Bonjour à tous! 渋柿です。
イベント苦手な我が家のクリスマス。24日編に続き、今日は25日編です。

今日はお店も開いていないし、外を歩いている人もまばらですから、クリスチャンではないけれどとりあえずクリスマスっぽく過ごす必要がありそうです。
予め、24日と25日は家から一歩も出ずに過ごせるようにと、チーズ専門店で買ったラクレットが冷蔵庫にあるので、先ほど家族でラクレットをしました。
イベントが苦手な我が家の25日の過ごし方
朝、早めに目を覚ました子供がプレゼントを発見して、大喜びをしていました。その物音で大人も起床。これで、クリスマス最大の任務終了となりました。
8時頃、前日のバゲットとゆで卵で軽く朝ごはんを済ませました。コーヒーを入れて、頂き物のお菓子を少し食べました。
私は眠くなったので、もう一度寝ました。子供とシェリーは、クリスマスプレゼントで遊んでいました。
11時半に、家族ぐるみでお付き合いのあるフランス人の友人に電話して、5分ほど近況を話しました。
その後、ラクレットの用意をして、12時過ぎからスタート。13時には食べ終わりました。
現在、片付けも終了し、子供は好きなアニメをみはじめ、私はブログを書き書き。
昨日は物音を立てると近所迷惑かと思って洗濯をしなかったら洗濯物がたまったので、1回洗濯機を回しました。隣も洗濯機を回している音がしたので、大丈夫だろうと判断。
この後は、15時頃にショコラとマロングラッセを食べておやつとします。
夜は昨日と同様に、お茶漬けとリンゴでもかじって終了とします。
ラクレットracletteって?
ラクレットは、チーズ名でもあり、料理名でもあります。
私の世代ですと、昔のアニメ「アルプスの少女ハイジ」で、おじいさんが暖炉でトロトロに溶かしてくれたチーズをパンに乗っけてハイジが食べるシーンを覚えている方が多いとおもいます。
その、加熱してトロトロっとさせたチーズを、パンやジャガイモにかけて一緒にいただく料理をラクレット(料理)と言います。また、そのためのチーズもラクレット(チーズ)と言います。だから、
「ラクレット(料理)しようか?」とか、
「ラクレット(チーズ)買いに行ってくるわ」とか言います。知らないと紛らわしいですよね。
ラクレットの食べ方
スーパーでもチーズ専門店でも、ラクレット(チーズ)が売られています。
自宅では、野菜やパンを用意して、ラクレット用の機械で溶かして食べるだけ。手軽にパーティー感が出て豪華に見えるわりに準備が簡単なので、ラクレット用の機械を持っていると重宝します。
上の写真は、用意しながら、焼きながら、食べながら写真を撮っているので、うまく撮れていなくてごめんなさいね。
食べる際にはナイフ、フォークではなくて、お箸が一番食べやすいです。
この、ラクレット機は、8人用。確か、60ユーロくらいで購入したものです。決して高いものではありません。私の友達でも持っている人が多いです。
ラクレット(料理)に利用する以外では、クレープ生地を焼くのにも重宝します。
ラクレット(料理)では、チーズを下の段でとろけさせて、上の段では野菜などを焼きます。フランス人の家庭ですと、チーズに合わせるのはほぼジャガイモがメインになるようです。
ラクレット(チーズ)と一緒に何を食べる?
野菜と一緒に
今日の我が家では、ジャガイモのほか、ズッキーニ、エシャロット、ソーセージを焼きました。ジャガイモはあらかじめ茹でるか蒸して火を通しておきます。人参も用意しておいたのですが、冷蔵庫に入れてすっかり忘れてしまいました。
各自のお皿には、切っただけの生のトマトを入れておきました。
あつあつのチーズと野菜ばかり食べていると口の中が塩っぱく、熱くなるので、箸休め的に生のトマトを食べると、口の中がさっぱりして非常に美味しいです。もちろん、チーズをかけてもよいです。
また、今回はいいものが見つからなかったので用意しませんでしたが、シャンピニオンを素焼きにしても、香りがよくてとっても美味しくなります。
肉類は?
肉類としては、ハムが一般的です。ハムといっても、生ハムや加熱済みハム。生ハムもコパとか部位を変えて数種類と、加熱済みハムも普通のハムからハーブ入りやピスタチオ入りなど、さまざま取りそろえます。チーズフォンデュの時と同様です。
