Bonjour à tous! 渋柿です。
先日、全国展開しているステーキレストランに行ってみて、驚きました。
ランチのステーキセットで1490円。サラダバーとご飯(又はパン)、スープが付いてきます。
サラダはカットレタスのようなものや、ナスの揚げ浸し、パスタのサラダなど、種類が豊富。たーっぷり食べられます。サラダバーには、デザート用にコーヒーゼリーやマンゴーゼリーもあります。
もう、大満足!!! 笑
つまり、フランス風に言えば、前菜・スープ・メイン・デザートと、一通りのコースでいただけちゃうわけです。
これで、1490円?? 驚異的です。13ユーロくらい?
フランスのレストランだったら、メインのステーキだけで20ユーロ以上はします。大きさや部位にもよりますけど、25ユーロくらい出すと美味しいのが食べられます。だから、コースでステーキを食べたら、30ユーロでは済まないです。40ユーロ近くするでしょう。
牛肉のステーキではないランチだって、20ユーロはします。
まとめ どこかにしわ寄せいってない?
フランスで、ランチに13ユーロしか出さないとしたら、ほとんど入れるレストランはありません。ランチをレストランでとる、ということは1人20ユーロ以上を払うということと同義です。
フランスでは農産物は安いので、価格のほとんどは店舗費と人件費なのだろうと思っています。そして税金(内税)は20%近い。つまり、働いている人がきちんと休みを取った上で働き、生活が出来るほどの儲けを得るためには、一食が25ユーロとか30ユーロくらいの価格になるということです。
この場合、働いている人、というのは、厨房で作っているシェフだけではなく、サービス係の人もそうです。
日本ではこんなにいろいろ食べて1490円って、儲けはどのくらいなんだろう?従業員はお給料をもらった上でちゃんと休みも取れているのかしら?なんて心配になりました。外食産業はブラックが多いと聞きますから。
もし、日本の外食産業全体がフランス的な権利意識を持って業界改革を始めたとしたら、ランチ1490円でこの内容はあり得ません。きっと3000円近くまで上昇するでしょう。ステーキランチでなくたって、2000円はするでしょう。
この価格が当たり前と思ったら、そうではないよ、どこかにしわ寄せがいっているかもよ、ということに思いを馳せても良いのかもしれません。
だから、日本の外食のコスパの良さを当たり前とは思いませんが、それが続いている間は、たまには楽しませてもらおうと思いました。
▼美容院も心配。

A bientôt!