保育者としては不適格じゃない?と思われた幼稚園年長の時の副担任が行った、植物の種を使った授業とは?

野菜の種

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

前回に引き続き、年長クラスClaire先生の授業についてです。この先生は、保育者不適格じゃない?と思う言動があったのですが、授業だけは印象的でした。

地図を使った授業

フランスの幼稚園年長のときの副担任は保育者としては??だったけど授業は印象的でした

2017年1月5日

 

Claire先生の授業2 野菜の種を使って

まずはこんな連絡が

また、ある時はこのような連絡がありました。今度は子供の目に触れる連絡帳ではなく、父母に紙をわたされました。読んでみると、「子供達に内緒で野菜の種を持ってきてください。食べた後に残った種です。種を持ってきてくださる父母は、子供に、自分の親が種を持ってきたことがわからないようにしてください。他の父母にも言わないでください。教室で一人一人の鉢に植えて育てます。」とのこと。子供にバレないように、というところが強調されていました。しかし、これをもってどんなことを先生がやろうとしているのか、私にはよくわかりませんでした。

とりあえず、時期的にカボチャが出回っていたので、カボチャの種を捨てずに残して、乾かせてから持って行きました。他の父母が何の種を持って行ったのかは知りません。

その後、うちの子は「鉢に植えた」と言っていました。植物観察でもするのかなと思いました。

しばらくすると、その鉢を持って帰ってきました。かわいい双葉がでていました。うちの子が言うには、「先生が家で育ててね」と言っていたとのこと。

小さな葉っぱだったので、食卓に置いて毎日眺めていました。双葉が大きくなり、その後、双葉とは違う形の葉っぱが出てきました。これって、小学生の理科で習ったなあ、なんて思い出しました。

葉っぱはどんどん大きくなり、食卓に置いておけるような小さな鉢がひっくり返りそうな大きさに成長しました。ベランダのプランターに植え替えてみることにしました。

どんどん大きくなる!

何の植物かよくわからないのに、どんどん成長していきます 笑。葉っぱは大きくなり、枚数も増えて、子供の顔ほどの大きさまで大きくなり、黄色い花を咲かせるではありませんか。この頃になってようやく植物辞典で調べてみました。おそらく、きゅうりかカボチャです。何の植物なのか、実がなることによって正解がわかるのが楽しみになりました。

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夏休みに突入。日本へ一時帰国

毎日のように水をやり、成長を楽しみにしていました。しかし、7月に入り日本へ一時帰国する時期となっても実がなりませんでした。ベランダの大型プランターに植えたので、近所の友達の家に持って行って水やりをしてもらうわけにもいきません。長い一時帰国の間、毎日うちのベランダに入って水やりをしてもらうわけにもいきません。仕方なく、そのままにして日本へ一時帰国しました。

フランスに戻ると

残念ながら、枯れてしまっていました。これで、永遠に答えがわからなくなりました。

まとめ

先生からの連絡を受けて種を用意してから、この企画が「先生から子供達への植物の種クイズ」だということに気づくのに数ヶ月要しました 笑。面白い授業だと思いませんか。

毎日ぐんぐん大きくなる葉っぱを観察し、水をやり、辞書で見比べて見ながら「何の種だったんだろうね?」と子供と話をするのは、楽しい日々でした。きっと、枯らさずに育てていれば、実がなって正解が分かった後、その植物の中から種を取り出して、「学校でこんな種を植えたんでしょ?」って話をすることになったのでしょう。また、毎年その植物を食べるときに種がでてくるたびにこの企画を親子で思い返したことでしょう。途中で枯らして惜しいことをしました。多分カボチャだと思うのですけどね。

我が家は日日家庭ですので、この企画がフランスではよくある企画なのか、それとも先生独自のものなのかわかりません。本当にとっつきにくくて、男の子のお母さんがたには不評の先生でしたけれど、授業はこのようにとても興味深く、子供に対して子供扱いをすることなくきちっと教えていたところはとても良かったです。これだけでもこの先生にあたってラッキーでした。

▼こんな授業もありました。

フランスの幼稚園

フランスの幼稚園年長では、ひよこの孵化を観察しました

2017年1月6日

A bientôt!

 

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。