Bonjour à tous! 渋柿です。
クリスマス・正月休みが終わり、通常モードに戻ったフランス。
冬だというのに、結構暖かくて、1月だということを忘れてしまいがちです。
もちろん、春のようにポカポカ陽気というほどの暖かさではないです。明け方は冷え込みます。
しかし昼間は、ヨーロッパの冬らしく、セーターを着てダウンコートを着て、マフラーして帽子をかぶってブーツを履いて外出しなきゃ風邪をひく!という心配が要りません。ダウンではないコートでゴミ出しに行っても全然平気、という感じです。
これも、地球温暖化の影響なのでしょうか。
今週は、昼間妙に暖かかかったです。うちの近くでは、Tシャツに短パン姿の若い男性を見かけました 笑。

ヨーロッパの家の中は暖かくて快適ということをご存知ですか
ヨーロッパの家は、お風呂も廊下も全て暖房が入っているので冬は快適に過ごせます。朝起きても、寒から布団から出たくない!なんていうことは全くありません。むしろ、寝ている間に暑くなって、布団を蹴散らしてしまうほどです。
国際カップルの日本人ではない方(多くは旦那さんの方)が、冬は日本に行きたがらないという話をよく聞きます。それは、日本の家が寒いからだそうです。激しく同意します。
私も、日本で暮らしていたときは、冬の寒さにかなりのダメージを受けていました。肉体的にもですが、精神的にもです。
『ワルシャワ貧乏物語―ある外国ぐらし(工藤久代)』によりますと、物資が慢性的に不足していて、給料も少なく、人々は大変な節約生活を強いられていた共産党時代のポーランドでさえ、冬場は暖房が十分に入っていて、震えずに快適に暮らすことができたそうです。
日本の建築技術が劣るのでしょうか?それとも、我慢が美徳なのでしょうか?もう令和だというのに、なぜあんなに寒い家で震えながら暮らさざるをえないのか。
もしかして、私が知らないだけで、最近の新しい家は建築技術が向上して快適な冬を過ごすことができるのかもしれません。
しかし、私が日本で暮らしていた間中、冬は寒くて震えながらの生活でした。風邪も引きやすかったです。2月の下旬ごろには、精神的にもかなり参ってしまって、ほとんど活動できなくなってしまっていました。
冬場の室内乾燥対策
24時間暖房が入っているので、乾燥します。寝るときは、うっかり風邪をひかないように注意をしています。寝る時には、
- マスクをする
- 部屋に洗濯物を干して湿度を上げる
- 首を温める
- レッグウォーマー
これらの対策をして寝ています。もう何年もかぜを引いて寝込んではいません。
まとめ 冬震えながら暮らすことは生産性を下げるし、いいことない
日本では冬になると、寒くて朝は布団から出たくないとか、お風呂に入る時にはヒートショックに気をつけなくてはならないとか、外から帰ってから暖房を入れて暖かくなるまでコートを着たまま室内で過ごしたり、こたつなどというただでさえ狭い日本の家に場所を取る暖房器具を冬の間中置きっ放しにしなくてはならないです。
身体中の筋肉もずっとこわばったままです。これでは健康にいいはずないと思います。
しかし、冬でも家の中が寒くなくて震えずに生活できると、そのような余計なことがなくなりますから、他の季節と同等の生産性を維持することができます。朝も普通に布団から出られますし、乾燥に気をつければ風邪をひきやすいということもありません。普通に生活できます。
むしろ、ヨーロッパの冬で気をつけるべきは、日照時間の少なさです。フランスでは、朝8時ごろようやく明るくなります。最初のうちは精神的に少しダメージを受けましたが、慣れてくると平気です。昼間に太陽をほどよく浴びるよにしています。
ヨーロッパの家の冬の快適さを知ると、冬には日本に行きたくなくなりますよね。冬のヨーロッパの家がこんなに快適だとは、日本を離れるまでまったく知りませんでした。日本の建築技術はどうしてしまったのかと思います。
A bientôt!
