銀行カードをスキミングされて2000ユーロ以上の被害を被った件

詐欺

Bonjour à tous. 渋柿です。

 

フランスでは、カード無しでは生活できないと言っても良いほどのカード社会です。カードと言ってもクレジットカードではなく、日本で言うところの「デビットカード」です。銀行が発行するカードで、Carte bancaire といいます。

 

このカードは、いわゆるキャッシュカードのように自分の口座からATMでお金をおろすときにも使えるし、お店での支払いで、使用するたびに銀行口座から直接引き抜くのにもつかいます(即時ではなく1日から数日後)。更に、このカードにvisaとかmasterも付随していています。

 

このカードがスキミング詐欺に遭いました。2年前の12月のことです。

 

スキミング詐欺の手口と銀行での手続き

12月のある日、夫が異変に気付いた

 

たまたま、ネット上で銀行口座の利用明細をみたシェリーが「最近、2000ユーロくらいの買い物した?」と電話してきました。ちょうどその少し前に、小切手で2000ユーロほどの住民税の支払いをしたので、「住民税が引き落とされたと思う。」と答えました。でも、金額が微妙に違います。支払い先も税金にしてはなんだか変です。

 

一応、自分でも利用明細を見てみると、住民税はその少し前に引き落とされていて、全然見覚えのないお店での買い物の引き落としが既になされていました。この、身に覚えのない引き落としに気付いたのは、引き落とされた3日後くらいでした。

 

支払い先は、「Habitat Paris〜なんとかかんとか」という店でした。Habitatそのものではないけれど、似せたような名前でした。ネットで検索してみると、中古の家具屋さんのようです。そもそも、Habitatで買い物していないし、家具も買っていないし、すぐに詐欺にあったと気付きました

 

まずは少額から 「ドイツには行ってないよ!! 怒」

 

さらによく利用明細を見てみると、その詐欺の数日前に、ドイツ鉄道の切符を購入して約11ユーロの引き落としをされていました。そもそも、最近ドイツに行っていないので、これも詐欺だとすぐに気付きました。

 

まずは、少額で試して、行ける!と思ったら大きい金額の詐欺を働いたのでしょう。その手口が見え見えです 怒。

 

すぐに銀行でカードを止めてもらう faire opposition

 

カード利用停止の手続きをしてもらうために、銀行の窓口に行きました。事情を話すと、「詐欺 frauduleux ってことですか?では、状況を説明した手紙と、警察署 commissariat に行って被害届 plainte をもらってそれを提出してください。」とのこと。

 

警察署に行く

 

午前中の空いている時間に警察署にいってきました。まず、受付で「カード詐欺にあったので、銀行に提出するための被害届をもらいに来た」旨を告げなくてはなりません。しかし、待っている人がたくさんいます。受付を待って、受付に話をし、さらにその後どこに回されてどれだけ待たされるか?とても憂鬱な気分で待ちました。

 

20分くらいで自分の番が回ってきました。受付で来署の目的を告げると、「ああ、そう!」と軽い感じで引き出しから定式の紙を一枚出して、それにこちょこちょと何かを書き込み、ハンコをポーンと押して「はいっ!」と紙一枚を渡されました。

 

あまりにあっけないのでびっくりして「え?これで終わり?」と聞くと、「そう、終わりだよ!」とのこと。この手の事件は日常茶飯事なので、慣れているのでしょうか??日日家庭なのでよくわかりませんが、とにかく思いの外早く被害届を入手できて安心しました

 

被害の状況を説明した手紙

 

「12月某日、2件の身に覚えのない引き落としを発見しました。12月⚪︎日と×日の2件です。その日は自宅かその周辺にいたので、ドイツの鉄道にも乗っていないし、このお店で買い物もしていません。明細を見るまで全く気付きませんでした。」という内容の手紙を、フランス人の友人に作成してもらいました(撮っておけば良かった)。

 

銀行に書類を提出

 

書類を整えて、銀行に提出に行きました。「審査をして、最終的な返金まで3ヶ月くらいかかります。大丈夫ですか?新しいカードについては、今から手続きを始めるので、1週間くらいはかかります。」とのこと。念入りに「3ヶ月かかっても大丈夫ですか?」と繰り返されました。きっと人によっては、3ヶ月も待たされたら資金が尽きてジ・エンドになる人もいるのでしょう。

 

大丈夫です!結構です!うち、そんなに困っていません、とは言いませんでしたが、3ヶ月かかっても戻ってくればいいのです

 

新しいカードが届かない!

 

1週間以上待っても新しいカードが届きません。フランスは日常の買い物でカード払いが浸透していますから、カードがないと不便極まりないのです。問い合わせてみると、「カードの手続きをするのを忘れていました!今からやります!」とのこと。オイオイ!待ってたわよ。

 

解決

 

その後、新しいカードが無事届きました。そして、詐欺にあった2000ユーロちょっとのお金についても、審査を通過したらしく、ある日突然自分の口座に振り込まれました。事件発生から約1ヶ月後のことです。フランスにしては意外とあっさり全面解決しました。

 

まとめ

 

どこでカード情報を盗まれたのか、何度考えても全く思いつきません。きっと、どこかのカード読み取り機にスキミング用の機械が仕込まれていたのでしょう。カード番号を押す時には、必ず自分の長財布で手元を隠すようにしているし、お金をおろす時には、基本的に自宅付近のいつも利用するATMでしかおろさないことにしています。日本のデパートでの会計のように、カードをお店の人に渡して、自分の見えないところでカード処理をしてもらう、ということは絶対にありません。ちょうどその頃、フランス国外の旅行をしたわけでもありません。本当に、身に覚えがないのです。

 

日常の忙しさにかまけていると、つい口座のチェックを怠ってしまいます。たまたまシェリーが気付いたから良かったですが、気づかずに数ヶ月経っていたら、もっとややこしいことになっていたと思います。日頃から、身に覚えのない引き落としがないかどうか、まめにチェックするようになりました。

 

巧妙な手口から身を守るには、口座チェックしかありません。皆様もお気をつけください。

 

▼フランスでは、銀行の失態で自分のお金を失う危険性もありますから、ウカウカしていられません。

銀行

フランスの笑っちゃう銀行の失態!それでもフランスで快適に暮らすコツとは?

2017年10月18日

A bientôt!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。