【海外移住とうつ】その19 うつ状態突入! 引越しの日にご近所Bの正体もバレる!

Bonjour à tous! 渋柿です。

前記事 【海外移住とうつ】その18 うつ状態突入! 引越しの直前にご近所Aの正体がバレる!からのつづきです。

ようやく引越し当日となりました。

引越し業者が3人でやってきて、荷物を搬出し始めました。エレベーターを使いながらテキパキと作業を進めて行きます。

私と夫は、部屋の中にいて引越し業者に指示をだしたり、最後の片付けをしたりしていました。

しばらくすると、隣の独居マダムBが玄関を開けて何かを大声で叫び始めました。エレベーターがちょうど独居マダムBの部屋の真ん前だったので、「うるさい!静かにしろ!」とでも叫んでいるのかと思ったら、違いました。

「誰がエレベーター代を払っていると思ってんだよ!!!!」と大激怒しているではありませんか。びっくりたまげました。そして、引越し業者3人のうちのリーダーと廊下で大ゲンカになりました。幸い、私は部屋の中にいたので聞いているだけですみましたが、傷害事件にもなったらどうしようと怖かったです。

実は、この引越し業者3名は、見るからに北アフリカからの移民でした。マダムBが怒鳴る中、リーダーが口で反撃しながら着々と搬出を進めて行きました。

そして、カーブの中の荷物も片づけおわってアパートの外に出た時です。

あのマダムは、俺たちが移民だからああやって文句を言ってきたんだぜ。ラシスト(人種差別主義者)だ。もし、移民じゃなくてフランス人だったら文句はいわないんだ。あのババア、玄関の穴から観察してやがったんだ、で、俺たちが移民だってわかって、ああいうことを言い出したんだぜ。」と引越し業者が言いはじめました。「そうなのよ、だから私も引っ越すのよ!うちの真上に住んでるのもラシストのババアなのよ!」と、すかさず言ってやりましたとも。

すると、3人とも「おお、そうなのか!」となって、それ以降、新居への搬入が終わるまで、私たちに対してすご〜く親切に振舞ってくれるようになったのでした。

仲間!って思ってもらえたのだと思います 笑。最初は3人ともつっけんどんで少し怖い印象がありましたが、後半は気を使ってくれました。新居への搬入の際も、近所の人と遭遇するとすごーく愛想よく振舞ってくれましたし 笑。

全部終わってから、「俺の名前を漢字で書いてくれ!」ってリクエストされました 笑。当て字を書いてあげると、とても喜ばれました。レーダ(北アフリカ系によくある名前)には「霊打」って書いてあげました。

このように、ラシストからの襲撃をうけながらも、北アフリカ系とアジア系の移民同士で力を合わせて(?)無事に引越しが終わったのでした。

見ていて思いましたが、このリーダーさんは、このような仕打ちに対しては、百戦錬磨なのだと思います。移民は多かれ少なかれ、このような仕打ちをうけつつも、仕事をみつけてたくましく異国で生きていっているのでしょうね。

つづく。

A bientôt!

この記事を書いた人

日本人一家でフランスに教育移住して10年近く。9月から念願の学生に。子供はコンセルヴァトワールで音楽をやりながらクワトロリンガルを目指す中学生。

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