Bonjour à tous! 渋柿です。
海外移住して5年くらいすると、日本のことを客観視できるようになってきます。
日本は同調圧力がきつくて生きにくい、子供は宿題が多すぎて大変!などマイナス面もありますが、確かに良いところもあります。
5年以上前に海外移住した私が感じるようになった、日本にいる時には気づかなかった、日本の良い面についてまとめてみました。
私が思う日本の良いところ!
日本には食べやすい柔らかいパンがある
日本の柔らかいパン、好むと好まざるとに関わらず、食べやすいのでいいですよね。
加工品と同じで、スーパーやコンビニで売られている柔らかいパンにはどんな添加物が入っているかわかりませんが、とりあえず簡単にパンだけでお腹を満たすのには使えます。
当たり前のことですが、フランスのパンは硬くて、顎が疲れます。だから、バゲットのサンドイッチなんて途中で疲れて嫌になるときがあります。サンドイッチ全体としての味がよくてもです。
バゲットではないパンも、日本のパンに比べれば硬いです。食事に合わせるものなので、おかずがない場面では使い勝手が悪いです。
日本は変な人が圧倒的に少ない
東京のど真ん中ならいざ知らず、大声でわけのわからないことを言っているひとや、お金をねだってくる人や、唾をはく人や、汚い犬を連れて威嚇している人などを、ほぼ見かけません。
結構静かに暮らすことができますよね。
フランスでは、この手の人はたくさんいます。しょっちゅう見かけます。だから、外に出る時には気が抜けません。
別に絡まれるわけでもないし、お金をせびられたら「持ってない」と答えるだけなので、害はありませんし、こちらもいちいち反応もしませんが、遭遇するたびに静かにストレスになります。
日本をよく知るフランス人の友達にも、「フランスって、大声出している変な人も多いし、危険だよ、日本の方が安全でいいよ」って言われます。
日本では買い物の時に会計を間違われる心配がない
日本でレジを間違えたら、そのレジの人がクビになるか、店長が謝りに出てきますよね。そのくらい稀なミスだと思います。
しかし、フランスではよく会計を間違われるので、レシートを確認しなくてはなりません。
だから、スーパーで自動レジがある時には必ずそちらを利用します。
問題なのは、自動レジのないお店で買い物する時。洋服屋では自動レジがないので、夏のバーゲンに行って服を複数買ったときにこんなことがありました。
選んだ服が全てセール価格になっていたのを確認してレジにてお会計をしました。
でも、合計金額が思っていたのより微妙に高い!変だなと思いながらカードで会計を済ませて、あとで気になって確認してみると、1点を通常価格で処理されていました。
店に戻って、レシートと値札を見せて、カードを切りなおして会計をやり直してもらいました。
「あー」って言っていましたけど。「ごめんなさいね」の一言もなく、面倒くさそうに会計し直しの処理をしてもらいました。
「間違えがあったら後から言うんじゃなくて、その時言ってよ!後処理面倒臭いんだから!」という感じでした。
日本じゃクビでしょ!?
日本ではお釣りをだまされる心配をしなくてよい!
レストランやスーパーの会計を現金でするときには常にこの「騙されるかもしれない」という心配があります。
これって、本当に騙されたかどうか断定するのは難しくて、後で「あれ、少ないかも!」と気づいてモヤモヤする、というもの。
フランス滞在歴20年近くになる友達も、最近「この前スーパーでお釣りを少なく渡されたような気がして、気になる!」と言ってモヤモヤしていたことがあります。
フランスに来たばかりの人も、「この前、あそこのレストランでお釣り少なく渡されたような気がする。数がわからないからやられたのかな?」とモヤモヤしていました。
私は、実際に被害にあったかもしれないと思ってモヤモヤしたことはないのですが、よくこの手の話を聞くので、ほぼ現金支払いはしません。
日本だったら、支払いするだけのことにこんなに気を使いません。
日本で日本人は見て見ぬ振りをしてもらえる
フランスに日日家庭として滞在していると、理由とかどこが気に入ったのか?ということをフランス人から聞かれて、面倒臭いなと思うことがあります。
フランスに来たばかりの時なら良いのでしょうけど、もう何年も経っているとね。
日本で日本人として生活するのは当たり前のことなので、いちいち住んでいる理由など聞かれません。
日本は加工品が豊富で食事に困らない
加工品を好むと好まざるに関わらず、買って冷蔵庫に入れておけばすぐに食べられるような加工品が豊富です。
フランスのスーパーにも加工品や冷凍食品がありますが、家畜の餌並みに美味しくないです。
日本では、どんな添加物が入っているかわからないけれど、一応味はそれなりのものばかり。不味いものは淘汰されていると思います。
フランスで自炊ばっかりしていると、日本の主婦が羨ましくなります。
フランスでは、毎日毎回の食事の用意が本当に辛いです。休日なんて来なければいい!くらいに思ってしまいます。
日本は外食が安い
日本は普通に食べられるレベルの加工品が多いのに加えて、気楽に安く外食もできます。
食事の支度が面倒な時など、本当に大助かりですよね。
日本は電子レンジを使う人が多くてレンチンが当たり前
日本では冷えたらなんでもチンして温めるじゃないですか。楽ですよね。
フランスでは電磁波を嫌う人が多いらしく、電子レンジを使わない人がかなりいます。在留歴の長い日本人にもいます。「そんなもの使わないわ!」という感じで言います。オーブンで温めるか、鍋に移して温めるのでしょうね。手間がかかるなあ。
私、放射能とか電磁波とか全然気にしてないのです。チンで楽に温められたらそれでいいじゃないですか。もちろん、チンしたら美味しくなくなるものはチンでは温めませんけどね。
でもフランスで、電子レンジは電磁波が出るから使わない、という意見を聞くたびに「電磁波って体に良くないのかしら?」と、日本ではしたことのなかった余計な心配をしてしまします。
日本製のサランラップ(プラスチックラップ)の切れ味が良い!
小さなことですが、フランスのサランラップって、ひっつくしとても切れにくくて使いにくいです。ラップとしての意味をなしていないのでは?なんて思うほど不便です。
日本だったら、不良品で確実にクレームがつくという品質。よくこんな低品質なもの普通に売ってるな、と思います。
これが、地味に食事の支度をイヤにしてくれます。
日本ではどのメーカー品でもよく切れるラップを買うことができて良いと思います。
まとめ 裏を返せばフランスの不便なところ
確かに、同調圧力とかブラック労働とか、日本には暮らしにくい面は多々あります。しかし、過度に人間関係に交わらない範疇においては、良い面も色々とありますね。
- 食事のバリエーションが豊富で主婦が楽できる手段があること
- 日常生活で危険や緊張を強いられる場面が圧倒的に少ないこと
- 信用できること
- 高品質
これが、日本にいる時には当たり前すぎて気づかなかった日本の良いところです。
▼もちろんフランスに移住してよかったと思う点もたくさんあります!
A bientôt!