フランスの幼稚園や小学校では卒業式はありません!慣れれば無くて平気です。

卒業式

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

もうすぐ日本は卒業式シーズンですね。
日本からフランスに来てまず面食らうのが、入学式や卒業式が全くないこと。おそらく、伝統的に式典をやらないというよりも、式典に費やす予算も時間もないというのが実情と思います。

 

しかし、フランス滞在数年を経過すると、卒業式ってなくてもいいのではないか?と思うようになりました。実際、卒業式卒園式がなくても、普通に生きていけるし、結局どうも思わなくなりました。フランス的に私の頭の中も合理的になってきたのかもしれません。こういうのをフランスかぶれと言うのかもしれませんけど。

 

▼フランスの学校に無いのは卒業式だけではありません。日本の学校には普通にあるものが全然ないのですよ。

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フランスの卒業シーズンは6月

 

フランスでも、卒業間近になると「もうすぐだね」とか「寂しいわ」と、親同士で話をします。

 

うちの子が幼稚園の卒業間近の時は、6月末の音楽会が終わると、親も先生もそういう気分になったものです。

 

毎年6月末に園庭で行なわれる音楽会は、子供達が1年かけて練習した成果を親たちの前で発表するという、フランスにしてはとても気合いの入った会でした。といっても、フランスのことですから、1年でこんなもん!?っていう出来栄えです。

 

でも子供たちは一生懸命でした。日本の幼稚園のように、次から次へとイベントがあるわけではないので、週に1回、1年かけて、クラスで1曲の準備をして発表しました。

 

うちの子が年長の時の音楽会は、6月の青空の下、それはそれは清々しい気候と雰囲気の中、先生方主導で楽しい雰囲気で行われました。

 

そして、最後の日には、先生に花束などのプレゼントを渡したりして、湿っぽくならず、明るい雰囲気で最後の日を迎えました

 

また、毎年度最後の日には、「同じ色の服を来ていく」というお祭りもありました。卒園の年は白でした。お迎えに行った時はお祭りムードで、終了という気分になりました。

 

日本の卒園式・卒業式

 

日本の卒園式卒業式は、それはそれはパリッとした厳かな雰囲気で執り行われますね。

 

しかし考えてみれば、日本の卒業式の前には「卒業式の練習」とやらで何時間も拘束されます。お辞儀の練習やら入退場の練習、思ってもいないことを大きな声で言う「別れの言葉」の練習を何時間も何日もかけてやらされます。

 

私など、いつまでもダラダラとして全体を乱す生徒を怒る先生の声を聞きながら、何度も何度も歩かされ、思ってもいないことを人前で大声で言わなくてはならないということを苦痛と思う子供には、苦痛でしかありませんでした

 

卒園生卒業生はどのように考えているのでしょうか?特に卒園生なんて、「クラスの友達と会えなくなる」というまだ状況をよくわかっていないのではないでしょうか。小学校の卒業生といっても、ほとんど同じ中学校に進学しますし、中学受験をして私立中学に進学する子供は小学校をようやく卒業できてせいせいしているかもしれません。

 

ですから、卒業だからという理由で、涙を流す要素が大人が思うより随分少ないのではないでしょうか。少なくとも、私は「もう卒業式の練習もないし、ようやくこのつまらない学校を卒業できて清々だわ!!」という気分でした。

 

それなのに自分が親になってみると、ついうっかり「卒園式に出席してみたい」という気持ちがあることに気づきました。フランスに来て、卒園式がないということに面食らいましたから。

 

そのことに気づいてみると、子供の卒業式って、「今まで育てた子供がやっと卒業だわ!」という親の気持ちを満足させるために、子供にたくさん練習させてお涙頂戴的ドラマ仕立てにしたもの、という気がしてきました。否、ごめんなさい、今となっては完全にそういう風に思えてしまいます。卒園式卒業式なんてなければ、涙を流すキッカケはないですよ。笑ってハイ終了!それで十分ではないですか。

 

まとめ

 

もうすぐ卒業で寂しい気分は、きっと全世界の親の共通事項。

 

うちの子が卒園する6月の音楽会が終わった時には、あー、これで今年も終わり。もうすぐ卒園だわ、と寂しい気分になりました。子供の友達クララのお母さんもc’est difficile.と言っていました。

 

しかし、訓練まがいの練習してやる式なんて必要なく、その気持ちをちょこっとだけ共有し、来るべき日には子供は元気に次の学校へ巣立っていく。それだけで十分ではないかと思うに至りました。

 

日本人って、要らぬ努力をドラマ仕立てにして涙を流すのが好きなんだなあと思います。感動して涙を流したいってこと自体が悪いことではないです。苦痛な練習してまで思ってもいないことを言わされ、予算使って感動のシーンを作り上げるという点に違和感を感じるようになりました。当日見ているものは、訓練された子供の姿ですよ!?

 

やるなら即席でできる範囲で。苦痛な練習に時間を費やすくらいなら、さっさと家に帰してくれって思います。家でゆっくり好きな本を読んだりおやつ食べている方が子供にとっては有意義です。こんな風に考えるようになるとは、どうやらフランスにかぶれてしまったようです。

 

▼卒業式が無いのも合理的。フランスを語る上で、「合理的」というキーワード無しには語れませんよね。

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フランス移住は時間もお金もエネルギーも合理的に使うのが好きな人に向いている!何でも合理的に考えればフランス的になるよ。

2017年10月5日

A bientôt!

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。