Bonjour à tous! 渋柿です。
前記事 【海外移住とうつ】その19 うつ状態突入! 引越しの日にご近所Bの正体もバレる!からのつづきです。
無事に引越しが終わりました。引越しって本当に大変ですよね。荷物を所定の場所に置いたら、段ボールを処理して、足りないものを買い足したりしなくてはならず、なかなか落ち着いた生活が訪れませんから。
引越しの疲れもあってか、私のうつ状態は急にはよくなりませんが、ホッとして気持ち的にはずいぶん楽になりました。
子供の通学路も変わったので、登下校にまつわるストレスも激減しました。子供も大きくなってきたので、上級生に押されてけがをする、という心配もなくなりました。

徐々に生活を整えていって、足りないものを買う際には「ちゃんと運んでもらえるか?」という新たなストレスもあったのですが、それもなんとか乗り越えて、半年もするとかなり生活が落ち着いてきました。
そんななかで生活に取り入れたのが、歩くことでした。単純ですが。主婦ですから、ついつい家の中で過ごしてしまいがちです。ジョギングは大変なので、ウォーキングを少しずつ始めました。
それから、寝る前にユーチューブを見ながらストレッチやヨガをやってみました。
お昼を食べる時には、好きなユーチューバーの楽しい番組を見ながら食べるようにしてみました。ユーチューブ上には、たのしい動画、為になる動画がたくさんあります。
趣味の集まりにも行ってみることにしました。
環境の変化とも相まって、亀のようなゆっくりのペースで、状態がよくなっていったのでした。
そして、引越ししてから1年くらいすると、かなりの手応えを感じました。しかし、嫌なことがあった日にはとても気分が落ち込んでまたうつをぶり返すのではないか?と心配にもなりました。この頃はまだ、朝もなかなか起きられませんでした。子供にもイライラしました。
しかし、さらにそこから半年以上を経たある日、寛解を実感する日を迎えることとなりました。


引っ越しをしてからウォーキングを始めて気分が上向きになってきたからとはいえ、急に無理する生活には戻れませんでした。状態は、亀のようにゆっくり、良くなったりまた悪くなったりを繰り返しながら良くなっていったと思います。
去年の夏頃、偶然のなりゆきでお酒をやめたことも寛解への大きな原動力になっていたのかもしれません。ユーチューバーで精神科医の樺沢先生によると、飲酒をしているうちは精神疾患は良くならないそうです。

そして今は、長いトンネルを抜けた、と実感しています。朝も起きられるし、日本人とも前よりは積極的に付き合ってもいいかな、と思えてきたし、趣味の集まりにも顔を出しているし、フランス語の勉強も再開して軌道に乗せることができました。

月並みですが、抜けないトンネルはない、といいます。長かった、けど、抜けることができました。もし、同じような状況で辛い状態にある人も、そのうち抜けますので、あせらず頑張らずに歩んでいってくださいね。
A bientôt!