日本の新型コロナウィルス対策 3月2日から全国一斉休校をフランス移住者的視点で考えてみる

Bonjour à tous! 渋柿です。

フランスでも、コロナウィルスの感染拡大がニュースになっています。街中でもマスクをしている人をたまに見かけるようになりました。そのほとんどが東洋系です。

一方で、昨日、街中で日本人の観光客の団体さんと遭遇しましたが、全員マスクをしていらっしゃいませんでした。郷にいれば従えという気持ちではないかなと思います。

マスクをするという習慣がないフランスで、どのように振舞ったらよいのか、日本人移住者としても考えさせられます。

さて、日本政府は、全国の小中高校に対して、春休みまで一斉休校の要請を出したそうです。

日本の皆様におかれましては、学校や、職場、家庭、すべてが混乱すると思います。今日は、フランス的な視点から全国一斉休校への対策というか、考え方をまとめてみました。

目次

3月の卒業式シーズン、卒業式どうするの?

卒業式といえば、本人も保護者も涙を流して感動する一大イベントです。日本では、卒業式が近づくと「卒業式の練習」といって、何時間も練習時間を取りますよね。入場の練習とか、起立着席の練習とか、お辞儀の練習とか、感謝の言葉の練習とか。

フランスの公立校では、卒業式はありません。もともと卒業式をするという発想がないのか、ある時点からやらないようにしたのかはわかりません。入学式もありません。

フランスに来た当初は、卒業式や入学式が無いということにびっくりしましたが、無ければないで慣れます。式を開催すれば、お金もかかるし、練習に時間も取られると考えれば、無いのもまた合理的なのかな、とも思えてきます。

ですから、楽しみにしていた卒業式がなくなってしまうのは残念とは思いますが、無ければ無いでなんとかなります。

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子供が家にいるのはうっとうしくて困る!

確かに。親も子もストレス溜まります。子供は退屈して文句を言い出すかもしれません。日本のお父さんお母さんは、子どもの要求をよく聞いてあげている印象があります。

しかしフランスでは、子供が嫌がっても親の都合を押し付けるということがあります。例えば、バカンス中に家で仕事をするのに子供がいると仕事にならないから、子供が嫌がっても自分の生活を回すために子供を学童に預ける、ということをします。

ですから、理路整然と「今は大変な時だから仕方ない、こういう時に大勢の人の集まるところに行くと感染リスクが高まるから家にいる方が良い、お父さんお母さんも子供に家に居られてストレスたまるし食事の用意の回数が増えてしまって困っている、でも、うっとういとか言っていられない、だから協力してくれるように」と子供に話をして、協力を促すしかないかなと思います。

学校での勉強が遅れてしまうのは困る!

特に小学生は、学校の授業が聞けなくなって遅れてしまうと思うかもしれません。

しかし、学校で講義を聞くだけが勉強の仕方ではありません。家で参考書を読みながら勉強を進めることもできますから。インターネットさえあれば家でスタディサプリをつかって自習するのもよいでしょう。

このように、今まで授業を聞くだけが勉強の方法だと思っていた人は、勉強の仕方について改めて考えてみる機会になるかもしれません。

まとめ いままでの社会のあり方を見直すきっかけになるかも

コロナの影響で、テレワークを積極導入する会社が増えてきたと聞いています。在宅でもインターネットさえあれば意外と仕事できるじゃない?と気づいた人も多いとのこと。

日本の知人の話では、3月に行われる予定だったそこそこ大きめのコンフェレンスが取りやめになったそうです。海外からもお客さんを呼んでいたからです。

このように、既存の仕事の仕方や、学校のあり方を見直してみる機会になるのではないかなと思います。コロナ前とコロナ後では、働き方や自宅での過ごし方が大きく変わるかもしれません。

日本はこれからオリンピックという一大イベントが控えていることもあります。ここは難局ですが、知恵を出し合って乗り切っていくしかありません。こちらフランスでも、奴らはすぐそこまで来ています。不用意な外出や接触は避けて、手洗いうがいを徹底して、十分に睡眠をとって、粛々と生活をしていくしかありません。

A bientôt!

この記事を書いた人

日本人一家でフランスに教育移住して10年近く。9月から念願の学生に。子供はコンセルヴァトワールで音楽をやりながらクワトロリンガルを目指す中学生。

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