フランスも私立が人気!公立小学校に通う小学3年生は復習ばかりで新しいことは未だに殆ど習ってきませんよ

公立小学校

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

フランスはすっかり冬です。部屋の中は集中暖房で暖かですが、明け方になるとさすがに深々と冷えてくるのがわかる今日この頃です。

さて、フランスの公立小学校の授業の遅さについての話題です。

子供が小学三年生になってから、宿題が殆どないので、学校でどの辺を習っているのか?何をやっているのか?ということがイマイチよくわからなくなりました。

 

うちの子のクラスではまだ新しいことは習ってない!

唯一分かっているのは、9月に新学期が始まってから今まで新しいことは殆ど習っていない、ということ。うちの子供がいうには、復習ばかりで全然進まないそうです。

そもそも新学期が始まって、何ヶ月経ったのですかね?今日で3ヶ月目に突入ですよね。

フランスでは、留年する子供を減らす目的で、学習内容を易しくする方針がとられたと聞いています。留年させても効果が薄く、予算がかかるから、と聞いています。

あくまでも各学年での目標に達して初めて進級させるという形は崩さず、出来が悪くてもなあなあで進級させちゃおう!という小細工をしないところがフランス風。各学年で習うことを少なく、簡単にしてみんなができるようにすれば、みんなができるから留年が発生しない、こういうロジックです。

これって、考えた末なのか、短絡的なのか、どちらなのかよくわかりませんね 笑。

どのくらい簡単になるのかというと、大体1学年分が上の学年で習う事項になるらしいのです。

こういった事情を聞いて知っていたので、うちの子供が「全然新しいことを習わない」と言い出した時、この1年は復習に時間をかけて少ししか新しいことを習わないで済むようにするのか、1年かけて復習だけして全く新しいことを習わないというのもあり得るなあ、と思いました。つまり、今年一年は調整時期。

うちの子のクラスでは未だに九九は半分くらいしか習っていないし、足し算をやったりもしています。動詞の活用なんて1つも習ってきません。

でもまあ、我が家は日本語で九九を習得済みだから、学校の授業は進んでも進まなくても構わないのですけど、普通の家庭の親なら「遅すぎやしない!?」と不満が出る頃と思います。

掛け算

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2017年10月19日

 

小学校がこんな状況でも、中学になるといきなり厳しくなるそうです。

 

市内の別の公立小学校でも同じ!

ついこの前、子供が幼稚園の時の同級生のお母さんと話す機会がありました。子供同士が同級生で、小学校は市内の別の公立小学校に通っています。

彼女の通う公立小学校の状況はというと、クラスに二人問題のある男児がいて授業がたびたび崩壊し、彼女の子供はストレスと感じているとのこと。授業内容は、というと

  • 2年生の最後に基本的な動詞の活用を習ったが、3年生になって未だに動詞の活用はまだ習っていない
  • 算数はずっと復習をしていて、最近ようやく7の段の暗誦が始まった

 

とのこと。動詞については、うちの子供の通う公立小学校も同じ。2年生の最後に、êtreとavoirくらいはやりました。算数については7の段に入ったというだけこの学校の方がまだマシです。

授業を崩壊させるような問題のある子供は、どの公立小学校にもいます。しかし、このクラスの担任2名は、一人が新人で、もう一人が内気なタイプなので、抑制が効かないそうです。

 

別の公立小学校も同じ

昨日、上のケースとは別の小学校3年生に通う子供のいる友達と喋った時も、「復習ばかりで何も新しいことを習ってこない」と、全く同じことを言っていました。最近、算数では掛け算の7の段をやり始めた、というのも上のケースと全く同じです。

どこの公立小学校もこんな感じらしいです。

 

まとめ こんなことだからフランスでも最近は私立人気

フランスに限らず、日本でもどこでも同じでしょうけど、こういった「できない方に合わせる」という施策は、できる方にしてみれば本当に退屈でどうしようもありませんよね。

公教育が広く平等に国民に教育を与えるということが目的であるならば、できない方に合わせても仕方ないのかな、という気もします。一方で、できる方の時間を返してくれ、とも思いますけどね。日本のとある底辺公立小学校・中学校に通っていた自分の経験から、そう思います。

そして、落ち着きのない子が授業を崩壊させてできる子が迷惑を被るのもどこでも同じ。こういう状況に合わせるのって、できる方からすれば本当に無意味だなあと思います。

でもまあ、学校で新しいことを習ってこなくても、我が家の場合は、「つつがなく学校生活を送れれば良い」程度にしか思っていないから既に学校には期待していないし、読書や家庭学習は家でしっかりしているので、別にもういいや、という感じです。

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一方で、私立小学校では、3年生でも動詞の活用はしっかり習ってくるようです(又聞きではありますが)。

授業崩壊の心配もなく、学習内容も従来を踏襲している(らしい)私立のほうが、余計な心配がいらない点でもやはりおすすめです。フランス人の友達がいうには、フランスでは昔は公立が良かったらしいですが、最近では子供を私立に通わせたがる親が激増しているそうです。

cahier de texte

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2017年10月23日

 

それでも我が家がなぜ子供を公立に通わせ続けるのか?というと、近いし、無料だし、友達いるし、学校にはあまり期待していないからです。

日本の学校における大量の宿題のような余計なことをしてくれなくて、日中預かってくれて、休み時間に友達と遊んで、授業ではたまに面白いことでもあればそれで十分です。あまったエネルギーは、課外活動に費やします。少なくとも、小学校の間はこれでいいですが、さすがに中学に関しては、戦略を練る必要がありそうです。

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A bientôt!

 

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。