Bonjour à tous! 渋柿です。
うちの子は、フランスの公立小学校に通っています。入学してみると、日本の小学校との違いがたくさんあり、いちいちビックリさせられました。思いつくままに書き出してみると、たくさん出てきた!(ざっと35項目)
小学校の第一印象は、先生方がとてもきっちりしていて、先生に威厳があるということです。他のクラスの複数の親も同じことを言っており、学校には満足しているとのこと。私も同感です。
フランスの小学校の先生って、子供が悪さをすると容赦なく怒ります。これが子供にとっては結構怖いらしいです。
入学前の説明会の時に、校長先生が「公教育を信頼してください」と仰っていたのを思い返すと、確かに、これだったら子どもを通わせても不満のある内容ではありません。むしろ、無料の公教育でここまでしていただけるか、と驚きます。
しかし、知人の話によると、学校や地域によっては全然ダメな先生にあたって、計算もろくに教えてもらえないということもあるそうです。ですから、幸運にも、うちの子が通う学校の先生は全体的にしっかりしているということです。
違いを洗い出してみたらこんなにたくさん!ざっと35項目
さて、思いついた順に並べてみました。驚いた順ではありません。長いけど、ちゃんと付いて来てくださいよ!!!
教科書や教材を選ぶ権利は、現場の先生にある!
これには驚きました。クラスによって教科書が違います。
担任の先生は、前年度も1年生を担当しており、我が子が1年生に入学した年に、フランス語の読みの授業に使う教科書を変更しました。その名は、
Je lis J’écris(読みます、書きます)
この教科書を選定した理由を、保護者会の時に説明してくれました。「この教科書は、最初から進めていけば、習っていない音が出てこないように配列されていて、最近評価が高まっているから」とのこと(配列に気遣っていない教科書もあるのか〜)。
先生が勝手に決めるのですから、当然、各学年で教材を統一するということもありません。ですから、教科書や教材がクラスによって違うのはもちろん、活動内容や、遠足の有無や行き先まで、クラスが違うといろいろなことが違ってきます。
教科書を使用せず、ワークブックやプリントで授業を進めてもよい
フランス語の読みの授業はプリントでした。先生が読むものをコピーして、ノートに貼ります。ですから、先生の趣味が遺憾なく発揮されます。
うちの子の隣のクラスもプリント授業で、全然違う文章を読んでいました。日本では、教科書を用いずにプリントで授業をしていた先生が訴えられて訴訟沙汰になったことがあるはず。
算数はワークブック1冊でした。「シンガポール方式の算数」というタイトルでした。
教科書にはカバーをかけて最後は返却
教科書は貸与です。書き込みなんてもってのほか。透明のカバーをかけて、学年末には返却します。カバーはそこらへんのスーパーの文具コーナーで売っています。私は、カバーのかけ方がわからなかったので、youtubeで検索しました 笑。

教科書カバーは、スーパーの文房具売り場で普通に売っています。上の写真は、近所のスーパーで私が購入した教科書カバー。テープが付いているところが特徴らしいです。
2年生の時には、自宅で教科書にカバーをしていくのではなくて、学校に教科書カバーを1枚持参し、先生がカバーをかけてくれました。教科書はフランス語1冊だけでした。この時、この写真の教科書カバーを持参したところ、「珍しいね、日本の(教科書カバー)?」と先生に聞かれた、と子供が言っていました。
ノートは支給
日本はノート代がかかりますよね。うちの子のクラスでは、教科別のノートは担任の先生が用意してくれます。支給ですから無料です。しかも、先生が名前と教科名を書いてくれます。ノートの書き方は先生から細かく指導されます。
子供達は、授業中に自分が使っているノートが最後のページまで無くなると、手を上げて先生に「新しいノートを下さい」と要求します。


