Bonjour à tous! 渋柿です。
三年以上在外生活を続けると、学校の勉強に問題無くついていけるようになるらしいということは、以前の記事に書いた通りです。

その後、うちのたね子のフランス語は順調に上達して、学校の勉強も問題がなくなりました。むしろ、学年ではよくできる方になりました。しかし、これを日本でも維持できるかというと、難しいと感じます。
実際にこんなことがありました。小学校2年生に上がる前の夏休みに、日本で6週間過ごしました。すると、耳に大きな変化が。在フランス三年半余りの頃です。休み明け、フランス語が変な風に聞こえるようになりました!!!
子供が外国語を忘れるのは早いというのは本当
日本では完全にフランス語スイッチをOFFに
日本にいた間、フランス語は頼まれた時以外全く口から出てきません。完全にフランス語スイッチを切って、日本語モードになっています。
日本の友達のお母さんも、「遊びながら、オ~!とかウィ~!とか言っちゃうのかと思ってたけど、全然フランス語出てこないね!」と。
参加した子どもキャンプでも、フランスの小学校に通っているという話を自分からするまで、周りの子どもたちにバレなかったそうです。
フランスに戻ってみると
フランスに戻って9月に新学期を迎えました。
それから2週間後、子ども向けの映画を観に行こうと誘いました。いつもなら、喜んで行く!というはずなのに、行かない!とのこと。えぇ~!
なぜかというと、
「フランス語でしゃべっているのを聞くと、変な感じがするから!」
へえ、驚いた。しばらく日本語モードに戻っている間に、こうなったのだと思いました。
ここからは仮説ですが
たった6週間の日本語モード生活で、フランス語でしゃべっているのを聞くと変な感じがするようになりました。ということは、日本に完全帰国して、日本語スイッチのままでいたら、数ヶ月もすればフランス語を忘れ去っていくということが容易に想像できます。
その後、2ヶ月で復活
11月頃に、「まだフランス語でしゃべっているのを聞くと、変な感じがする?」と尋ねてみると、「もう大丈夫!」とのこと。
まとめ
せっかく覚えた外国語だから、維持させたい、と思うのが親心。三年半くらいの在外生活で学校で問題無く生活できていても、帰国時が小学校の低・中学年の場合は、帰国後の語学力維持にはエネルギーが必要そうです。子どもは覚えた外国語を忘れるのは早い!というのは、残念ながら本当のようです。
A bientôt!