フランス世界遺産の旅 「モン=サン=ミシェルとその湾」Mont Saint-Michael

モンサンミッシェル

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

レンヌ駅近くのホテルを朝出発し、モンサンミッシェルを訪れました。2014年5月1日のことですから、モンサンミッシェルに渡る新しい橋が完成する2、3ヶ月前のことです。

https://nichi-nichi-france.com/homardbreton/

 

いろいろありまして、テンション低く観光

 

レンヌ駅北口を出て右手に歩いて50メートルほどのところにあるバスターミナルから、直通バスで約1時間20分。チケットは窓口で買いますが、ちょうど5日1日のメーデーだったので、窓口はお休み。バスの運転手さんから直接買いました。

 

最初の一目が一番!

 

ノルマンディーの田舎道をひた走ると、遠くから見えてきます。あー、これね!と、遠目ではありますが、最初のご対面が一番印象的。

モンサンミッシェル

 

徐々にテンションが下がる

 

終点に着いてから、橋を渡って島の入り口まで行く連絡バスに乗りました。午前中だというのに既にこのバスが各国からの観光客で満員。しかも残念ながら、天気は曇りで、風が吹いていてかなり寒い。混んでいる場所が苦手な私たちのテンションは、この辺りから徐々に下がってくるのでした。もう現物を拝んだからもういいっか〜。

 

島の中に入ると、いきなり店店店!!!
名物とかいうオムレツ屋も入ってすぐのところにあります。フランス人の友人がいうには、「モンサンミッシェル」と言えば、ここモンサンミッシェルに限らず、観光客でごった返している様子一般を指す言葉にもなっているとか。そのくらい、ここの混雑っぷりは象徴的なのでしょう。寒いのもあり、このあたりでもう引き返したくなってきました 笑。

 

モンサンミッシェル

そして、当然ですが、島の中に入るとその神々しいお姿を拝めませんから、ヨーロッパに良くあるゴシック様式などの建築物の狭間を歩くだけ。島の端から海を眺めても、灰色の空と、底の泥が見えるほどしか海水のない一面茶色の景色。風が吹き寒いので、島の入り口付近まで戻ってカフェでトイレ休憩。

 

 

モンサンミッシェル

修道院はメーデーのため閉まっていました。まあ開いていたとしても入らなかったでしょう。修道院や教会系はヨーロッパに住んでいるとお腹いっぱいになっています。島内に入ると特に面白くないということがすぐにわかりましたので、橋の途中から子供にスケッチをさせることにしました。モンサンミッシェルにかかる橋の途中に、スケッチするのにちょうどよさそうな場所があったのが、行きの連絡バスの中から見えました。

 

モンサンミッシェル

帰りの連絡バスに乗り、途中で降りました。持ってきたスケッチブックを広げて、子供はスケッチを始めましたが、残念ながらここでパラパラと雨が降ってきました。ますます寒い!おかげで、あまり念入りには書けませんでした。風邪をひくといけないので、もう戻ろうということになりました。

レンヌ行きのバスにはまだ時間があったので、どこか暖かい場所で時間を潰したいのですが、バスターミナルの店は何もやっていませんでした。メーデーということもありますが、きっと新しい橋が開通する2、3ヶ月前のことだったので、店やカフェはまだ何もできていなかったのかもしれません。

 

レストランで休憩。忙しいツアー客には便利だけど、、、

 

バスターミナルから離れた場所に一軒のレストランがあるのが見えました。とりあえずそこまで歩いて暖をとるためにカフェでもしようかということになりました。小雨振る中、歩いてそのレストランに入ると、結構な人がいるではありませんか。すべてのテーブルに糊のきいた真っ白いテーブルクロスが敷かれており、壁際の席に案内されました。壁には絵が飾ってあって、なかなかいい雰囲気です。外から見ると農家風の小屋という感じのレストランですが、中は結構おしゃれにしてあるのだなと思いました。

