Bonjour à tous! 渋柿です。
海外移住の初級者編、中級者編につづいて、今日は上級者編です。


私もフランス移住歴5年になるし、もうすっかり中級者気取り。でもね、上級者って達観しています。突き抜けてる、って感じです。そのような状況には5年程度のペーペーは到底かないません。いつ、そのレベルに達せられるのか!?上級者になるには、さらなる修行が必要らしいのです。
海外移住の上級者は、変な気をつかわないし周りに惑わされない!
1年ほど前、友達を通じて在仏20年以上になる方と知り合いになりました。20年は長い。フランス滞在の上級者ですね。その方と一緒にスポーツをすることになったのです。毎週1回顔をあわせること、半年ほど。その間、家族の話や、休暇の話や、仕事の話など、様々な話をしました。名前で呼び合っていましたし、もちろん、連絡先も交換しました。とはいえ、積極的に連絡を取り合う仲ではなく、活動の日の連絡をする程度ですけれどね。
そして、その活動も終わり、お互いにお会いすることがなくなりました。その数ヶ月後のことです。別のイベントでご一緒する機会がありました。久しぶりにお会いしたので、「あら、こんにちは〜。」って挨拶しました。まあ、普通は知っている人に会ったら挨拶しますよね。他意はありませんよ。
そうしたら、その上級者の方はキョトンとした顔でこう仰いました。
「あの〜、お会いしたことがありましたっけ!?」って 爆。
びっくりした〜。私の存在ゼロになってた 笑。
あまりにびっくりしたので、「あのとき一緒にどこそこでスポーツして・・・」なんて弁解しませんでした。すぐにドヤドヤっと用事が始まったので、「はは〜」って笑ってうやむやにしました 笑。
まとめ 上級者はこのくらいでないとね!
それっきり、お会いしていませんけどね。もし、次に会って、「初めまして」と言われたら、初めましてのふりをしようと思います。もし、「あ〜、前に一緒にスポーツしてた渋柿さんですね!」って言われたら「そうです〜!」って、スポーツしてた元メンバーってところから話を始めます。先輩に合わせます 笑。
私レベルの中級者だったら、会ったことのあるかもしれない相手を思い出せないときは、「あれ?以前お会いしましたっけ?」って、いかにも「私の方が忘れちゃって〜最近忘れっぽくて、ごめんなさいね!」というニュアンスで聞くと思うのです。
でも、上級者ともなれば、そんなところには気を使いません。自分と自分の家族の生活を回して、仲の良い友達との付き合いを大切に、異国の地で淡々と日々の生活を続ける。もう、やることが決まっている。付き合う人間も決まっている。だから、その範囲に入らない相手にどう思われるのか考えるといった、自分の既存の関係の枠外の人に気を使うようなエネルギーの使い方をしないのだと思います。だって、確固とした自分の世界があれば、新しい人間関係なんて無駄ですもん。

それにしても、いや〜、びっくりした!!!
ここまでお読みいただけたらわかると思いますが、私は決して、自分の存在をゼロにされたので気を悪くしたわけではありませんよ 笑。私なりの解釈で、上級者というものはこのように達観するのだなあ、移住歴5年のペーペーでは、まだまだその域にはまだ達せなさそうだ、と唸らされたのでありました。
皆様におかれましても、滞在歴の長めの方に覚えてもらえなくても、決してお気を悪くされませんよう。
▼滞在歴長めの人からのアドバイスにはご用心。海外移住の注意点はこちらにもまとまっています。

A bientôt!