Bonjour à tous! 渋柿です。
フランスでは日が随分長くなってきました。夏がきたような日差しの日があるかと思えば、肌寒い日が続いたりと、カラッとしきれない天候が続いています。
先週末、以前よく通っていたマルシェのそばを通りかかると、あまくて爽やかな苺の香りがプンプン漂ってきました。
色々と訳あって、最近はマルシェから足が遠のいていたのでした。

2週間前にはまだイチゴ屋さんは出ていなかったので、ちょうど出始めたばかりです。イチゴだけ売っているお店に、ああ、今年もこの季節がやってきたなあ、と思いながら久しぶりに並んで4パック購入しました。
スペイン産のイチゴはもっと早い時期から安くスーパーで出回っていますが、硬いし甘さがイマイチで美味しくありません。
フランスにきたばかりの頃には、「わあ、安っい!!!」と狂喜して買ったものです。今となっては全く見向きもしなくなりました。
フランス産のイチゴは、日本のイチゴのようにものすごく甘いということはないけれど、爽やかな甘さで香り高く、本当に美味しい。
マルシェのそばを通りかかっただけで、あ、イチゴ出始めたな!って分かるくらいです。
自宅では練乳などつけずに(フランスにあるのかどうか知りませんが)、まずはそのまま食べるのがオススメです。
甘さ控えめのcréme chantillyと一緒でも美味しいですが、くれぐれも缶入りのガスで出てくるタイプのホイップクリームなんて使うと台無しですよ。せっかくの美味しいイチゴを食べるときには、クリーム屋さんの美味しい生クリームにしましょう。
フランスの生クリームは脂肪分が低いのでなかなか固まりません。生クリームそのものはもちろん、ボウルやホイッパーを冷蔵庫でキンキンに冷やしておくと、固まります。
生クリームをホイップしなくても、そのままイチゴにつけて食べても美味しいですよね。
こういう美味しい季節の地物を食べるときに、ああフランスもいいわね、と思います。
A bientôt!