小学4年生の子供を連れてフランスに移住して現地校に入れるってどう!?

Bonjour à tous! 渋柿@franceponaiseです。

随分前のことですが,小学校4年生のお子さんを連れた日本人家族がフランスに移住してきて、お子さんを現地校に入れました。

半年くらい経った頃でしょうか,たまたまそのお子さんが通う小学校の目の前を通ると,そのお子さんに声をかけられました。

「授業の途中で突然下校することになって,みんな家にかえり始めたのだけど,どうしてなのか分からない。」とのこと。確かに,子供が下校するには早すぎる時間帯です。お昼休みもまだ先です。

私も,小学生を親に何の連絡もないまま突然下校させるなんて聞いたことがなかったので,驚いて,その辺にいる先生らしき人に聞いてみました。

その人は,その小学校の校長先生でした。「クラスの担任の子供が急病なので,担任が家に帰ることになり,生徒も下校することになった」とのこと。先生も気の毒だけど,小学生を突然1人で歩いて帰宅させるなんて,めちゃくちゃだな,と思いました。

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在仏半年の小学4年生もフランス語がわからずストレスを抱えている

ところで,この小学4年生のお子さんは在仏半年でしたが,自分がどうして急に家に帰らされているのか,フランス語がわからないために事態を飲み込めなかったのでした。

お母さんはいつもハイテンションで,期間限定で来ているフランス生活を目一杯楽しもうと,いつも忙しそうでした。子供が現地校に入るときに,算数のテストを受けたら日本人だから良くできるから一年上の学年に入れた!と言って喜んでいました。

しかし,お子さんはストレスを溜めているというのが他人の目からみると明らかでした。お母さんがいないところで,他の家のお母さんに「クソババア!」と暴言を吐いたり,私に対しても虚な目で,しかし確実に睨みけながら意味不明な言葉を呪文のように投げかけることがあったからです。ゾッとしました。

このお子さんは,学校からの斡旋でフランス語の補習クラスにも入っていました。週に一度,別の学校に同じような生徒が集められてフランス語の授業を受けていました。お母さんが言うには,そのクラスには,素行の悪い移民の子が多くて,子供が叩かれて泣かされてしまったことがあるとのことでした。

そう言いつつも,お母さんはいつもハイテンションで,子供を素行の悪い移民の集まる学校に週1回行かせ続け,ご自分は今しかないフランス生活を楽しむために予定がギッシリ埋まっていて忙しい人でした。

まとめ 自分の楽しみよりももっと子供をケアしたほうがいいのでは

子供だからすぐに慣れるとか、子供だからすぐに外国語がわかるようになる,というのは、事情のわからない大人がいうことです。子供は相当なストレスを抱えています。

4年生ともなれば,自我も芽生え始めていますから,わからない授業を聞き続け,クラスメイトとうまくコミュニケーションを取れないのはストレスが溜まるものだと思います。

子供を連れてフランスに海外移住し,日本人学校でも英語のインターでもなく,現地校に入れたのならば負荷が一番高いですから,親御さんはまずは自分の楽しみよりも,勉強に困らないように家庭教師を見つけてくるとか,家で話をよく聞いてあげるとか,子供のケアを重視したほうが良いと思います。

幼稚園生でもあるまいし,もうそこそこ大きくなってきたから大丈夫!ではなくて,そこそこ大きいからこそ様子を注意深くみたほうがよいのです。

このご家庭は,フランス滞在が短めだったので,滞仏が長くなりお子さんの様子が本格的に悪くなるよりも前に任期を終えて日本にお帰りになりました。

お子さんの暴言癖は他人の親の間では有名でした。知らぬは親だけ。滞仏が長引かなくてよかったと思います。日本に帰国されてからも連絡をとっている人は,私の知る限り誰もいません。台風のような御一家でした。

A bientôt!

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この記事を書いた人

日本人一家でフランスに教育移住して10年近く。子供が中学に入り、教育移住もひと段落。日本人家族の目線でフランス海外移住や教育について情報発信してます。整理収納アドバイザー2級、ライフオーガナイザー2級認定。

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