小学3年生目線でのフランスのリアルな現実!「フランスは二つのレベルにぱっくり分かれている」

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

うちの子供は、学校ではフランス語の世界、家の中では日本語の世界で生活しています。夢は日本語で見るそうです。二つの世界で生活しているせいか、片方からもう片方を眺めて時に鋭い指摘をすることがあります。

 

小学一年生の時には、クラスでフランス語の成績の良い子が、うちの子とアルジェリアからの移民のモハメドでした。つまり、クラスでフランス語のトップ2が移民だったというわけです。

 

この現状を、「遠くの国から来た子は、フランス語を一生懸命勉強しようとするけど、フランス人は家でも学校でもフランス語だから、勉強しようとは思わないのではないか?」と評しました。鋭い!たぶん正解です。

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フランスの公立小学校三年生の鋭い指摘

 

小学三年生ともなると、さらに周りを冷静に観察して、自分の意見を言うようになってきます。今日はこんなことを言いだしました。毎朝、10分間単語を覚える時間があるそうです。その時間で覚えた単語について、先日テストがありました。

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今回は40点満点中、39点だったとのこと。ほとんどの子は20点代で、自分が一番だったらしいと言っていました。クラスの中には全然できない子もいるらしい。算数の時間でも、簡単なことしかやっていないのに全然答えられない子もいる。一方で、フランスにもエマニュエルマクロンみたいな優秀児もいる。

 

そこで、本人が言うには、「自分は、学校では暗記する時には真剣に取り組むけど、他は全然がんばっていない。でもなぜか出来ている。勉強がわからない子は、先生に当てられても全く見当違いのことを答える。単語も覚えられない。フランスは、二つのレベルにぱっくり分かれているのだと思う。クラスで勉強ができない方のグループと、エマニュエルマクロンみたいなすごく優秀なグループ。自分やモハメドは、その真ん中くらいかそれよりちょっと下くらいじゃないかと思う。」

 

うーん、鋭い。自分やモハメドがどのくらいの位置にいるのかはさておき、フランスが二つのレベルにぱっくり分かれているというのはたぶん正解でしょう。フランスは身分社会。グランゼコールとそれ以外、ってよく言われますよね。よく観察しているなあと感心した一方、クラスでは力を持て余しているのだろうとも感じます。しかし、本人は「友達と遊べるし〜!」と言って、飛び級を断ったことは全く後悔していない様子。しかし、この調子だと、来年は考えないといけないかもしれません。

 

ちなみに、勉強ができない子を見下すとか、偉そうにするということは全くありません。成績についても、全く自慢するということはなく、こちらが聞かなければ言いません。いつも控えめです。親としても、クラスの中でよくできるからといって大仰に褒めるということもしません。「へぇ、そうなんだ〜」で終了です。

 

まとめ

 

日本でも子供が読み書きできなくなってきている、と学力低下が話題になりますけれど、フランスにおいても同じなのでしょうね。うちの子供が特別優秀なタイプだとは全く思いませんが、それにしてもそんな風に考えさせられるほど、クラスでできない方の学力はひどいのでしょう。

 

だから私としても、子供がクラスで優秀だと記事にしていて、それ自体は事実なのですが、実際問題それ自体にはそんな大きな価値を見いだしていません。正直言って、なんでこうなるのだろう!?と思います。今となっては、子供がバイリンガルな状態にも、大きな価値を見出していませんし。クラスで良くできることも、バイリンガルも話題に取り上げますが、日常生活においては全然特別感のあることではないです。

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きっと、エマニュエルマクロンみたいな人は、中学高校あたりから頭角を現して、うちの子供みたいな早熟タイプをあっ!という間に追い抜いて行くのでしょうね。

 

▼エマニュエルマクロンって誰?と思った方。この人です。

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勉強が苦手な子供に対して、ここはフランスですから、勉強が全然できなくても尻をひっぱたいて勉強させるということはしません。勉強したい子はすればいいし、苦手な子は何か好きなことを見つけて、そちら方向で生きていくことを考えればよいのです。派手にドロップアウトして犯罪者にならなければ良いのではないでしょうか。

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A bientôt!

この記事を書いた人

日本人一家でフランスに教育移住して10年近く。9月から念願の学生に。子供はコンセルヴァトワールで音楽をやりながらクワトロリンガルを目指す中学生。

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