フランスで生活していると、ケチになるよね

ケチ

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

まだ日本にいた頃、フランス人はケチだ、という話を聞いたことがありました。フランス人のケチっぷりを描いた漫画も読んだことがありました。

 

フランスに移り住んだ頃、フランス人はケチだ、ということは事前学習していたのですが、フランスで生活している日本人もケチだわ!と思っていました(ごめんなさい)。「あそこは(値段が)高い、ここは高い」と、会話の端々に「高い、高い」と言います。私としては、大した違いでは無いとか、それ自体たいして高く無いのに、高い高いって、ケチだなー、と思っていました。

 

しかし、数年経つと、私も同じことをいうようになりました。ケチケチするようになったんです。正確に言うと、お金を払う時に、これは対価に見合うか!?ということを真剣に考えるようになった、という感じです。その結果、ケチケチした行動を取ってしまう、ということだと分析しています。

 

ただ単に、日本円に換算するといくらになって、日本での価格と比べて高いか安いか?と考えているだけではありません。日本では、だいたいどこでも同じ品質のサービスを受けられますし、だいたいのものの値段はどこでもあまり変わりませんよね。買い物していてそんなに不愉快な思いをすることもありません。商品管理がしっかりとなされているので、変なものをつかまされる心配は少ないです。

 

しかし、フランスでは、サービスの質に非常にばらつきがあるのと、良いものは簡単には手に入らないということと、税金が高いです。ケチケチするようになってしまったのは、これが原因だと思っています。様々なことを簡単には信用できないのです。自分が気をつけていないと不愉快な思いをすることになります。

 

具体的に見てみます。

同じ品物でも、店によって値段がかなり違う

例えば、1本30ソンチームくらいの水のペットボトルが、駅の売店だと2ユーロ70ソンチームくらいします。お出かけするときに、出先で買うと高つくから、事前にスーパーで買って持っていくようになります。駅の自動販売機にコインを入れても故障していることも普通にありますから、事前に準備するようになります。

 

家からサンドイッチを持っていく

お出かけのとき、高速のサービスエリアで軽く食事を、と思うと、美味しくないものを高い値段で食べることになります。というわけで、出かけるときには手軽に食べられるサンドイッチを家で作って持っていきます。ついでに、果物や水も買わなくて済むように持っていきます。子供のお弁当と同様に、水はペッドボトルに水道水を入れるだけのことがよくあります。

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レストランやカフェで、出来合いのものが出てくる

税金が高くて、ただでさえ高つく外食。がっかりすることがあると、自分が気に入っている所ばかり利用したり、新規開拓は友達の評判を頼るようになります。よく知ら無いカフェでは、カフェしか頼みません。cafe gourmandを頼んで、スーパーで売っているようなお菓子を並べただけの一皿が出てきてがっかりすることがあるからです。

 

レストランも同様です。レストラン用の冷凍食品をチンして出すだけのお店がたくさんあります。

 

サービスの質

普通に、気分良く買い物や食事をさせてくれれば良いのです。しかし、この最低限のサービスの提供ができない店も残念ながら結構あります。この店では普通に買い物できるか?と、自分の経験と友人の口コミを頼り、良く知らない店は避けるようになります。

 

税金が高い

特に外食にかかる税金が高いです。約20パーセント。反対に、農業国ということもあり、農作物は日本に比べると手頃です。外食でがっかりすることがあると、「家で食べたら材料費タダに近いのに」と思ってしまいます。

 

陳列棚に腐った物や、賞味期限の切れたもの、パッケージを開けられた物が陳列されている

自分の買い物かごに入れる前によーく見てみないと、変な物をつかまされます。賞味期限の書いてある物は賞味期限を切れていないかどうか確認、卵はパックを開いてみて、割れている物がないか確認、箱に入っている物は箱が開けられていないか確認、オレンジの大袋は、腐ったオレンジが混ざっていないか確認。さらに、棚の一番前に置いてある物は、床に落とされて中身が割れているかもしれないから、一番前のものは取らない、など、気をつけることがたくさんあって気が抜けません。

 

レジのうち間違え

よくあります。必ず、レシートを確認します。または、セルフで会計する台を選んで、自分で間違いのないように会計します。ちなみに、私はほとんどの場合セルフ会計を選びます。

 

パン屋のパン

フランスはパンの国。だから、どのパン屋でも美味しいパンを売っていると思ったら大間違い。出来合いの種を店のオーブンで焼いただけのパン屋もたくさんあります。バゲットの中をみてみると一目瞭然です。まともなパン屋のバゲットは気泡がたくさん入っています。出来合いの種を焼いただけのバゲットは、気泡が入っていません。

 

 

あまり深刻に考えずに出費することもありますよ

 

例えば、友達と一緒におしゃべりをするためにカフェに入る、とか、レストランに入る、というときです。一緒に楽しむことが目的ですから、気分良く過ごせる店を選ぼうとはしますが、「これが対価に見合うか?」などと、そこまで深刻には考えません。

 

まとめ

このような生活を通じて、1,5ユーロ損した!とか、せっかく5ユーロ払ったのに出来合いのデザートが出てきた!とか、4ユーロも出したのに買ったサンドイッチがまずかった!とか、1ユーロだけど買ったお菓子を開けてみたら、中の袋が空いていた!とか、店員に舌打ちされた!とかやっているうちに、細かい出費に敏感になりました。

 

払う前、店に入る前に、「この店は大丈夫か?これは対価に見合うか?」と考えるようになります。その結果、慣れた店でばかり毎回同じようなものを買うようになり、知っているレストランでばかり外食するようになります。どんどん生活が単調、否、シンプルになっていきます。

ついでに言うと、人間関係もシンプルになって行きます。

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細かい出費に敏感になりますから、すこし得しただけでも嬉しくなってしまいます。このようにして、ケチケチ精神が育っていくのです。日常ではケチケチして、バカンスではパーっと楽しみます。

A bientôt!

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。