Bonjour à tous! 渋柿です。
前記事 【海外移住とうつ】その13 メンタル悪化 環境の悪い道を通っての小学校への送り迎えが大変すぎた からのつづきです。
引越しをし、明るさだけが取り柄の音が響くアパートに住み、子供が学校で怪我をさせられないかとか、他人の受けるべき罰を連帯責任で負わせられないだろうか?と心配したり、環境の悪い道を1日何往復もしながら子どもの送り迎えをするというストレスフルな生活をつづけてまもなく、今まで楽しいと思っていたことが楽しくなくなりました。
例えば、フランス語の勉強が嫌になってやめました。もともと、語学は嫌いではなかったので、結構楽しく継続していたのです。しかし、突然嫌になってやめてしまいました。

料理も好きだったのですが、作るのが面倒臭くなってしまいました。何を作ろうか、思いつきもしなくなりました。料理自体がストレスになってきました。
また、旅行が好きだったのですが、興味がなくなりました。パッキングが面倒だと思うようになりました。以前ではそんなこと思ったこともないことです。
今思い返してみると、これがうつ状態の最初の症状だったのではないかと思います。自分でも、今までと違う、何だか変だなとは感じていましたが、なぜなのかよくわかりませんでした。
中でもこのころ苦痛だったのは、送り迎えのときに、学校のお母さん方に話しかけられたことです。私自身、ママ友さんができて嬉しい気持ちもあったのですが、フランス語が苦痛になったので放っておいてほしい気持ちの方が大きかったです。
移民で主婦ですから、大した話題もありませんし。毎日毎日、同じ人に会って話しかけられるのが本当に苦痛で、子供が出てくるのを待っている間は、スマホをいじって「話しかけないでオーラ」を出すようになりました。
そのほかには、やたらと音に敏感になりました。不意に耳に入る雑音が大きく聞こえたり、子どもの練習する楽器の音やご近所さんの生活音が神経を逆なでするような雑音に聞こえ始めました。
最悪だったのは、怒りっぽくなってきたことでした。この頃から、些細なことで子供をしょっちゅう怒るようになりした。そして、怒った私が怒り疲れてしまうのです。
このような症状から、坂道を転がるようにうつ状態が悪化し、頭に靄がかかって考えがうまくまとまらなかったり、今までできていたことができなくなったりしてくるまでに長い時間はかかりませんでした。
家族も私の異常事態にまだ気づいていませんでした。
つづく。
A bientôt!