の情報は溢れています。
残念ながら、英語以外の外国語の勉強法や参考図書の情報は少なくて、学習者は戸惑ってしまいます。
しかし、考えてみれば、言語は違えど勉強法はさほど違わないはず。
私は、フランス語学習を再開してからというもの、英語の勉強について発信しているYoutuberをチェックしていて、お気に入りと、とても参考になる勉強法を見つけました。この記事ではお二人紹介します。
Atsueigo
スピーキングには独り言勉強法
AtsueigoのAtsuさんは、いわゆる純ジャパです。大学院でオーストリアに行くまでは留学経験一切なしで英語を身につけたそうです。ご自身の経験から、英語のさまざまな「勉強法」について情報発信なさっています。
そのAtsuさんが、家にいながらでもスピキーング力を培うことができるとして提唱するのは、「独り言勉強法」です。
普段、家族にフランス人がいなくて、外でもフランス人と話す機会の少ない人でも、家にいながら実践できます。
間違えたって、なんども言い直せばいいのです。恥ずかしがる必要もありません。
私も参考にして取り入れてみました。家でブツブツ呟いています。
Atsueigoのちょっとマニアックな楽しみ方
そのAtsuさんは、現在大手監査法人でオーストラリアの会計士をなさっています。英語を道具に専門職について、素晴らしいの一言です。
このように、Atsuさんは英語学習をしていた学生の時からYoutubeに動画を投稿しつづけているので、昔と比べて成長した今が見られるのも、このチャンネルの楽しみ方です。
そんなAtsuさんと一緒に勉強したい方は、こちらの動画を再生しながらどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=Lzi4TpO5Vv0最近は、他のYoutuberとのコラボ企画も
次にご紹介するHAPA英会話のJunさんとの対談でも、とても有意義なことを言っています。単語本を出版したり、日本に帰国中にイベントを開いたりと、とても精力的です。
HAPA英会話
HAPA英会話のJunさんは、外国語としての日本語を非常に高いレベルにまで身につけた経験をもとに(ここ重要!)、英語学習のノウハウや表現を発信しています。だから、方法論が本当に的確だと思います。
上の動画をご覧になってすぐにわかるように、とても勉強のセンスがよくて大変参考になります。
小さい話題から始める Journaling
このことは僭越ながら私も感じていました。フランス語を勉強し始めた最初の頃は、自分が生活で必要になる表現から言えるようにしていきました。
自分で文章を作って、先生に添削してもらったり、どういう風にいうのかわからない時には、先生に全部翻訳してもらったりして、それを覚えたりしていました。
このことは、こちらの記事にも書いています。

とある場面を想定して、その場で自分が言いたいことの練習をします。とある場面というのは、小さい話題から始めると良い、とJunさんは言っています。例えば、自己紹介とか、家族の話とか、自分の趣味など。
そして、次々に違う場面を想定して、その想定した場面で自分が言いたいことのを練習すると、実際にその場面に遭遇した時に、喋れるということになります。
私の場合は、「自己紹介」「フランスに来た理由」「家族の話」「趣味」「子供をフランスの幼稚園に通わせる時にしなくてはならない会話」にフォーカスを当てていました。「校長先生との面接」での想定問答をやったりしていました。
Junさんは、「先生に、発言内容や自分で作ってきた文章を添削してもらって、より自然な言い回しや、より的確な表現に直してもらう。そこに、わざわざ授業料をはらって先生に習う意義がある」ともおっしゃっています。僭越ながら、まったくその通りだな、と膝を打ちました。
モデルになる人を決めて徹底的に真似る!
個人的にはこれがJunさんの提唱する勉強法の髄骨頂かと思ってます。本当にセンスがいいなと思います。
学習者として外国語を教科書で勉強していると、硬い表現なのかフランクな表現なのか区別がつかないことが多いです。このことは、フランス語を勉強している私もずっと感じていて、限界を感じていました。一度勉強をやめてしまった時の大きな原因の一つでもあります。

Junさんも、日本語を勉強している時に、覚えた表現を友達に使ったら「その表現硬いよー!」と言われることがあったそうです。学習者の身では、その表現が硬いかどうかはわかりませんよね。
それに、人によっても同じことを言う時の表現が違ったりもします。こういうところで、学習者がつまづくのですよね。
例えば、とあるフランス人から習った表現を別のフランス人に言ってみたら、「こう言う風には言わない」とか言われたり、よく聞く表現だからフランス語によくある表現かなと思っていたら、「これは本当は正しいフランス語ではない、ドイツ語からの翻訳だ」とか言われたり。
(自分が使わない表現を「それは間違い」とか「そうは言わない」「それはない(存在しない)」と一刀両断するフランス人の多いこと。。。)
じゃあなんであの人はこの表現を教えてくれたのか?なんで、この表現を使っている人が実際にはおおいのか?って、頭の中はグルグルしてしまって、投げ出したくなりますよね(実際私は投げ出しました)。そんな経験はありませんか?
要するに、文法がわからないとか、単語が覚えられない、というレベルは自分の努力次第で克服できますけど、
- 硬い表現とフランクな表現の区別
- 人によって使う表現が違う
そこを克服して、全体的にとある一個人として自然な日本語を身につけるために、Junさんがやったことは
くりーむしちゅーの上田さんをモデルにして、その喋り方を徹底的に真似ること!
だったそうです。
ターゲットを1人に絞ると、自然と一個人としての喋り方や表現の選択が身につきます。このように考えて実践したJunさんは、本当に語学センスが良く、努力もなさって素晴らしいと思いました。
どうして上田さんを選んだのかについては動画の中で解説しています。
まとめ 英語もフランス語も何語でも勉強法には違いなし!
学習法の参考になるYoutuberを2名紹介しました。
2人ともセンス溢れていて素晴らしいです。私の場合は、フランス語に応用することで、モチベーションを落としきることがないようにすることができました(まわりくどい言い方ですみません)。
また、Junさんの主張では「小さい話題」から始めることが効果的だと感じていた私の考えと同じだったので、自分が感じていたことが間違えではなかったと知ることができて、安心しました。
その通りにやって、継続的な努力ができていれば、今頃もっと上達しているのでしょうけどね。語学上達には時間がかかりますね。つづけるのみです。
もっと言えることが増えたら、誰かをモデルとして選んで徹底的に真似ると言うことをしてみようかと思います。この辺まできたら上級者でしょうね。そもそもフランスではテレビをほとんど見ないので、どんな人がいてどんな風に喋っているのかもいまだにわからないのです。
皆さんも、自分に合うフランス語学習法を英語学習の情報から探してみてはいかがでしょうか。
A bientôt!