文房具は各自購入し、9月の新学期に全て用意する
日本では、急に「明日コンパスを持ってくるように!」なんて言われて慌てますよね。
フランスでは、新学期に、先生から渡された用意するべき文房具のリストに従って各自で購入し、全て9月に持っていきます。これまた合理的です。ボールペン黒5本、青2本、赤2本、緑2本、小型のホワイトボード(ardoirse blanche)とそれ用のペン6本などなど。
この時期は、どのスーパーも文房具の特別コーナーを設けて大量に売っています。普段使うものと、ストック用の両方を用意するので、結構な量になります。昔はノートだけでなく、文房具も支給だったそうです。

教科書、ノート、文房具は学校に置きっ放し!
日本は毎日全部持って行き、持って帰りますね。
フランスでは、その日の宿題に関するノートや教科書しか持って帰りません。毎日持っていくものといえば、宿題をメモするノート(cahier de texte)と連絡帳(cahier de correspondance)だけ。だからカバンの中はいつもスッカラカンです。もっとも、高学年や中高学生になると荷物が増えるそうですが。
朝登校したら、校庭に全員集合!
なんと、勝手に教室には入りません。8時半まで校庭で遊びながら先生が来るのを待ちます。そして、先生と一緒に教室へ向かいます。教室は常に鍵がかかっていますから、子供が勝手に入ることはできません。
学校に滞在する時間がとても長い!
日本に比べると、学校に滞在する時間がものすごく長いです。自治体により少しずつ違いがありますが、通常で8時半から、下校は地域にもよりますが16時や16時半まで。延長の手続きをすれば、朝は7時50分から、夕方は18時まで預けることができます。
特に低学年の子供はクタクタに疲れてしまうので、長時間滞在を好ましく思わない親御さんもいらっしゃいます。


お昼ご飯は家に帰って食べてもよい
幼稚園に比べると小学校に入ると家に戻って食べる子供は減ります。働きに出る母親が増えるのが一因です。学校の給食室でお昼をとることにすると、朝から夕方までずーっと学校にいる生活パターンになります。


休み時間は校庭に出る。先生は教室に鍵をかける。
休み時間に教室でゆっくり本を読む、とか、友達とおしゃべるする、ということはありません。一目散に校庭に出ます。先生は教室内で仕事をするか、教室に残らない場合は鍵をかけます。ですからフランスの子供は、大学生になっても休み時間になると一目散に教室から出て行くそうです。
子供がいうには、休み時間には、先生も校庭に出て、ほかのクラスの先生とおしゃべりしたりしているそうです。先生にとっても、休み時間なのですね。
安全対策上、子供たちだけで教室に居させたり、子供たちだけで校庭で遊ばせるということは絶対にしません。休み時間になると、子供たちを全員校庭に出して、先生も監視がてら校庭に出るというわけです。
先生が休みの日は休講、もしくは他のクラスに入る
私が小学生の頃は、先生が出張だったりお休みの日には、一日中「自習の日」になったことを覚えています。他のクラスの先生がたまに見回りにきますが、それ以外は先生の伝言に従って、ずーっと自習でした。
しかし、フランスの学校では、子供だけで教室に居させるということをしません。おそらく、セキュリティと盗難防止のためです。かといって、大人の迎えなしに家に帰らせることもできません(この点、高学年になると変わってきます。急な休講で、親に連絡することなく家に帰らされる場合あり)。
急なお休みの時には、子供達は他のクラスに入って過ごします。また、あらかじめ休みがわかっている時には休講になることがあります。

先日も、お昼にお迎えに行った時、うちの子の隣のクラスの子が、
On n’a pas d’école cet après-midi!!! Parce que ma maîtresse va à l’hôpital.
と言っていました。午後は先生が病院に行く用事があるから休講だ、とのこと。うちの子のクラスは当然午後も授業がありました。
教職員のストライキの日は、ストライキに参加する先生grévisteのクラスだけ休講
教職員もストライキをするのがフランス流。「公務員がストライキって!?」と、最初こそ驚きましたが、慣れます。

