Bonjour à tous! 渋柿です。
フランス語学習者が必ず一度は読んでいるのではないか?と思うほど有名な本、『星の王子様』は、イラストの可愛らしさから子供向けかと思いきや、意外と時制が難しかったりするし、行間を読まなくてはならないし、少し読んでみると結構難しいということに気づきます。
何名かの方が翻訳していらっしゃいますが、日本語訳と原文を照らし合わせると、訳者それぞれ独自の解釈が入っているということがよくわかります。
日本語とフランス語は遠いですからね。
こんなとき、フランス語を勉強して理解できるからこそ味わえる原語の感じを味わうことができ、フランス語を勉強しておいてよかったなー、なんて思います。
その『星の王子様』ですが、フランスの図書館では子供向けのカテゴリーに置かれています。
うちの子供が1年生の時に、図書館で借りて来ました。しかし、早かった。
全く読まずに返却いたしました。
当時はわからなかったことですが、そもそも、1年生ではフランス語の本を読めるほどのフランス語力がありませんから、これは当然という気がします。
フランスの小学校のフランス語の授業で『星の王子様』読む
うちの子供が『星の王子様』を読んだのは、小学5年生のときです。フランス語の授業で読みました。
同学年の他のクラスでも『星の王子様』を読んだそうなので、この10歳ごろが最初の適齢期なのでしょう。
クラスメートの中には、もっと小さい時にも読んだことがあるけれど、先生の解説を聴きながら改めて読んでみると感動してしまって、涙を流していた子もいたそうです。
まとめ 何事も優先順位があるよね

フランス文学というのは、文学好きであればよいですが、フランス語を勉強しはじめたばかりのひとが読むと、ひどく難しいのではないでしょうか。
文学を読むのはフランス語能力を高め、教養を身につけるためにはとてもよいのですが(むしろ必須か?)、フランスでの生活がかかっているから話して読めるようになるのが先!という状況の人には向かないと思います。
フランスで生活するためには、まずは話せないと話にならないので、話すための練習に重点を置くのが良いと思います。
A bientôt!

