フランスの小学校1年生のときに学年一番に!ちんぷんかんぷんからの快進撃

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

現地校にどのくらい通うと、授業に問題なくついていけるレベルのバイリンガルになるのか?については、以前の記事で書きました通り、私の見立てでは3年。どうしてそう思うのか。今回は、三年目前後の状況についてもう少し詳しく説明します。

子どもはあっという間に言葉を覚える、というのは嘘!バイリンガルになるには何年かかるのか?

2016年11月23日

 

上の記事にも書いてありますが、幼稚園の年長の学年末に行われた、担任の先生との面談では、「フランス語も理解できていて、筆記体も書けるようになってきているので、とても良い調子です。1年生では発音をしっかりやるので、来年はもっと伸びるでしょう!」と、普段はあまりニコリとしないCaroline先生に満面の笑みで褒められたのでした。日日家庭ですからフランスの小学校のことがよくわからなかったので、へえそういうものか、と思って聞きました。

 

このCaroline先生の時には、クラスで「ハサミ使い1位」になりました。同級生とはフランス語で劣る分、ハサミ使いで1番になれたのが相当嬉しかった様子で。これを気に自分に自信を持つようになったように見受けられます。

ハサミ

フランスの幼稚園年長の時の目標の一つは、ハサミを器用に使えるようになることでした

2017年1月15日

 

さあ、CPに入ってからどうなったでしょうか。先生の予言はいかに!?

 

フランスの小学校1年生の頃 渡仏三年目前後の話

 

9月に入学後、12月の成績表でも全優をもらってくる

 

フランスの小学校では、成績評価は四段階評価です。一番上から緑、青、オレンジ、赤の順です。わかりやすく、優、良、可、不可、と訳しておきましょう。

 

1年生になって、最初の成績表をもらってきた12月、フランス語で全優(つまり全緑)をもらってきたので、頑張っているなと思っていました。年長のときの担任Caroline先生が仰ったように、この1年でフランス語力が伸びることを期待できそうな出来栄えでした。渡仏してもうすぐ三年になる頃です。しかし、1年生の最初ということで、きっと簡単だから皆んなこんなものかなと思っていました。

 

1月から2学年合同レベル別フランス語クラスが始まる

 

ちょうど渡仏3年を経過した頃、学校からこのような手紙をもらってきました。小学1年生の冬でした。

 

手紙の趣旨は、「これから春休みが始まるまでの間、1年生と2年生の2学年全6クラスが合同で、フランス語の読みについてのレベル別クラスを週1回実施します。去年実施したところ、効果的だったので、今年も実施します。」とのこと。

 

フランスでは「できない子ががっかりする」という理由で、子供にに点数をつけるといった格付けをするのを非常に嫌う、とニュースの記事で読んだことがあります。だからこういう試みをするのは珍しいなと思いました。

 

1年生と2年生のクラス担任と校長先生が、レベル分けされた各クラスを担当することになりました。うちの子は、同じクラスのモハメッドと一緒に校長先生のクラスに行くことになりました。

 

校長先生のクラスでは、毎回プリントを配られて問題を解いていたそうです。そのクラスは、うちの子とモハメッドの他は、全員二年生だったそうですが、うちの子も問題なく配られたプリントをこなしていたそうです。読みの練習のクラスのはずなのに、なんでプリントなのかな?と思ったものです。本人が言うには、そのクラスでは、プリントの内容がわからなくて困ったということもなく、特に問題なくついて行っていたとのこと。

 

週に1回の授業だし、宿題も出ないし、テストもないので、この特別授業のことは特に気にもとめず過ごしていました。

 

気づいたらトップ2

 

春休みに入る直前の週に、そのレベル別クラス特別授業は終了になりました。終わってから分かったことですが、実は、校長先生のクラスは、一番よくできるレベルのクラスだったそうです。そのクラスに1年生は2人しかいなかったということだから、フランス語の読みに関してうちの子かモハメッドが1年生の中で1番か2番ということです。ほんまかいな!?

 

読み以外のフランス語は二人のうちどちらがよくできるのか?

