フランスの小学校で辞書を引き始めるのは何年生か?「お母さん辞書欲しい!」とおねだりされた件

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

うちの子がフランスの小学校に通うようになってから、「フランスの子供はいつ頃から辞書を引くようになるのか?」と思っていました。

 

日本では小学校の低学年から辞書を引く練習をするそうですね。「辞書引き学習」なんて言葉を聞いたことがあります。日本の本屋さんでは、小学生向けの国語辞書が何種類もあって、どれにしようか迷ってしまいます。

 

うちの子にも、日本語の国語辞書は小学校に入る前に買ってあげていました。それ以来、頻繁にではありませんが、一人で国語辞書を引いています。

 

ここフランスで子供達をよーく観察していると、フランスの子供たちは、わからない言葉があると「それどういう意味?」と大人に聞きます。幼稚園生はもちろん、小学生になってもです。

 

確かに、フランス語は単語の綴りがわからないと辞書を引くのが難しい。動詞に関しては、原型がわからないと辞書を引けない。結構難易度が高いと思います。

 

「フランスでは、子供達はいつ頃辞書を引くようになるのでしょうか?」と、先生に聞いてみようかと思っていた矢先、うちの子が、「辞書が欲しい!」と言いだしました。2年生の時です。聞いてみると、クラスに人数分の辞書が置いてあって、授業中にたまーに辞書を引くことがあるらしいです。だから、一応引き方は知っているとのこと。

 

2年生の11月、「辞書欲しい」と言いだした

 

わからない単語があるのは当たり前

うちの子には、「わからない言葉があったら手を上げて聞くんだよ。聞くことは恥ずかしいことではないからね。他のみんなは家でもフランス語を使っていて、わからない言葉があれば家でお父さんやお母さんに聞いたりできるだろうけど、たね子ちゃんは、家では日本語だから、他のみんなより多く知らない単語があっても恥ずかしいことではないからね。」と言ってありました。

 

クラスで笑われた!

2年生になって間もなく、先生にわからない単語があったので質問したら、「え?知らないの?!」と、みんなに笑われたということを話してくれました。その単語は、2歳3歳の子供でも知っているような単語だったとか。

 

1年生の時に、学年で一番になって、2年生のクラスでも調子よくやっていました。それなのに、みんなが知っていて当たり前の単語を知らないことがある、ということにショックを受けたのだと思います。

 

しかし、この時、隣の席のモハメッドが、「たね子は4歳からフランスに来たのだから、知らない単語があるのは仕方がないよ!」とフォローしてくれたそうです。なかなかいい奴だな!その通りだよ!

 

そして、「先生の説明を聞いても、その説明の中にまたわからない単語が入っているから、また質問しなきゃいけなくなる。」とも言っていました。さすがに、質問することは恥ずかしくないこととはいえ、質問に質問を重ねるのは気がひけるのでしょう。そこで、本人は、辞書があればこの問題を解決できる!と思いついたのだそうです。

 

欲しい時が買い時

「だから、辞書が欲しい」とのこと。まだ2年生には難しいでしょー、と思いましたが、欲しい時が買い時だとも思いますので、「よし、お母さんが買ってあげるよ!」とルンルン気分で本屋に向かいました。

 

Larousse junior か Le Robert junior

近所の本屋に買いに行って驚きました。「2年生の子供が、辞書が欲しいというのですが、どれがお勧めですか?」と聞くと、これかこれかな?と店員さんが持ってきてくれました。「この二冊が主流courantだよ。」とのこと。Larousse junior と Le Robert juniorの二種類です。

Larousse juniorはこちら

Larousse juniorはこちら

 

二冊を見比べて、ページ一番上の写真にあるLe Robert junior を購入しました。理由は、収録単語集がより多く、余計な付録ページがより少なかったから。それに、うちで購読している子供新聞Petit Quotidienの難しい単語もこの辞書で引いて、ページ下に記載してあります。

Le Robert junior

Le Robert junior

 

 

パッと開いた時には、Larousse junior の方が絵が多めで子供にとってはとっつきやすい印象がありました。しかし、フランスの歴史などの付録ページが多かったです。こういうのは、別に歴史の本を読めば事足りますから、無くてもよいです。値段はどちらもあまり変わりはありませんでした。

 

うちの子がいうには、学校に置いてある辞書はもう少し薄いそうです。確かに、ソフトカバーの辞書も本屋に置いてありました。

 

どんな単語を引いたのか?

それ以来、日本語の国語辞書と一緒に、引こうと思えばいつでも引ける場所に置いてあります。読みの宿題が出た時に、わからない単語をたまーに引いているようです。引くのに時間がかかるし、いちいち引かなくても大まかにわかればすっ飛ばすので、あまり出番は多くありませんが、購入して間もない頃、読みの宿題をやりながらどんな単語を引くのか横目で見ていたら、「butin」という単語を引いていました。

 

butin; Ce que l’on a volé. Les voleurs ont partagé leur butin.

 

盗品のことですね。私も知りませんでした。なかなか渋い単語を引いたものです 笑

 

本人は、「あ〜!」と言って納得していました。

 

ちなみに、私の仏和辞書で調べてみると、①戦利品、獲物②収穫、成果、と記載されています。

 

まとめ

 

一応、学校では2年生から授業中に辞書を引き始めます。そして、3年生からは持ち物に指定されます。

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2017年8月30日

 

日本語の国語辞書を引くのに比べて、小学生が仏仏辞書を引くのは難しいです。しかし、「辞書を引こう!」という気概を大切にしてやりたいものです。

A bientôt!

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

フランスの公立学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。