Bonjour à tous! 渋柿です。
フランスの現地小学校に通うこどもの宿題の話題です。
1年前に書いたこちらの記事、今なお読んでくださる方が多いようです。

それまでの学年では、5分ほどで終わる宿題でも、一応毎晩子供に声をかけてやったかどうか確認しなくてはならなかったし、毎年夏に日本に戻ると、日本で子育てをしているお母さん達から「子供の宿題が多くて面倒を見るのが大変だ!!怒」という話を散々聞かされてきたので、宿題なしの方針に対して
「そりゃラッキー!!!楽になったわー」
くらいに思っていました。
でも、これっていいことばかりじゃありませんでした。
宿題なしのデメリット
教科書もノートも、親のサインが必要な時以外は学校に置きっぱなしにするフランスの小学校。
そもそも、この年の担任は、算数もフランス語も教科書を使わない方針でした(予算不足で買えない!?)。
その上宿題がないとなると、本当に毎日持って帰ってくるものがありません。
その結果、子供が今どんなことをならっているのか!?わからなくなりました。
べつに、わからなくても親が困ることはないですけどね。でも、何もわからないとなんだか気になるじゃないですか。
先生によると、「宿題を出さない代わりに、学校で習ったことについて家で話をしてください」とのことでした。子供にきいてみると、フランス語については、毎日単語を覚えたり、簡単な文法の時間があるということでした。
しかし、算数については「復習!」とばかり言います。なんの復習よ?ってきくと、「足し算引き算!」と。たまに、掛け算をやった、と言うこともありました。一年を通じてほとんど「復習!」と言っていて、ほとんど進んでおらず、学校の勉強のことは大した会話にもなりませんでした。
三年生ですよ?
そうこうしているうちに、学校での様子が全くわからなくなっていきました。。。
春頃に、授業参観があったので、授業の様子はその時にわかりました。フランス語の文法はゆっくり着実に教えている、という感じでした。
その直後、担任が学校に来なくなってしまい、代理の先生の授業となりました。学年末の成績も、元の担任が担当していた部分については成績がつかず、空欄となりました(大丈夫なの!?)。
結局、学校では一年を通してほとんど授業が進まず、宿題もなく、一年を通じて新しいことはほとんど何も習って来なかった、という状態で終わりました。
まとめ
担任が学校に来なくなってしまったことは想定外とはいえ、今年は毎日少しづつ宿題をだす担任のクラスになってみると改めて、
毎日少しづつでる宿題は、学校で何やっているのかがよくわかるのでとても良いです!
教科書も持って帰ってくるので、覗き込む機会もあります。へー、こんなことやってるんだーと興味深くもあります。
宿題全くなしもだめ、子供も親もストレス溜め込むほど大量の宿題もだめ、ほどほどがいいですね。
つくづく、去年のクラスは中途半端だったなーと感じてます。学年やクラスによって当たり外れが大きいですね。
A bientôt!