Bonjour à tous! 渋柿です。
フランスの住宅事情について、前回の続きです。

フランスでのアパート探しは大変です。
不動産屋を通じた賃貸の場合は、賃借希望者が収入をはじめとする入居条件を満たしていて、あらゆる書類を出して最終判断で断られる場合があります。
不動産屋に聞いたところによると、最終的な決定権は大家さんにあるからです。大家さんが「この人はちょっとな〜」と思ってしまえばアウト。
一般的な心情的に外国人家庭はその点でかなり不利と思われます。
また、不動産屋は不都合なことは言いません。だから、実際に入居してみるまでわからないことが多いのが残念な現実です。
数々の難関をクリアしてようやく借りられたアパートに入居してみても、実際こんな感じだったら、長く住むのは難しいかもしれません。
特に避けるべき物件とは?
様々な人の話をきいても、自分の体験からしても、厄介な隣人がいる物件はどうしようもないです。
訪問客のいない独居老人系
身内から見捨てられている系の老人は厄介です。
- 一日中家にいるから足音などが一日中聞こえてくる
- テレビを大音量でつけるからうるさい
- 自分の規範を押し付けてくる
- 水漏れなどを起こしても気づかない、もしくは自分のせいではないと言い張るなど、性格上の難点
- そもそも移民が嫌い
関わると、なにかと不愉快な思いをします。
しかも、高齢ですし、きっと賃貸ではなくて購入しているのでしょうから相手が引っ越すことは望み薄です。
自分が引っ越さない限り状況は改善されません。
訪問客のいない口うるさいおばさん系
独居老人系に似ていますが、こういう人も自分の基準だけで生きているので厄介です。
そしてこの手の人にたまにあるのが、
- 他人の生活に興味津々
ってことです。こうなると、自分の生活を常に監視されちゃいます。
中年以降であれば、賃貸ではなくて購入している場合が多いと思いますから、この場合も自分が引っ越ししない限り状況の改善は望めません。
バカ学生
フランスの学生はお金がないので、友達のアパートでパーティーをします。
テストが終わった後など、派手にお祭り騒ぎをして近所に迷惑をかけます。
パーティーだけではなく、若くて実家から出たばかりということで、基本的な市民生活レベルの生活ルールをしらなかったりするので厄介です。
- 夜中まで騒ぐ
- 夜中に洗濯機を回す
- コロカシオン(共同賃貸)の場合は特に、出入りが多くてうるさくなりがち
しかし、学生の場合は卒業すれば引っ越して行きます。
コロカシオンの場合で騒ぐのが好きな学生がいても、その一人が引っ越していけば、静かになるということも大いにあり得ます。
我慢していても、そのうち状況が改善する可能性はあります。
しかし、学生が入っている物件には継続的に学生が入ってくると思われますし、状況が改善しない可能性もあるので、見切りをつけて自分の方から引っ越す、というのが賢い選択かもしれません。
まとめ
全ての独居系や学生が厄介な隣人だというわけではありません。
中には良識のある人もいるのが世の中というもの。
しかし、相手を変えることは不可能というのも事実。
厄介な隣人がいてメンタルをやられそうと思ったならば、長く住むことはお勧めしません。
▼実際に具合が悪くなりました、私。

引っ越し先に希望を託しましょう。何度か引っ越していると、勘も良くなってくると思いますよ。
A bientôt!