Bonjour à tous! 渋柿です。
フランス語の動詞の活用を覚えるのは大変ですよね。初学者のうちは、その大変さに打ちのめされてしまう人も多いのではないかと思います。
覚えたからといって、いつでもすぐに使えるようになるわけではありません。
一度はフランス語学習を放り投げて、後悔したくないからという理由で学習を再開した私が、昔を思い出しながら書いています。
この記事では、基礎文法は一通り終えたくらいの人で、先が見えなくてモヤモヤしている人が読むと参考になるのではないかなと思います。

1日5時間勉強し続けて1年半を過ぎた頃に現れた変化とは
書くときや会話で自然に主語と動詞を一致させるのは、基礎文法を終えて、動詞の活用もだいたい頭に入ってから、さらに時間がかかります。
「自然に」一致させることができなかった、というのはどういうことかというと、例えば、
- 主語がJeだから、文法の規則にしたがって動詞はchante!
- 複合過去にしたいから、J’aiと言った後に過去分詞をつける!
というように、「なんでje, tu, il, nous, vous, ilsで動詞が活用するの?面倒臭いな、でも文法規則でそうなっているから仕方ない」という理由で、わざわざ動詞を正しい形に合わせようとしていた、ということです。
覚えてはいるのだけど、ぎこちない。毎日5時間かそれ以上継続的に勉強しているのにこんな状態が長く続いて、疲れてきました。いつまでこんな状態がつづくのかな、と思っていました。
フランス語の勉強を始めて1年半を過ぎた頃のことです。今でもよく覚えていますが、冬の寒い時期の夜、子供が寝た後に勉強していたときです。
変化が訪れました!
「主語と動詞(の活用)が一致しないと気持ち悪い!」と感じるようになったのです。
変化はある日突然に。
基礎文法は、フランス語の勉強を始めてから2ヶ月くらいで終わらせていたのです。単語と構文を覚えたら結構しゃべれるようになるのかなと思っていたら、動詞の活用や形容詞の性数一致に気を取られて、いつまで経っても、なかなか思うようにはいきませんでした。
それでもほぼ毎日、1日5時間は勉強していました。「正しく活用させないと文法的に間違っている→文法的に正しい形に活用させなきゃ」という認識がずーっと抜けませんでした。
動詞の活用がずーっと辛かったです。
しかし、変化が訪れた後は、「間違えると気持ち悪い」と感じるようになりました。
言い換えると、「活用させる」のではなくて、「活用させるのが当たり前だから活用させる」という風に感じるようになりました。
この変化は予想していたものではありませんでした。ある日突然訪れて、「あっ!」と思いました。
それ以降は、動詞の活用に集中力を奪われ過ぎずに、他の項目にも注意が向くようになりました。1段レベルが上がったな、と感じました。
まとめ 続けていればきっとそのうち
一段レベルが上がったとはいえ、とつぜんペラペラになるほどフランス語は甘くありませんでした。
いまでも格闘中です。
最初のうちは、「いつまでこの状態が続くのか?!」なんてうんざりすることもあります。今でもうんざりしています 笑。
でも、30代後半でフランス語を始めた人が1年半で「あっ!」と感じるような変化を体感できたのですから、若い人はきっともっと早くに変化を感じることができると思います。
お互い頑張りましょう!
A bientôt!