CPとCE1(日本の1年生と2年生)の時の担任は、ストライキ参加者ではありませんでした。CE2の担任は、ストライキ参加者grévisteです。教職員のストライキの日は、ストライキに参加する先生のクラスは休講になります。ストライキの数日前になると、誰先生のクラスが休講になるのかについて学校からお知らせがきます。
幼稚園と同様、小学校でも送り迎えが基本
朝と夕方の送り迎えは必須です。お仕事でお迎えに行けないお宅は、ヌヌ(日本でいう保育ママ)と契約したり、おじいちゃんおばあちゃんに頼んだり、親戚の大学生に頼んだりして、どうにかやりくりします。
そして、誰が送り迎えするのか、学校に申告しておく必要があります。一時的に変更がある場合は、連絡帳で先生に連絡しておきます。
自宅が学校の至近距離だったり、親が忙しすぎるなど、学校に「一人で登下校させるのを認めます」と届け出を出しておけば、一人で登下校させることもできます。
座学以外の設備は無い
プール、保健室、家庭科室、図書館、体育館、グランドピアノのある音楽室、サッカーコートやテニスコートはありません。校庭はコンクリートで、木が植えてあったり、バスケットのゴールが備わっていることがあります。学校は勉強するところ、という認識だそうです。設備があればあるほど維持費もかかりますから、これも合理的といえます。
年間7日間くらいあるプールの授業は、市営のプールに行きます。同じ市内の小学校や幼稚園で順番に市営プールを利用します。歩いて行けない場合はバスの送り迎えがあったりします。

体育の授業は、近くの公園を走ります。室内の競技をする場合は、市営の体育館に行きます。ダンスなど軽い運動の時は、校庭に隣接する講堂のようなところ(préau)でおこなうこともあります。
音楽の授業といえば、もっぱら歌を歌うことです。縦笛やメロディオンの練習なんてありません。まして、購入することもありません。音楽の教室には電子ピアノが置いてあるそうです。

全体的な行事も無い
入学式、卒業式、始業式、終業式、運動会はありません。お金がかかるし、無くても支障なしだから、だと聞きました。これも合理的です。


運動会については、「運動会」と銘打って学校の一大行事として行うのではなく、学校や学年単位でマラソン大会のようなことをすることもあります。
授業参観も懇談会も基本無しで担任の先生次第
本当です。ですから、自分の子供の教室に入るのは、原則として年度始めの父母会の時だけです。
3年生のときに初めて授業参観というものが行われて、授業状況を見る機会を得ました。この年の三年生全てのクラスで行われたのではありません。あくまで、うちの子供の担任の先生の意向で行われました。他のクラスの状況はわかりません。

時間割も無い!
CPとCE1の時、うちの子のクラスでは時間割がありませんでした。毎朝、先生がその日にやる教科を発表して、教室の前に張り出していました。
CE2になって、初めて時間割というものが担任から発表されました。とはいえ、日本の学校のように曜日ごと、時間ごとに細かく決まっているものではありません。朝一にはフランス語の授業をする、という大枠はありますが、それ以外は臨機応変のようです。

日本の場合は、例えば1時間目が算数の場合、その時限の最初から最後まで算数の授業を行いますが、フランスの小学校では、フランス語の授業を前半、後半に算数、というように細かく分けるのも普通です。そもそもの時間割の概念が違うようです。
学校指定の学用品も無い!
指定の上履きや体操着、制服なんてありません。体育着なんて、スポーツの格好していればOKです。ですから、入学や進級で余計なお金がかかりません。
体育の授業がある日は、朝から体育の格好をして登校する
学校では着替えません。手間取って時間をとるからだそうです。これまた合理的です。ただし、プールの日は水着を服の下に着て行きません。必ず持っていきます。なぜかというと、
「水着を着てくると、パンツを忘れるときがあるから」
だそうです 笑。こういう理由なのがまた合理的です。
全学年同じ授業数
日本の小学校では、一年生と六年生では帰宅時間も違いますよね。始業日や終業日は半日で帰ってきたりしますよね。
フランスでは、全学年同じ授業数ですので、登下校の時間は皆一緒です。朝は8時半、夕方は16時です(地域によって少し違いがあるかもしれません)。送り迎えが義務ですから、毎日、毎年下校時間が決まっているというのは、お迎えをする親には好都合です。始業日だろうが終業日だろうが、登下校の時間は変わりません。
尚、上にも書きましたが、希望すれば朝は7時50分から、夕方は18時まで預けることができます。

