Bonjour à tous! 渋柿です。
イタリアとの国境の街、マントンにある二つ星☆☆レストランMirazurミラズールを訪れました。
眺望抜群!
残念ながら、曇りの日でした。レストランは、下の写真のような立地です。マントン市内から向かうと、イタリアとの国境近くに突然現れます。当然ながら、事前に予約をしてから伺います。
レストランの中はガラス張りで開放感があり、地中海を一望することができます。私たちは、ランチに伺いました。
とりあえず、白ワインで乾杯。
シェフのマウロさんは、アルゼンチン出身。お食事に合わせるパンは、子どもの頃におばあさんが作ってくれたパンの味を再現したものだそうです。レモン風味のオリーブオイルにつけていただきます。
こちらが、そのパン。素朴な味わい。柑橘系の香りのするオリーブオイルにつけて食べると、食べたことのない味わい。子どもは苦手な様子でした。
この後に、小さな前菜がありました(写真なし)。小魚の骨をパリッとさせたものでした。そして、二皿目の前菜がこちら。卵の殻の中に、トロッとしたものが入っていました。中に何が入っていたのかよく覚えていなくてゴメンなさい。
これはなんだったかな?印象が薄くて忘れてしまいました。ごめんなさい。
こちらは、子どもメニューの前菜。
こちらも子どもメニュー。本日のお魚とパスタ。
奥のお皿が本日の肉料理。豚肉の脂身。私はお魚料理(写真なし)。子どもメニューと同じ白身の魚に、肉料理と同じ緑色のソースでした。
〆に小菓子とオレンジを剥いたもの。2つも星がついているレストランにわざわざ来て、みかんを皮むいて食べるって、どうなの!?って思いました 笑。
そういえば、この写真のデザートの前に別のデザートがありましたが、印象に残っていません。確か、マンゴー味の何かでした。
最後に、少しばかりチーズをいただきました(写真なし)。
まとめ
うーん。まあ気分の良いサービスでしたよ。子どもメニューがあるので、子連れでもストレスが少なくお食事できます。イタリアから来たと思われる家族連れや、日本人と思われる男性で、一人でお食事に来ている方もいらっしゃいました。満席でしたよ。
サービス係のプレゼンテーションを聞くと、一皿一皿、香りを大切にした料理だということがよくわかりました。魚の焼き方がカリッとしていて、家庭ではできない技だなと思いました。
しかし、全体的にあまり印象に残らなかったなあ。一皿のポーションが少ないというのもあります。天気が曇りだったせいもあるかもしれません。もしかしたら、厨房にシェフが不在だったのかも。せめて、ランチとはいえ肉料理と魚料理のソースを別のものにしていただけるとね。星が二つも付いているのですから。
それに、デザートのオレンジについて。たとえ半分剥いて供されるとはいえ、残りの半分を自分の手で剥いて食べる、って、わざわざ星が2つも付いているレストランでそれってどうなの?という感じがしました。家でみかんを剥いているときと同じ状況で、レストランに来ているという気持ちがパチン!と弾けて無くなってしまいました。
さらに言えば、これは最初っから感じていたことですが、テーブルにテーブルクロスをしていないのも、どうかと思います。イケアの家具とは全く違って、とても質の良い木で作られたテーブルだということはよくわかりました。でも、布製のテーブルクロスをしていない状況って、家と一緒です。星が2つも付いているレストランで(こればっかり)、家と同じような状況のテーブルに、直に皿やフォークやナイフを置くって、どうなの?って思いました。家でさえ、ランチョンマットぐらいは敷いています。
最後に。やたらと卵の殻に何かを詰めた料理が多かったです。私、卵の殻を料理に使うのって、あまり好きじゃありません。(きっと)煮沸してあるにしても、なんだか不衛生な感じがします。日本では、卵は綺麗に洗われた状態で売られています。しかし、フランスでは、スーパーでもどこでも卵といえばウンコや羽がついた状態で売られていますから、卵の殻って汚いものだと思うようになりました。
こちらの二つ星は、地中海を一望できるというロケーションも一役買っているのかも、と感じました。私の好みでは、断然パリ1区のケイの方が満足感がありました。
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このような星付きレストランは、お手軽なランチコースではなくて、夜にアラカルトで注文するのが一番楽しめるのかもしれません。なんだか不完全燃焼でした。
A bientôt!