【海外移住とうつ】その11 メンタル悪化 緊張感のある海外生活が続く中で環境の変化により坂道を転がるように別人のようになる

Bonjour à tous! 渋柿です。

フランスに移住してすぐ、PさんQさんという厄介な日本人に絡まれてしまって大変な思いをしたということについては、このシリーズの2回目から10回目まででお話ししたとおりです。

Pさんと距離をとり、Qさんが日本に帰国されてホッとしたのも束の間、引越しと子供が小学校に入るというイベントがありました。

環境の変化がうつ病を引き起こすと本で読んだことがありますが、今思うと、まさにその通りでした。

引越しを張り切ってすませ、子供を無事に小学校に入学させてから、私のメンタルが急速に悪化していきましたから。

当時の自分は、「何か調子悪いな、疲れているな」くらいにしか思っていませんでした。しかし、これが今後4〜5年も私を苦しめることになるうつ状態の始まりでした。

この「なんとなくの不調」は最悪期に突入するまで、1年間くらい続きました。うつ状態は知らぬ間に進行していき、1年後にはかなりの変調をきたしました。

念の為、病院に通ってうつ病と診断されたわけではないので、うつ状態としておきます。自己判断ではうつ病だったと思いますが。

目次

うつ状態最初の兆候1 引越しのショックと疲れと

自分たちの意思で引越ししたのですが、親切なご近所さんと別れるということが、意外とショックでした。

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その上、自分たちで内装を綺麗にする必要があったので、引越ししてすぐの頃は、慣れないブリコラージュ(日曜大工)をしなくてはなりませんでした。

この頃から、夫婦喧嘩が増えてきました。子供もまだ小さいし、引越しの疲れと慣れないブリコラージュのせいでお互いに苛立っていました。

家の内装を一通り終えて落ち着いてからも、間取りに対して家具の配置がうまくいかず、ずっと小さなストレスを抱えていました。

たとえば、古い建物なのでインターネットの配線を後付けされた物件でした(多くの物件がそうだと思いますが)。どういうつもりで配線をしたのか、モデムを寝室にしかつけることができませんでした。私、寝室に電気機器を置くのが好きではありません。

また、もともとキッチンだった部屋を寝室に改造し、キッチンをリビングに移動させていた物件でした。そのため、キッチンは明るいリビングにあること自体は良かったのですが、ダイニングテーブルの目の前に備え付けの本棚があるという状態でした。

この本棚には子どもの本を大量に収納していました。最初はそれが良いと思ったのですが、一日中家で過ごす私としては、子どもの物特有のカラフルな色合いが視覚を刺激し、神経を苛立たせてくれました。

一番の問題は、入居してからわかったことですが、このアパート、全体的に作りが安っぽかったことです。ペンキ塗りをしながら気づきましたが、室内の装飾や作り付けの家具の素材が軽々しく、フローリングの敷き方もいい加減の素人仕事でした。

前に住んでいたアパートは、古いけれど作りがしっかりしていましたから、安っぽい感じから受ける不安感はありませんでした。

キッチンは、IKEAのものでした。IKEAの商品って、言葉わるいですけど安かろう悪かろうですよね。おそらく、IKEAのキッチンの中でも最安値のシリーズだったのではないかと思います。全体的に安っぽく、扉のネジは取れるし、すぐに汚れがつくし、IHに安全装置がないし、料理にもストレスを感じるようになってきました。

前のアパートのキッチンは結構立派であまりストレスなく自炊ができました。備え付けの冷蔵庫が古くて小さかったからあまり物が入らなかったけれど、IHに安全装置が付いているし、換気扇も大きくて強力でした。

今思えば、安っぽさからくる居心地の悪さが常につきまとっている、日当たり以外にはいいところのない物件でした。

つづく。

A bientôt!

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この記事を書いた人

日本人一家でフランスに教育移住して10年近く。9月から念願の学生に。子供はコンセルヴァトワールで音楽をやりながらクワトロリンガルを目指す中学生。

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