マルシェに新鮮な野菜・肉・乳製品を買いに行きたいけれど足が遠のいた、ちょっとした事情。マルシェって戦場だよね。

マルシェ

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

私、フランスに来て間もなくから、特定のマルシェに足しげく通っていました(上の写真は南仏マントンの屋内マルシェ。この記事でいうマルシェとは、屋内ではなくて屋外マルシェのことです)。

週に一度立つそのマルシェは、ビオのものを取り扱っているので人気があり、近隣の町からも車を飛ばして回に来る人もいるほどです。

スーパーの野菜や肉は、大規模農業生産品です。安いですが、品質は?です。元々の品質から、輸送にかかる時間だけさらに品質が下がります。

一方、マルシェは近隣の農家が自分で作ったものを売りにきますから、作り手の顔を見ながら買えるという安心感があります。もちろん、鮮度も味も抜群。しかし、値段は安くはありません。日本で有機野菜を買うような感覚です。

 

マルシェは平穏な生活を望む人にはある意味危険地帯なのです

朝のマルシェは、9時を過ぎると人でごった返します。買い物かごを引っさげ、商品を選びながら並んで、待って、待って、待って、待って・・・・ようやく自分の会計が回ってきます。これを、八百屋、肉屋、乳製品屋で繰り返します。フランス人って、じーっと待ってて忍耐強いななんて思います。

この混雑を避けるためには、早朝に行く必要がありますが、子持ち主婦がそんなに早朝から頑張ってはいられません。このマルシェで買い物すると、時間がかかってドッと疲れるのでした。なんとか時間短縮したい!多くの人がイライラしています

そこで、日本ではあまり知られていませんが、一部の人の出る行動は「横入り」と「無視して抜かす」ことです。前者は頻繁にあります。後者はそれほど多くはありません。

別のマルシェによく買い物に行く日本人の友達も、マルシェではわざと順番を抜かすおばちゃんが多い!と文句を言っていますから、マルシェではよくあることなのでしょう。

この手の人に遭遇すると、本当に朝から嫌な気分になります

遭遇した時にどうするか?私の場合、はっきり言いますよ。「私の番ですよ!」って。C’est mon tour!って。

でも、そういうことを平気でやる人って性根が腐っていますから「あらごめんなさい!」なんていう人は一人もいません。絶対自分は悪くない!とばかりに、ごちゃごちゃ言いわけしてきます。ごちゃごちゃいうのは得意なフランス人。「私の母が足が悪いので早く会計を済ませたいんで」と言って、足の悪い母親を指差したり。だったら、シラーっと順番抜かすのではなくて、最初に言えばいいじゃない?だったら誰だって「どうぞどうぞ」って入れてくれるでしょ。

正直言って、私、順番なんてそんなにこだわっていないのです。人を人とも思わない失礼な態度を平気でとる輩に腹が立つだけなのです。こういう輩には一言言ってやりたい、それだけです。

でも、こういうエネルギーの使い方って、無駄だなーと思います。ぐったりします。

私は、普段の生活で嫌な思いをなるべくしないで済むように、公共交通機関にはなるべく乗らないとか、乗るとしても1等車に乗るなど対策して、やたらと不特定多数の人と関わらないようにしています。ロクなことがないからです 笑。

だから、マルシェに行くと混雑していて様々な人(お客側)と関わることがなんとなく嫌だったのです。でも、新鮮な食料は買いたい。

だから、どうにかならないかな〜?と思っていました。

 

農家直営店

結構長い間、マルシェ通いの生活を続けました。その後、農家直営店というのがあるということを知りました。農家が直接農作物をおろしにきます。鮮度は抜群、味も良い。

しかし、ただでさえ割高なビオ農作物が、場所代が上乗せされるためにさらに割高になります。肉も乳製品もありますが、かなり高い。

私の周囲でその店を知る人には「高い!!」と言われていて評判が良くないです。しかし、私は、昼間の空いている時間帯にゆっくり買い物できることが気に入って、頻繁に出入りするようになりました。でも、すこし心が痛みます。根っからの貧乏症なものですから。

かなり高いので、フランス人でこういう店を利用する人はよっぽどこだわりがあるのだろうな、と思っていました。例えば、ヨーグルト4つで4ユーロとか。牛乳1本2ユーロ近かったり。

 

同じようなフランス人がいた!笑

先日、近所のフランス人と喋っていた時のこと。「買い物はどこでしている?」と聞かれたので、最近は農家の直営店ですることが多いと答えました。そうしたら、

「あー、あそこね!私もよく利用するわ!前はマルシェに行っていたけど、待つのが嫌でねえ。」と。

な〜んだ。待たないで買えることに価値を感じて金銭を投じる人が自分の他にいると知って、妙に安心しました。しかもフランス人。

 

まとめ マルシェは戦場!

マルシェ。フランスのガイドブックには、「片言のフランス語を使ってマルシェで買い物してみよう!!」みたいな記事が載っています。確かに、フランス生活を垣間見ることができます。

顔見知りになって、ニコニコと新鮮な鳥のフィレを包んでくれるおじさんがいたり、牛乳屋のお姉さんの手が赤切れていたりして、冬は大変だろうなと思ったり。珍しい野菜が売られていたり。マルシェは季節を感じる楽しい場でもあります

しかし、観光マルシェならいざしらず、一般市民が利用するマルシェというのは一種の戦場とも言えます。商品を売る、買う、待つ時間を短縮するために横入りする!いろんな思惑が渦巻いていますからね。

ちなみに、マルシェには物乞いもいます。毎週毎週同じ人が手を出してきます。

物乞いの季節

毎年この時期になると増える物乞い。フランスでは道端で声をかけられてもロクなことがない場合が多いからご注意を!

2017年10月27日

 

一番良いのは、空いている時間帯にささっと買い物できるように、早起きして7時にはマルシェに到着することでしょうか。でも今の生活パターンでは難しいなあ。仕方がないので、ヨーグルト4個に4ユーロ払ってでも、ゆっくり気分良く買い物できる店を選びます。

フランスでなるべく快適に生活するコツは、混雑しているところに行かない、ということが一つですね。たまには早起きして行ってみようかな。

 

▼とはいえ、たまに行くと季節を感じることができていいものですね

イチゴ

いちごの季節になりましたね

2018年5月7日

 

A bientôt!

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。