 

クラスメートのモハメッドは、ニコニコしていてよく喋る子ですから、喋りは得意で、きっとボキャプラリーも豊富だと思います。しかし、うちの子が言うには、「モハメッドはdictéeとかorthograghはバツをもらっていることがあるよ。」とのこと。

 

dictéeやorthograghは、あらかじめ宿題に出て、翌日教室でテストをします。ちょうど、日本の小学校における漢字テストのようなものです。家で覚えて学校で書くだけですから、うちの子はほとんど毎回満点をもらってきます。ってことは、総合的には、モハメッドよりもうちの子の方が評価は上ということになります。ほんまかいな!?

 

フランス人どうしたの?頑張って!

 

「ってことは、たね子ちゃんがクラスで一番ってこと?」と聞いてみると、「そうだと思う。」とのこと。

 

本人が控えめに言うには、1年生の途中から「クラスで成績1番はたね子」というのが、クラス中の共通認識になっていたそうです。決して先生がそのように発表したのではなく、ディクテや詩の暗唱の出来具合、音読の出来具合やノートに書いたことの評価などから、クラスの子供達がそのように判断したらしいです。

 

「お母さん全然知らなかったよ。頑張ったんだねえ。」と労をねぎらうと、「いや、そんなに頑張ってるというつもりはない。」とのこと。ほんまかいな?

 

「ってことは、フランス語でクラスの1番が日本からきた子で、2番がアルジェリアからきた子ってことでしょう?どうして、元々フランスにいる子で、家でもフランス語を喋っている子が上位ではないのかしら?」と聞いてみると、「たぶん、遠くから来た子は、自分の国の言葉じゃないから勉強しようとするけれど、フランス人は家でも学校でもフランス語が当たり前だから勉強しようと思わないんじゃないかと思う。」と、鋭い意見を言うではありませんか。たぶんこれが正解でしょう。いつの間にこんなに成長したのかしら!?レベル分け特別授業が終了した1年生の春休みが始まった頃ですから、フランスに来て3年半頃のことです。

 

3月と6月の成績表でも全優をもらってくる

 

最初の成績表をもらってきた12月、フランス語で全優をもらいました。続く、レベル分け特別授業が終わった頃の3月の成績表と、学年末の6月成績表でも、フランス語において全優をもらってきました。結局、渡仏後二年半から三年半を過ごした小学1年生を通してずーっとフランス語は全優でした。

バージョン 2

まとめ

 

幼稚園年長の時の担任の先生の予言(!)どおりでした。

 

我が家は日日家庭ですから、日本語が第一フランス語はおまけのようなものなのです。とはいえ、小学校で自信喪失しないように、落ちこぼれない程度には出来てほしいなとは思っていました。

 

学年末の学習発表会では、うちの子が先生からも頼りにされていることが見て取れました。舞台に出て行く時や下がる時は、ほとんどうちの子が列の先頭になってタイミングよく動く役割を担っていました。

 

1年生の1年間、フランス語に関しては、家での勉強は宿題を真面目にやることと、週一回家庭教師に本を読んでもらったり、一緒に遊んでもらうことだけでした。毎日の宿題は、90パーセント以上がフランス語に関する宿題です。毎日の授業でフォネティックを習い、宿題で音読やディクテや詩の暗唱をこつこつ積み上げた結果、三年目で大きく伸びることができました。三年目ということもありますが、フランスの小学1年生で、綴りと音の関係(音声学 フォネティック)を徹底的に習ったことが大きな要因だったと思います。

家庭教師

子供にフランス語の家庭教師をつけることについて、時期とその効果

2017年7月6日

 

幼稚園の年少の時に渡仏した頃は何もわからなくて泣いていたのに、三年後にはクラスと学年で1番へ。このことは、本人の大きな自信になったはずです。よく頑張った!

 

おまけ 3月と6月は算数も全優

 

12月の成績表では、算数に一つ良(青丸)がありました。答えがわからなかったのではなく、答え方がわからなかった!とのこと。3月と6月は、算数も全部優(緑丸)をもらってきました。フランス語の読解力が上がってからはそのようなことがなくなったのだと思います。

A bientôt!

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ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。