【猛暑2019】フランスの小学校では酷暑時に日本の学校と全く違う対応をとる

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

今日も暑いフランスからお届けします。

先週から暑い日が続いていまして、「命の危険」があると警告されているほどです。

こんな時、フランスの小学校では、先生も生徒も自己判断で勝手に休んでしまいます

もちろん、学校に欠席の連絡は入れますけどね。こういうところが日本と全然ちがって、自分で判断するってこういうことだよね、と思います

日本人は「やめる練習が」がたりていない(野本響子 著)』によると、マレーシアでも、ヘイズ(煙害)がひどい時には、家庭の判断で子供を休ませるそうです。

勝手に休むってどういうこと?

先生が先生の判断で休む

うちの子供が通う小学校では、妊婦の先生は学校をずっと休んでいるそうです。このクラスは休校となりました。

共働きの家は、休校の間、子供の面倒を見てくれる人を急に探さなくてはならなくなって一手間ですが仕方ありません。

この暑さの中仕事をして、万が一体調を崩してお腹の子供に何かがあったら取り返しがつきませんからね。父母から文句が出たという話は聞きません。

 

親の判断で子供を休ませる

この暑さの中、登下校させて子供が体調を崩したら大変です。

親の判断で、子供を登校させない家庭がたくさんあります。うちの子供のクラスでは、暑いからという理由でクラスの半数がお休みしました。

また、午前中だけ登校して、午後休ませるという家庭もあります。

 

酷暑のさなかの学校の様子は?

 

先生が来ていても授業なし

うちの子供のクラスは先生が来ているので休校にこそならないにせよ、欠席の生徒も多いし、もう成績表も配ってしまったしということで、授業は無しで一日中遊んでいるそうです。

教室のプロジェクターで映画を見たり、絵を描いたりと、室内の遊びをしているそうです。

こんな暑い中、授業をやっても能率が悪いですし。

夏休み直前の1週間は、毎年授業をせずに遊んでいるだけの期間なのですが、今年は暑さのため、一週間前倒しして授業なしで遊び始めたようです。

▼毎年夏休み前の小学校はこんな感じです

夏

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2018年7月2日
夏休み

フランスのお気楽小学校の実態。夏休み前の授業はクラスでゲーム大会で〜す!

2017年7月3日

 

酷暑対策の持ち物

先生から、暑い期間中の持ち物の指定がありました。

  • 水筒
  • タオル
  • 霧吹き(冷却スプレー)

 

我が家では、水筒に水道水を入れて凍らせてから水を入れてもたせました。タオルは、水に濡らして体を冷やすために使うそうです。

霧吹きは我が家になかったので持たせませんでした。

学校給食の対応

通常ならば、給食のキャンセルは数日前までに行わなくては払い戻しされません。

しかし、度をすぎた猛暑のため、今だけ当日キャンセルもできるようになりました。

 

まとめ みんな協力的

「命の危険」があると警告されているのですから、それなりに行動を制約するのが合理的です。

こういう時、日本では、「みんな暑い中頑張って登校しているのだから、休むなんて卑怯!」とか、「学校が休むという判断をしていないから休めない」とか「親の勝手な判断で子供を休ませたら、他の親から非難されそう!」とかなりますよね。

日本で「暑いから」を理由に先生が学校を休んだら、PTAで糾弾されそうです。

昨年の日本の酷暑時でも、普段通りに学校に行って熱中症で倒れる子供が相次いだとニュースで見ました。

そこまでして学校に行かなきゃいけない、普段通り授業をしなくていけない理由ってなんなのでしょうかね。

たぶん、日本では「学校は休んではならない場所!」という刷り込みもありますし、周りと違う行動を取って後ろ指さされたくもないし、責任を取りたくないから判断もしたくないのでしょうね。

しかし、フランスでこういう時に普段通りの活動をして体調を崩してしまっては、「さんざん警告されてたのに、なんで無視してたのか?聞いてなかったのか?」と、本人のせいになるでしょう。

先生自身や子供が調子崩したって、だれも責任取ってくれません。

だからこのような非常事態では学校としての判断を待つまでもなく、自分の判断で休んだり、子供を休ませたりします。

フランスにいると、こういうところが日本と全然違うなーと思います。

▼ほかにもたくさんある、日本とフランスの小学校の違い

小学校

フランスの小学校と日本の小学校の違いはこんなにある!31にも及ぶ違いを列挙するよ

2016年11月24日

みんなと同じ、じゃ思考停止ですからね。

授業が遅れては困るから学校を休みにできないですか?でも、考えるまでもなく授業の遅れなんかよりも健康の方が大事ですよ。

フランスだけではなく、マレーシアでも家庭の判断で子供に学校を休ませるそうです。マレーシアはヘイズ(煙害)がありますからね。

A bientôt!

 

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。