【海外移住とうつ】その1 移住初期 フランス人の眉間のシワ

Bonjour à tous! 渋柿です。

フランスに海外移住して、最初の2年くらいはとても元気でした。

日本での生活に飽き飽きしていたし、憧れの海外生活が始まった!ということで、なんでも新鮮に思えました。

もちろん、大変なこともありましたが、それさえプラスに変える力や好奇心の方が優っていたのです。

道端でうん◯を見つけても、無愛想な店員に接客されても、列で横入りされても、

へー、フランスに居るんだなー!

って思っただけでした。日本から来た観光客と同じような感じだったと思います。出身地をカテゴリー分けして特徴を分別して積極的に避ける、という今となっては無意識にやっていることなんて、想像もしませんでした。

在仏の長い日本人たちが差別的な表現を使うのを聞いても、「なんでそういう風に言うのかな?」なんて思っていました。

買い物も、何もかも新鮮でした。また、ご近所さんにも恵まれて、大変ながらも楽しい移住生活が始まりました。

しかし、そんな浮き足立った移住初期においても、徐々に心を蝕むことがありました。それは、フランス人と話す時の相手のちょっとした表情と、日本人同士の人間関係でした。

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フランス語の壁 眉間にシワを寄せられること

そのような、楽しい移住生活初期ですが、フランス語で言われることがわからなくて困る、ということが頻繁に起こりました。

移住前にフランスを勉強していたので、複雑なことは言えなくても、辞書を引きながら文章を読んだり、自分がしたい質問くらいはできました。

移住後は、フランス語がもっとわかるようになりたくて当時は毎日毎日勉強していました。しかし特に、子供の学校の集会での議論とか、ママ友との会話といった日常生活でのフランス語がなかなかわかるようになりませんでした。

しゃべり言葉は早いし、教科書には習っていない表現がたくさんあるからフランス語の日常会話は難しいのです。

だからフランス語で返ってくる返事が聞き取れないことがおおくて、どういう風に対応したら良いのか常に悩んでいました。

例えば、大事なことなら、わかるまで聞き返す方が良いとおもって聞き返しました。しかし、さほど大事ではないことは、わかったふりをしておくだけでいいのか?でも、わかってないということが後でばれたら厄介かな?などど、悶々としていました。

大切なことでさえ、何度聞き返しても理解不能ということもありました。

こういうとき、聞き返すと、相手は眉間に少しシワをよせて「えっ?」って表情になるではないですか。

相手に悪気はないのは十分わかってます。「えっ、なに?」と思っているだけです。人は、「えっ、なに?」と思った時にそういう表情をします。私もしていると思います。

だから、相手も、ただ単に私の発音が悪くて聞き返されたことがわからなかったのか、もしくは、誰でもわかるようなことしか言っていないのに私ががわからなかったということに驚いたのだということは理解できます。

しかし私はこの「眉間にシワを寄せられる」状況に遭遇するたびに、恐怖心が沸き起こり、ストレスが溜まって徐々に心を蝕んでいきました。

つづく。

A bientôt!

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この記事を書いた人

日本人一家でフランスに教育移住して10年近く。9月から念願の学生に。子供はコンセルヴァトワールで音楽をやりながらクワトロリンガルを目指す中学生。

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