Bonjour à tous! 渋柿です。
昨日の記事【節約】フランスでは子供が大きくなるにつれてお金がかからなくなる5項目を挙げてみるでは、子供が大きくなるにつれてかからなくなってきた教育費用について書きました。
海外移住年数を重ねると、ライフスタイルが徐々に安定してきて(地味になってきて?)、生活費にも節約効果がありました。
この記事では、子供の教育費以外の生活全般に関しての海外移住による節約効果について書いていきます。
フランス移住当初に比べると節約できるようになった12項目
引越し費用・家具購入など、生活を整えるための大出費
最初はまず、これですね。数百万単位でかかることもあるのでは。
渡航費用、アパート入居費用、必要なものを購入費、当面の生活費などなど、飛ぶようにお金がかかります。
しかし、初年度だけの出費ですし、最初が無ければ先もないので仕方のない出費です。

慣れない買い物のせいで使いこなせないものを買うなど無駄な出費
例えば、
- マルシェで見慣れない野菜を買ってみて、あとで食べ方を検索して調理してみよう!と思っても、そのまま面倒臭くなって冷蔵庫の中で痛いんでいた
- チーズ専門店で色々と買い込みすぎて食べきれなくて冷蔵庫の中で干からびてしまった
- スーパーで肉を買ったけれど不味くて食べられなかった
- クリームを買ったつもりが思っていたものと違った
- 鶏肉と七面鳥を間違えて買った
など、最初は、フランス語での不慣れな買い物での失敗がつきものです。
日本にはないものや、違いのわからないものがたくさんあります。思ったものと違うものを買ってしまって、使用法がわからずにダメにしてしまう、ということがありました。
しかし、徐々に慣れてきます。スーパーで買うものも決まってきて、食費が安定してきます。もちろん、失敗はほとんどしなくなります。

フランス国内の小旅行および近隣諸国への旅行費
もともと旅行好きでしたから、陸続きで外国旅行できるヨーロッパに移住したことが嬉しくてたまりませんでした。
頻繁に小旅行を計画して、あちこち行ってみました。パリからだと、列車でほぼどこにでも行けてしまうのがお得感があり、嬉しくてたまりませんでした。
しかし、何年も経過してくると、目新しくなくなってきて、旅行に行く回数が減りました。バカンス中は家でゆっくり過ごしたいと思うことも増えました。当然、旅行に関する出費が激減しました。



フランスブランドの購入費
日本人からすると、フランスのブランドって高級感ありますよね。
お菓子メーカーなどの食べ物でもファッションブランドでも。無条件に美味しそうと思ってしまったり。
現地にいると現地価格で購入できるのが少しお得感があって、移住当初はお得感があって嬉しかったものです。
それに、フランスで生活しているわー、って実感することもできます。
しかし、生活が進むにつれ、徐々にそのような色眼鏡で見ることが自然となくなってきたので、わざわざフランスブランドを購入することもなくなりました。
今では地元の農家製の安全で美味しいものや、知らないメーカーだけど丁寧に作られているものなどを購入します。その結果、節約につながりました。
投稿が見つかりません。投稿が見つかりません。クリスマスなどに高級食材や生サパンを買ってしまう等のイベント対応費
移住当初は、ヨーロッパのクリスマスの過ごし方を真似ようと頑張ったことがあって、フォアグラを買ってみたり、生のサパンを買ってみたりしました。
しかし、こういうクリスマスは性に合わないということがわかったので、以後は簡単にすませるようになりました。生サパンも高級食材もわざわざ購入しません。ビュッシュすら購入しません。その分、節約になりました。



おつきあいの費用
移住してからの最初の数年は、招いたり招かれたりということが多くありました。
私もまだ人付き合いに疲れていなかったし、知り合いを増やしたいという思いもありました。
招かれたからといって、高価なプレゼントを用意したり、招いたからといって高価な食材を買ったりするわけではありませんが、何もしないよりは費用がかかります。時間も体力も。
しかし、付き合いの幅も決まってくると、招き招かれるということも少なくなりました。当然、時間もお金も節約という結果になります。


フランス国内での引越し費用
移民家族が一発で希望の物件に入れるほど、海外移住は甘くないようです。数年の間に引越しをする家族がほとんどなのではないでしょうか。中には、引越しを繰り返す家族もあります。
引っ越すとなると引越し費用がかかるというのは世界共通。無駄にしか思えませんが、よりよい住環境を求めると引越しも仕方ありません。
しかし、住居が安定すればかからなくなる費用です。なるべく自分たちでトラックを借りて友達に手伝ってもらうと、安く済ますことができます。


外食費
フランスに移住してみると、まず外食の高さに驚きました。しかし、なかなか日本の習慣が抜けなくて、記念日でもないのに適当に選んだ店でうっかり家族で外食してみたりしてしまいました。
しかし、徐々に自炊ほぼ100パーセントの生活にも慣れてきます。そうすると、食費の節約になります。
今では、シェリーとゆっくり食事をしたい時とか、友達とおしゃべりを楽しみながらランチしたいときのみ外食を利用します。

大人のアクティビティー費
子供のお稽古事や日本語維持のための通信教育と同じで、移住当初はどこでどんなアクティビティーがあるのかよくわかりませんでしたから、誘われるままにあれこれと興味のあるものや、時間の都合の良いものを選んでやってみました。
フランスでは、大人向けのスポーツやアートのお稽古も盛んです。
しかし、続けたいことが決まってくると、ピンポイントでそのアクティビティーに申し込むようになるので、余計なものに払わなくなりました。


車の所有にかかる費用
当初は車を所有していた時期もありましたが、パリの路上は停めにくいし、思ったほど利用しないので手放しました。一気に車維持のための費用がかからなくなり、節約となりました。
今では、必要なときにレンタカーを借ります。


公共交通の利用にかかる費用
不特定多数の人が密集するところはストレスの元。あえて避けるようになりました。
買い物も、なるべく徒歩で行ける範囲で済ませます。地下鉄に乗って遠いけど安いお店にかに行くより、多少高くても近くのお店です。お稽古も、なるべく近くで見つけて、徒歩か自転車を利用します。
健康にもいいし、節約にもなりました。

お土産を買う費用
旅行に行っても、自分のためのお土産を買うことをやめました。ものが増えるからです。旅行の思い出は、写真と心の中に取っておけばよいと思うようになりました。
それに、そもそも旅行の回数もかなり減りました。
また、日本に一時帰国するときにも、わざわざたくさんの人にお土産を買うのをやめました。本当にお世話になっている人に、買う暇があれば買って行く程度です。毎年日本に戻るのに、毎年お土産を買っていて、うんざりしてきた、というのもあります。


おまけ ケチ精神が身についた
フランスではケチがデフォルト。これは払う価値がないと思えば、払わずに済むように努力しますから、日本にいた時のようになあなあで支払うということも少なくなります。

まとめ 節約して貯金や投資へ
フランスに移住してきた最初の数年は、お金が飛ぶように消えていったことを思い出しました。
生活が安定するにつれ、出費が減っていきます。地味ですが、刺激が少ない分、今何をやるべきなのか、よく見えるようになってもきます。
そして、子供が大きくなるにつれても、徐々に出費が減っていきます。貯金や投資に向けられる金額も増えました。
最近では、健康維持や生産性をあげることに興味が向いています。
A bientôt!