フランスに限らず非英語圏での海外移住を成功させるには、現地語に対するモチベーションが保てるか?が重要

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

フランスに限らず、海外移住をしてみたけれど「すぐに撤退!」ということにならないためには、どのようなことに気をつけて移住先を選ぶとよいのでしょうか。

 

私は、その国の言語が客観的にどのくらい使用価値のある言語なのか?という点が重要だと思います。

 

「客観的に」というのがポイントです。

 

移住当初は誰でも、生活の立ち上げや言語の取得に意欲的です。外国語をゼロから始めれば、最初のうちは急激に伸びます。ついこの前までわからなかったことが分かるようになった!という喜びがモチベーションにつながります。

 

しかし、語学学習は中級に差し掛かれば誰でも伸び悩みます。そして、生活が落ち着き、3年もすれば移住国の良いところも悪いところも見えてきます。言語的にも生活的にもモチベーションが落ちやすい時期です。

 

中には、すべてうまくいっていてテンション高いまま!という人もいるかもしれませんが、多くの場合、移住当初のテンションは、徐々に減退してくるというものです。

 

このような時期に、仮にその国の言葉が他で使えない言語だったらどうでしょう。

 

夫は現地人ではなく日本人。自分はもちろん、子供も学校で現地語に苦戦中。移住先の悪いところも目につくようになってきた。こうなると、移住のモチベーションはダダ下がりで「ここの国の言葉、自分たち家族の言葉でもないし、他では使用価値もないのだからもうやりたくない!⇨撤退するか別の国に行く!」ってなるのではないでしょうか。

 

キツイ状況になった時でも、続けることができそうな言語かどうか。これ重要です。

 

目次

私も移住3年目でモチベーションがダダ下がったよ!

 

元々、フランス語ができるからフランスに移住したのではありません。フランス語は「ボンジュール」しか知りませんでした。移住が決まってからコツコツ勉強を始め、移住当初は勢い良く勉強していました。

 

移住1年目に通った移民向けのフランス語クラスでは、授業はすべて全部フランス語でしたが、すでに問題なかったです。

 

移住2年目で数ヶ月ほど通ったアリアンスフランセーズでは、C1クラスでした(C1を取ったわけではありません、念のため)。アリアンスのクラスが終わってから、モチベーションが下がり始めました。

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「結構分かるんだけど、完全には分からない」という状態が続いていました。特に話す時、誰かに教えてもらわないと自分では解決できない疑問点が出てくる。誰かに聞こうにも、夫も子供も日本人だから家の中では解決しないから、家の外で誰かに聞くしかないのだけど、その疑問点が解決しないうちに新たな疑問が出てきて、解決しない疑問点が雪だるまのように大きくなる。この状況を息苦しく思うようになりました。

 

そして、「旦那がフランス人だったら、すぐに疑問が解決するだろうに!」って思い始めました 笑。完全に当てつけです。それでも、コツコツとフランス語の勉強は続けていました。

 

「これはフランス語で何というのか?」「さっきうまく言えなかったけど、正しくはこういうべきだったのか?」「この単語は初めて見たからメモっておこう」など、フランス語学習が生活の一部という感じでしたから。

 

そして、移住3年目。頭の中にいつも、解決しないモヤモヤの状態のフランス語があることが遂に嫌になって、完全に勉強をストップしました。そして、考えるのも話すのも嫌になりました。なるべく話さないで生活をするようになりました。生活面では、もう特に珍しいことはなくなり、随分と落ち着いてきた頃です。

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その後数年にわたってフランス語に関しては何も新しいことをせず、生活に最低限必要なだけのフランス語を使用していました。

 

その後徐々に回復してきて、ようやく「そろそろテコ入れしようかな?」という気が起こり始めました。意識的な勉強をやめてから数年経ち、随分と話すのが下手になったなと思います。

 

この、現地語習得面での難局を乗り切れたのは、フランス語だったからだと思っています。使用価値があるんだし!と思えたことで、最悪の状態を脱出することができました。フランス語なら国連の公用語でもあるし、フランスの海外県やアフリカでも通じますしね。

 

客観的に使用価値の低い言語であれば、モチベーションが下がったら挽回のしようがなかったかもしれません。きっと、C1レベルまで(クラスに入っていただけです、念のため)上がる前に英語で押し通すことにしていたか、ここまで持たずにコミュニケーションを絶って、撤退!していたかもしれません。

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ヨーロッパではフランス語ができると便利

 

もちろんこれは、非英語圏でも英語の通じる国だったらそこまで深刻ではないでしょう。フランスは、昔よりは英語が通じるようになったとはいえ、普段の生活ではフランス語ができないとかなり不自由です。夫が現地人ではない日日家庭なら尚更です!

 

フランス語はスイスやベルギーでも使えるし、イタリアの北部でも通じます。スイス国内で電車に乗っているとき、ドイツ語圏からフランス語圏に入ると急に車内アナウンスで何を言っているのかわかるようになり、驚きました。また、フランス語が読めると、イタリア語やスペイン語も読んで意味がわかるときがあるから驚きます。

 

ブリュッセル空港でおまけしてもらったよ!

ベルギーのブリュッセル空港のイミグレーションでも、フランス語できてよかったなと思うことがありました。

 

うっかり間違ってEU市民の列に並んでしまったのですが、EU市民以外の列に並び直すと時間がかかる。このままどうにかならないかな?と思って窓口で「列を間違っちゃったみたいなんだけど〜、、、」とフランス語で話したら「ベルギーに住んでるの?フランスか。ロングステイ?あー、カードは見せなくていいよ。じゃあOK、行っていいよ!」といって、そのまま通してくれたのです。ラッキー!

 

おまけしてもらえたのは、フランス語で話したからというよりも、日本のパスポートを持っていたからかもしれませんけど。

 

A bientôt!

この記事を書いた人

日本人一家でフランスに教育移住して10年近く。9月から念願の学生に。子供はコンセルヴァトワールで音楽をやりながらクワトロリンガルを目指す中学生。

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