我が家では、今回ハムを買いに行く時間と気力がなかったのと、ハムを食べるとハムの塩気とラクレット(チーズ)の塩気で喉が乾きすぎるので、今回は近所のビオショップで買ったソーセージを焼きました。
もしハムを用意する時は、生ハムよりも加熱されたハム(jambon blancなど)の方が合うと思います。
あくまでも私の経験では、生ハムは塩気がよりきつく、チーズに合わせて食べるよりも単体で食べた方が生ハム独特の美味しさを堪能できるような気がしています。
加熱ハムは、薄めにカットしてもらった方が食べやすいし、食べ過ぎて喉がカラッカラにもなりにくいのでオススメです。家庭でするならjambon blancだけでも十分です。
パンはどうする?
以前は用意したことがあったのですが、結局食べずに終わることがほとんどでした。だから、今ではパンは用意しません。ジャガイモがあるから十分です。
今回用意したラクレットは五種!
普段の食事ではスーパーに売っているラクレットでもいいですが、こういう時やお客さんが来る時にはチーズ専門店まで買いに行きます。
チーズ専門店に行くと、さまざまな種類のラクレット(チーズ)が売られています。種類と人数を伝えると、適量を切ってもらえます。今回我が家で用意したのは、以下の5種(写真撮り忘れました)。
- ナチュール(いわゆる普通のラクレット(チーズ)。これ定番)
- シェーブル(山羊のチーズ)
- ブルー(青カビタイプ)
- トリュフェ(ナチュールにトリュフが入っている)
- ムター(ナチュールにマスタードが入っている)
お店にはそのほか、フュメ(燻製)や、ハーブ入りなどもありました。
いろいろな味がありますが、食べ比べてみて思うのは、ムターなどの味付きのチーズよりも、基本のナチュール、シェーブル、ブルーが一番美味しいということ。
基本のラクレット(チーズ)にはブルビ(羊のチーズ)もあります。決して嫌いではないのですが、匂いがきつすぎてほかのチーズの持ち味まで殺してしまうほどだったので、以降我が家では購入しません。
普段は、基本のラクレット(チーズ)三種(ナチュール・シェーブル・ブルー)ばかり買っていますが、今回は普段と違う雰囲気を出すために、ムターとトリュフェも購入してみました。
ラクレットに合うワインは?
これはダントツで、シャルドネ白です。あっさりフルーティーな味わいとラクレット(チーズ)がとてもよく合います。
チーズ専門店の店員に聞いても、「ラクレットにはシャルドネだよ!」と答えます。
今回、カーヴまで買い物に行く気力がなかった我が家では、近所のスーパーで売っている6ユーロ弱のサヴォア産シャルドネを購入しました。
もともと、ラクレットは田舎料理なので、高いワインを合わせる必要はないです。安いシャルドネで十分美味しかったです。
ラクレットをする際の注意点!
とにかく、チーズの匂いが部屋じゅうに充満するので、寝室や各自の部屋のドアを閉めておくことです。換気の悪いお宅では、2日くらい匂いが残ります。
そして、消化を助けるために、ラクレットを食べている間はワインを一緒に飲むことです。食後酒も良いと思います。
最後に、決して食べ過ぎないことです。
ついつい美味しいくてお腹いっぱい食べてしまうかもしれません。しかし、食べ過ぎるとチーズの塩っけで喉がカラッカラに乾くし、胃が苦しくなります。特に、夜に食べる時には注意が必要です。苦しくて眠れなくなります。
私の場合は、なるべく夜ではなくて昼に食べるようにします。そして、食べる前に胃薬を飲んで、腹7分から8分でごちそうさまをします。もちろん、食中はワインを飲みます。
まとめ
事前に色々と買い込んだおかげで、24日と25日は家から一歩も出ずに過ごすことができました。
ラクレットって、いつも思いますけど、以外と早く食べ終わります。1時間もすればお腹いっぱい。
体調を壊さない程度に食べて、ゆっくりして、また明日から日常が戻ってきます。

早く日常に戻りたい!イベントは苦手ですが、いつも食べないものを食べる二連休と思って過ごすと、ちょっと気が楽になりました。
▼残ったラクレット(チーズ)は、冷蔵庫で保存して、年明けに食べました。

A bientôt!