Bonjour à tous! 渋柿@franceponaiseです。
随分前ですが,福島の原発事故の後に,日本からお子さんとお母さん2人だけで放射能避難しにきた家族がありました。お父さんは日本で仕事をして仕送りをしてくれているとのこと。
我が家も日日家庭であり,子供が同年代ということで,少し付き合いがありました。
ランチに誘われ,話を伺ってみると,最初は南半球に避難したのだけど英語での生活がうまくいかず,昔フランス語を少し勉強したことがあるので,フランスに移動してきた,とのことでした。
詳しくはお話になりませんでしたが,フランス移住のためのビザ申請にはフランス人の協力者がいたとのこと。
いろんな人がいるなー,と思いました。
思想的政治的なことは明らかにしません
その方は,放射能の危険性や自身の海外避難の正当性などについて話せる相手を求めているようでした。
しかし,私は放射能に興味がないし,政治的なことについて海外で知り合った人と話すつもりは全くありませんでしたので,いつもお茶を濁すような返答しかしてきませんでした。この手の会話が面倒なので,あまり接触しないように,2人きりにならないようにしていました。
他にどのご家族と親交があったのかはわかりませんが,母子で暮らし続けておられるのは他の人の話から聞こえてきました。
しかし,数年後,急に日本にお帰りになったと聞きました。その後もどなたかと交流があるという話は聞きません。
まとめ 同志のコミュニティーのあるところへ
お帰りになった理由は詳しく存じ上げませんが,移住の理由といい,母子での移住ということもあり,かなり浮いた存在ではありました。
今思い返してみると,同じ思想の仲間がいれば,海外での移住生活がもっとしやすかったのではないかなと思います。
特別な理由で,またはあまりない形態での海外移住の場合,同志によるコミュニティーがある国や地域を選ぶと,生活がしやすくなるのではないかと思います。そもそもフランスは原発ありますから,放射能避難には適していません。
東南アジアの欧米系インターナショナルスクールでは日本や韓国,中国からの母子移住が盛んと聞いたことがあります。
A bientôt!