役員(parents délégués)は知らぬ間に決まっている
幼稚園の時から不思議に思っていますが、クラスの役員さんが知らぬ間に決まっているんです。私などのその他大勢は、信任投票するのみ。おそらく、先生から声がかかるか、立候補する親もいるのだと思います。フランス人の友達は、自分で立候補したと言っていましたから。子どもが学校でお世話になっているから、6年間のうち何か一役はやらなきゃ、なんていう気遣いは不要です。そもそも、心配しなくても移民には声がかからないでしょう。
信任投票は毎年、きちんと民主主義を実現するための手続きに則って執り行われます。こういう手続きを経ているから、選ばれた方もきちんと役割を果たそうという気持ちが湧くのです。この辺は、さすがフランス。
新学期が始まって数週間すると、子供が封筒をもらって来ます。この封筒をつかって、信任投票の日に投票をします。
宿題は5分で終わる量。バカンス中は宿題なし。
これは助かる!親の負担も最小限です。CE2からは、宿題は基本無しになりました。


昼休みは先生も休みの時間
2時間半もあるお昼休み、先生も昼休みです。多くの先生は家に帰って食事をします。昼休み中は労働時間ではありませんから、子供の面倒をみることはありません。昼休み中は、先生の代わりに市役所から派遣されてくる係りの人(animateursと言ったりする)が子供の面倒をみます。


職員室は先生達がコーヒーを飲んだり談笑したりする部屋!
最近まで、職員室が無いと思っていたのですが、子供の通う小学校では高学年向けの校舎に職員室が1室あります。
日本の小学校の職員室のように、先生達が机を並べて拠点にしている風ではなく、コーヒーを飲んだり、お昼休みに家に帰ら無い先生がお昼ご飯を食べたりする部屋になっています。
先生の教室は固定(学校によっては変わることもあり)
先生は同じ学年をずっと担当することが多いようです。長きにわたり、同じ教室で同じ先生が教えますから、教室は先生色に染められています。先生が教室を変わるということは基本的にないようです。同じ持ち場で長年続ける方が、無駄がなく合理的ともいえます。
一方で、毎年どの教室を何年生が使うのか決まっておらず、毎年新学期になってみないとわからない学校もあるそうです。
定年退職するまで、ずーっと同じ学校ということも
日本では、4月になると多くの先生がごっそり異動になりますね。
フランスでは生徒が増えたとか減ったとか、先生が辞めたとか、先生が転勤を希望しているなど、事情がある場合にあるという程度のようです。ですから、うちの子の学校の校長先生のように、ずーっと同じ学校、ということもあります。
うちの子のクラスの友達のお母さんは、「私がこの小学校に通っていた時に、今の校長先生が先生だったわよ」と言っています。
小学校は5年間!
日本の小学校は6年間ですが、フランスの小学校は5年間です。その後、中学に4年間、高校は3年間通います。
天候を理由に休むことも許容されている
大雪警報とか、命の危険があるほどの猛暑の最中では特に、学校の判断を待つまでもなく先生が休んだり、親の判断で子供を休ませたりします。
それで責められるということもありません。

先生が生徒の依怙贔屓(えこひいき)を普通にする
日本では、先生が特定の生徒を可愛がることは問題視されていると思いますが、フランスの学校の先生は普通に依怙贔屓をします。
悪いことではないようです。まあ、先生も人間で、波長の合う生徒もいれば合わない生徒もいるでしょうから。
贔屓されている子のことを「シュシュ」と呼びます。クラスでシュシュは誰か?ということは、皆に認知されています。
学年末の1週間から10日間は授業しなくなる
日本の学校の学年末といったら遅れた授業を取り戻すためにギリギリまで授業をしますよね。
フランスの小学校は授業を消化できたかどうかに関わらず(多分終わってはいないのではないかと思いますが)、毎日授業がなくなります。毎日遊ぶためだけに学校に行きます。

