幼稚園ではなくて小学1年生での海外移住。学校の授業が理解できるようになるには何年かかる?

バイリンガル

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

知人で小学1年生で日本からフランスに渡り、長年フランスで教育を受けた人がいます。高校生で日本に戻り、大学は日本の大学に進みました。そして、日本の大学院に在籍中なので、日本語で学問をすることができるということです。両親は共に日本人です。

 

うちの子供が小学校に入る前に、フランスの小学校がどんな感じなのか全くわからなかったので、当時どんな授業をやったのか、家での宿題はどうしていたのか?などいろいろと教えてもらいました。低学年の頃の過ごし方については、以下のように話してくれました。

 

フランスで小中学校を過ごした知人の小学校低学年の頃の過ごし方
  • 1年生から現地校。最初の2年間はチンプンカンプンだったが、その後わかるようになってきた
  • 週一回、家庭教師にフランス語の勉強を見てもらった
  • 日本からの通信教育をとっていて、お母さんが勉強をみてくれた
  • 家で丸つけをすると甘くなりがちだが、通信教育についている添削は客観的なところが良かった
  • 音読は大切(日本語に関して)
  • 漢字は通信教育のテキストだけ。覚えられなかった漢字だけ別に10回書く、など少し工夫したが、それほど大変だった記憶はない
  • 団体競技のスポーツを楽しんだ
  • 誕生日会を開いて友達をよんでもらって、より仲良くなるきっかけとなった

 

 

この話を聞いたのはもう何年も前のことです。以来我が家では、この経験とアドバイスをいつも頭の片隅に置いています。誕生日会をするとよい、というのも、この知人から聞きました。とはいえ、このアドバイスをいただく前からやっていたので、「やっぱり良かったのか!やってて良かった!」と思ったのです。決して、「やるといいよ」と言われたからやり始めたのではありません。

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うちの子供の場合、知人よりも低年齢の時に渡仏しました。幼稚園の年少さんのときです。そして、何度か同じことを言っているように、学校の授業に問題なくついていけるようになるには渡仏から3年かかるというのが、私の見立てです。これは、低年齢の時に移住した場合の話です。

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それに対して、小学1年生で移住した私の知人の場合は、わかるようになり始めるまで2年とのこと。そこから更に1年もすれば、問題なく授業についていけるようになるでしょう

 

結局、低年齢で移住した場合と同じように、小学校1年生での移住も同じく3年もあればついていけるようになる、というのが、私の見立てです。英語だったらもっと早いのかもしれません。

 

なぜそう思うかというと、小学生になってから海外移住して現地校に通うようになった場合は、ある程度の日本語理解力がある上に現地語を吸収することになるからです。幼稚園児が生活の中で現地語を覚えるのに比べると、最初は時間がかかるように思えるかもしれません。宿題もあるから、きっと大変だと思います。

 

しかし、年齢が高い分、文字で見て、先生の話を聞いて、頭で考えて理解していくので、わかるようになってくると早いのだと思います。最初の2年はわからなかった、3年生に入った頃から分かり始める、ということは、3年生から本格的に文法が始まりますから、この時点から複雑で大変といわれるフランス語文法を身につけていけばいいわけです。全く遅くはありません。

 

1年生2年生のフランス語レベルは大人が思うより低いのです

 

1年生で現地学校に入っても全く遅くない、というのは、1年生2年生のフランス語レベルは、文字を見て音読することはできるようになっていますが、文法的にはかなり低レベルだからです。どういうことかというと、子供同士は、いわゆる子供が喋るようなフランス語を喋っていて、文法的には間違いが多いのです。そう、ペラペラ喋っているけど、いわゆる子供フランス語。

 

2年生の終わり頃から、複合過去や未来形、動詞の活用など、大人がフランス語を勉強する時に真っ先に勉強するであろう文法を、ようやくちょこっと習うようになります。しかし、1回習っただけで矯正できるほど、それまでの生活の中で身につけた、子供っぽいいい加減な話し言葉を文法的に正すことは困難ですし、まして、仏作文の時に正しく書けるようになるのはもっと困難です。基礎文法は3年生4年生5年生と何回も同じ項目がでてきますから、繰り返しているうちに身につくようにします。

 

▼よーく聞いてみると本当に、ペラペラと中身のないことを喋っているだけですよ。だから、低学年のバイリンガルなんて薄っぺらいものです。

バイリンガル

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2017年10月6日

 

まとめ

 

なぜ日日家庭の渋柿さんが、そんなことわかるの!?って思うかもしれません。なぜかというと、うちの子供のこんな状態でも、1年生2年生を通してずっとフランス語においてクラス1の高評価を得ていたからです。特に、1年生の時には学年でも1番でした(2年生の時は学年ではどうだったか不明)。高評価の子供でさえこのレベル。

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2017年2月2日

 

だから、小学校に入ってからの移住で現地校に入るといっても、低学年だったらそんなにビビる必要はないと思いますよ。2年辛抱すれば、3年目から徐々にわかるようになります。

 

特に1年生からならば、フォネティックを徹底的にやりますから読めるようになります。意味は、得意の日本語から類推しつつ、フランス語の語彙も徐々に増えていくので、徐々にわかるようになってきます。

 

▼小学1年生の勉強についてはこちらで具体的にアドバイスしています。

フランスの小学校

子供が1年生のときに海外移住してフランスの小学校に入学したら、勉強はどうする?に対する具体的アドバイス

2017年8月31日

 

ですから、フォネティックを習う時期を過ぎてからの転入ならば、家庭教師をつけてフォネティックをみてもらうとよいと思います。これが曖昧だと、いくら文法で挽回するとはいえ、どんどん難しくなるフランス語を正しく音読できないということになり、結局、近い将来伸び悩むことになると思います。フランス語を聞いて理解するときには、音を聞きながら文字を思い起こし、そこに文法や読みのときの法則を当てはめてようやく意味が把握できるからです。この辺は、ディクテも通じて習得していきます。

 

▼我が家でも一時期家庭教師をつけていましたよ。

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2017年7月6日

 

A bientôt!

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ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。