フランスの残念な住宅事情 アパート一棟まるごと水漏れ物件・新築なのにカビ発生物件もあるよ!

カビ

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

フランスの住宅事情の欠陥っぷりについては、こちらで挙げつらってみました。

 

思い返してみると、まだまだありました 笑。
結局のところ、ちゃっちい素材を用いた手抜き工事と古さに起因する問題(騒音と水漏れ)と、隣人の問題に集約されます。新たに、手抜き工事に起因するカビの問題も付け加えましょう。

 

驚くべき、「一棟まるごと水漏れ物件」!!!

 

これは、シェリーの同僚(フランス人)のアパートの話。
同僚が購入したアパートは、市内でもとても静かで高級な場所。最初に購入した部屋の隣の部屋も購入し、中の壁をぶち抜いて、とても広く使っています。白い壁に間接照明。子供がいるのに、子供のものでごちゃごちゃした雰囲気をださず、とても落ち着いた空間に整えてあります。フランス人のこのようなセンスの良さを見習いたい!アパートの作りとエレベーターの有無と形状から、この物件もうちと同じく70年代から80年代のものだと思います。

 

この素敵なアパートが、なんと、一棟まるごと水漏れ物件だった!そうです。保険屋には彼の部屋だけでなく、同じアパートの他の部屋からも水漏れの報告が相次ぎ、保険屋はこの物件を一棟まるごと水漏れ物件に認定。「この物件全体の水漏れの修理が終わるまで、保険契約はしません!」と通告されたそうです。

 

ただでさえ乾燥した気候なのに新築物件でカビ発生

 

日本ではあまり見かけないと思いますが、フランスでよくあるのは、建物の中心に廊下が走っていて、その両側に部屋がある物件。その廊下には窓がありませんから、常に暗くて、人が通るときだけ電気がつく(または手でボタンを押して電気をつける)仕組みになっています。

 

なぜこのタイプの物件が日本で見られないのかというと、それぞれの部屋自体で風が通り抜けないからです。つまり、角部屋でない限り、物件の向いている方向によって北か南、もしくは西か東にしか窓がない部屋ばかりということになります。これだと、窓を開けても風が通り抜けない、つまり換気ができないってことです。臭いものを食べてもしばらくのあいだ臭いまま、湿気がこもってもこもったまま、ということになります。日本でこれだとあっという間にカビだらけになるでしょう。

 

反対に、南北もしくは東西に窓のあるタイプのアパートはtraversantといって、賃貸や売り出し物件の広告には明記してあります。この場合、両方の窓を開ければ風が通り抜けますから、それぞれの部屋自体で換気ができます。幸いにして、うちはこのタイプ。

 

さて、窓の開け閉めで換気できないタイプの物件でどのように換気しているのでしょうか?各アパートに換気扇をつけて、物件の一番上から排出するようにしているそうです。その換気の威力が、上層階から下層階に向かって弱くなり、地上近くの階では換気扇がほとんど働かず、新築なのにカビが大量発生したそうです。

 

うちのようなtraversantでも、浴室やトイレには換気扇が付いていて常時回っています。換気できないタイプの物件で換気扇が働かないとなったら、カビが生えるのは必須といえましょう。健康にも悪いです。

 

まとめ

 

フランスの良いところの一つは、空気が乾燥していて洗濯物が早く乾くしカビになりにくい、ということだと思っています。ただの生活者としてだけでなく、家族の健康を預かる主婦としてもこの点はとても評価できます。それなのに、部屋中カビになったら、フランスの良いところを一つ失うことになる重大事です

 

一棟丸ごと水漏れ物件といい、物件全体の換気システムの問題といい、自分の部屋だけの問題ではないこともあるということです。そうなると、修繕にとてつもない時間と労力が必要になるか、もしくは永遠に直らないか。フランスでの住宅選びは、まるでロシアンルーレットですね 笑。

フランスのアパート

フランスのアパートの話。前のアパートは親切な住人が多くてよかったなあ。

2017年10月31日

 

A bientôt!

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。