留年や飛び級がある
「留年させると税金が余計にかかる」「飛び級すると後が大変になる場合がある」という理由で昔よりは少なくなったそうですが、留年や飛び級をする子供がいます。
親の方から「うちの子はよくできるから飛び級させてくれ」と申し出る場合と、先生から「飛び級させてはどうですか」と親に提案がある場合があります。
外出(課外授業)が多い
年間を通じて、体育やプールは学校近くの施設まで行きますし、美術鑑賞へ美術館へ行ったり、演劇を見に行ったり、映画を見に行ったりと、何かと外出が多いです。
担任の先生の方針にもよりますが、美術鑑賞も観劇もそれぞれ、1年の間に複数回観に行きます。
演劇の授業が多い
高学年では、演劇に取り組みました。他の学校の話を聞いても、演劇を取り入れるクラスが多いようです。
セリフを覚えて、立ち回りを覚えて、最後には親の前で発表します。話から創作するクラスもあります。
同じ学年の一部のクラスで密に連携しながら同じカリキュラムを組むことがある
うちの子が5年生の時には、隣のクラスと連携しながらの1年間でした。年度始めに行われる父母会も2クラス合同、遠足も、観劇も、スポーツも演劇発表会も隣のクラスと合同。また、各担任の得意な教科を教える為に、先生が教室を入れ替わっての授業もありました。
この学年は3クラスありました。そのうち2クラスが密に連携をとり、残る1クラスは全く関与がありませんでした。
これも、先生に大きな裁量がある現れのひとつだと思います。
マラソン大会(courseton)は学年ごとの時間制で同時にゴールイン
マラソン大会を行う小学校もあります。順位は無し。走った距離は自分で計測します。
驚くのは、全員ゴールのタイミングが同じだということ。
どういうことかというと、1年生は3分、2年生は5分、3年生は7分、4年生は10分、5年生は12分といったように学年ごとに走る時間が異なります。
そして、最初に5年生がスタートします。その2分後に4年生が、そのまた3分後に3年生が、そしてそのまた2分後に2年生が、それから2分後に1年生がスタートします。
すると、全員同じタイミングで終わるではありませんか!何と合理的なのかと驚きました。
生徒たちは、首から紙札をぶら下げて走り、1周するごとにその紙札をちぎります。ちぎった紙札は、ゴール後にクラスの箱に入れます。これで、自分が何周走ったかわかるようになっています。自己申告制。自分のペースで走れば良いのです。
ただ、楽しく走れば良い、運営は超合理的。本当に驚きました。
まとめ
以上のように、日本の小学校との違いを洗い出してみると、フランスの学校では、おおざっぱに「現場の先生に大きな裁量権を与え、無駄を省いて合理的に運営している」と捉えることができます。現場の先生に裁量権を与えれば、職員会議など不要になります。ですから、これも合理的精神の一端だとすれば、まさに学校運営全体が合理的になされていると考えることもできます。
フランスは、ヨーロッパ各国をはじめ、アフリカ系、中東系、アジア系の移民が非常に多い社会ですから、学校には多様な子供たちが通っています。国籍や肌の色はもちろん、渋柿家を含め、家庭内での使用言語がフランス語ではない家庭の子どもなんてザラにいます。
文化や宗教が違い、ただでさえ自己主張が強い個人の集団を運営するのは困難を伴うことでしょう。その困難な状況を、合理精神によって乗り切っていく(無駄を省くというよりも単に予算不足、という声も聞こえてきますが、、、)。そんな姿勢を読み取ることができると私は思うのですが、いかがでしょうか。
▼「合理的」というキーワード抜きにフランスを語ることはできませんね。

A bientôt!