モンサンミッシェル

席を案内され着席して、周りを見渡すと、ちょうどお昼時ということもあって、しっかり肉やらワインやらを注文してワイワイやっている様子。10人くらいの友達同士で来て、楽しそうに過ごしている一団もいました。これはきっと、私たちも食事をとると思われているのだろうと思い、「飲み物だけですけど良いですか?」と、店員さんに聞いてみました。すると、「あー、それならこっちに移動してね!」と、ドアの向こうの続きの間みたいな部屋に案内されました。

 

そこは、先ほどの食事をとる人のための空間とは打って変わって、木の打ちっ放しの壁に、公園にあるような木のテーブルと椅子。比べて言うなら、食堂といった感じ。そして、そこに座って食事をしているのは、日本人のツアーのお客さんたち。「この中から選んで〜!」と、店員さんからメニューを渡されて選んでいました。そして、注文をとって、料理を運ぶだけで、あとはご自由にどうぞ、といった風。言い換えて言うなら、放置。添乗員さんらしき人がたまに様子を伺いに入ってきてご機嫌伺いをしています。こちらの食堂側にも入り口があり、食堂のお客さんたちは、レストラン側を通らず直接こちらの部屋に入ってきます。ツアーのお客さんたちはお昼の料金もツアー料金にコミコミなのでしょう、お会計をせずに時間が来ると添乗員さんが迎えに来て、出て行くようでした。

 

この空間の端っこで、コーヒーとジュースを注文し、バスの時間を待ちました。私たちはツアーのお客ではなかったのでお会計をする必要があります。レジは最初に入った入り口付近ですから、この日本人専用っぽい食事の部屋から、テーブルクロスをしてあるレストラン側に再入店(?)し、お会計をしてレストランを後にしました。

 

曇天模様の空といい、なんだか複雑な気分でした。一度に店の両側を見たくはなかったなあ。どちらか片方だけ知ればよかったです。

 

まとめ

 

まぁフランスにいるのだから一度は行ってみようか、ということで行ってみました。しかし、混んでいる場所が苦手なことに加えて、ヨーロッパの建築も見慣れていると「テレビや雑誌でよく知っているものをこの目で確認!」という作業のような行動になりがちです。例えて言えば、ペルーのナスカの地上絵を見にいった時と同じような感じです。知っているものをこの目で確認!とばかりに頑張りますが、セスナに酔って具合が悪いし、結局、プロの撮った写真の方が綺麗に写っているし、可視性もよい。

 

モンサンミッシェルも天候や干潮満潮によっては、テレビや雑誌の写真の方がよっぽど神々しいお姿として拝めます。ベストコンディションを選んでプロが撮影するわけですから、勝てるはずありません。結局、行きのバスの中から遠目でそのお姿が見え始めた時が、一番盛り上がり、それで十分だったような気がします。寒かったし、バスターミナル近くのレストランでの一件で複雑な気分になったのもあり、もう一度行くか?と聞かれれば、もうお腹いっぱいと答えるでしょう 笑。

 

おすすめの楽しみ方

私が思うおすすめの楽しみ方は、モンサンミッシェルのお姿を拝めるホテルの部屋に泊まって、外側から眺めることです。歴史や建築の知識をあらかじめ予習して、観光客の少ない午前中の早い時間に入島し、ささっとみて回り、混雑を避けます。名物のオムレツなんて、どうせ観光客向けですから、食べなくても良いのではないでしょうか。

 

パリからの日帰りツアーが人気のようですが、距離的には日帰りするような距離ではないと思います。時間がない方には便利だと思いますが、お食事付きといっても、上に書いたような感じです。できれば景観の良いホテルの部屋に一泊して、混雑を避けて観光し、ついでにノルマンディーかブルターニュの美味しいものでも食べに観光向けではないレストランで食事すると、楽しめると思います。天候がよく満潮なら最高でしょう。レンヌまで出れば、ブルターニュの美味しいものを食べられます。

 

ちなみに、レンヌはブルターニュ地方ですが、モンサンミッシェルはノルマンディー地方に位置します。

A bientôt!

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

フランスの公立学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。