海外移住歴が長くなると日本とか外国とか区別つかなくなるよ、という先人のアドバイスは本当だった!

海外移住

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。本ブログを始めて1年を迎えようとしています。フランスの方だけではなく、日本の方にも読んでいただいているようです。今まで続けることができたのは、読んでくださる方がいるということを励みにすることができたからです。ありがとうございました。

 

近々、リニューアルすることを考えています。

 

最初は、「日本からフランスに移住した日本人家族が、日本人家族の目線からフランス生活をお伝えする」趣旨のブログにするつもりでした。

 

しかし、移住歴も伸びてくると、日本のこともフランスのことも両方ともちょっと引いた視点から俯瞰するようになってきました。今いる地点は、フランスも日本も両方とも視界に入る少し小高い山の上から両国を眺めている、という感じです。

 

私がフランスに移住してまだ1年ちょっとのころ、イタリアに住む移住歴では大先輩にあたる知人が、「移住歴が長くなってくると、日本とかイタリアとか、よくわからなくなってきたよ。誰かに会ったとしても、それがイタリアだったのか日本だったのかもわからなくなる。それはこっちだ、あれは向こうだ、とか考えなくなってくる。」と言っていました。当時はそんなもんかなぁと思って聞いたものです。

 

▼海外移住の上級者は、いろんな意味で達観しておられます。

海外移住

海外移住の上級者にはまだまだ敵わないわ〜!!と唸らされた件

2017年10月4日

 

何度も繰り返していますが、日本人家庭ですから、何年住んでもフランスのことはよくわかりません。年月が経てば、それなりに経験が積み重なってわかるようになることや、独自の視点で理解することができるようになってきます。愛着もわいてきます。新入りのころに比べれば、はるかにいろいろ見えてくるものがあるなあ、とは感じます。

 

しかし、結局のところ、自分の祖国でもなければ夫の祖国でもなく、子供にとっても教育を受けた国ではありますが祖国とはなりえません。これは本人の発言からも明らかです。子供にフランス人になってほしいなんて、コレっぽっちも思っていませんから、これはこれで良いのです。家族全員にとって、フランスは人生の一時期に生活しているに過ぎない場所です。「祖国はどこか?」ということを考えるようになったのは、日本を離れているからです。

 

一方で、日本のことは好きキライは別にして、離れていてもよくわかります。少々情報に疎くなっても、夏に一時帰国したりネットの情報ですぐに追いつくことができます。やはり、日本育ちだし、日本語が一番楽ちんだからです。

 

日本にホームシックにかかっているわけではありません。仮に「いつ帰ってもいいよ」と言われても、しばらく帰らないでしょう。日本の学校教育も、同調圧力もこりごりですし、今までフランスでの生活の基盤も築いてきました。私たちは日本ではなくてフランスで生活することを選んでいるのです。

 

だから、フランスに居るけれども(社会のことがよくわからないという意味で)地に足がついていない状態で、なおかつ日本のことも同時に考えてしまうのです。少し高い山から両国を眺めるような感じです。

 

日本のことで考えるのは特に、子供の教育のことです。私は、日本から離れてしまったから、日本の子供を取り巻く、宿題や受験といった環境に巻き込まれなくて済んでホッとしていますが、これはただラッキーだっただけで、きっと日本にいれば、今頃ストレスたまりまくりで胃潰瘍にでもなっていたと思います。きっと、不安を煽られていいカモになっていたはず。それも、かなり太った美味しそうなカモに。

 

そして、私自身はフランスでフランスの親の子育てを垣間見て影響されたり、自分の過去と照らし合わせて考えたり、考え直したりすることによって、子供を幸福の方向に導くためにはどうしたらよいのか?について、自分なりの答えを持ち始めています。それは結構いい線いってるのではないかしら!?と思ってます。

 

ですから、これからは日本で子育てをしている方々に対しても、ちょっと違う視点で考えるとこういう風にも考えられるよ?これはおかしいんじゃない?といった形で、フランス情報や日本の教育や労働批判だけではなくて、海外移住や教育やお金のことを含めたライフスタイル全般について、少し遠い位置から提言していきたい。いきなり海外移住はハードルが高いです。日本にいる方にも、再現可能な部分がきっとたくさんあると思うのです。

 

日本にいれば、同じような人々が同じ方向を向いて競争しているから、渦中にいればわからないことってきっとたくさんありますよね。煽られてカモになっちゃいますよね。

 

日本を少し離れたところから見ている渋柿の書くこのブログが、フランスの情報を得るだけではなくて、気分がちょっとすっきりしたとか、考え方を変えてみる、といったきっかけになると嬉しいです。

 

A bientôt!

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ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。